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2019/03/14(木)に投稿された記事
ハルヒをこちょこちょ その2(2)
ハイボールが美味い、鳥からがうまい、そう言うお店です。
だれか一緒に飲み行きたいっすよねーエロ小説です。
ハルヒ!長門が責めるよ!の導入です。
秘密組織や極秘機関よりもちょっと斜め上ではあるが情報統合思念体と言う既に形すら捨て去った高度知性体が古巣のお二人方。
最近、この親玉である思念体は地球のカルチャーを意欲的に吸収し、過去には一世代昔のファンキーDJ、今やアニメや漫画の知識をも吸収し、最近のトレンドはにわかのお笑い芸人かぶれ。
『【マジ○ガーZ】と【マンドリルだぜー、っと】って似てるよね』とか良く分からない事を口走り、長門は無の境地、ツボが良く分からない朝倉はクスクス笑い。
さらには、とりあえずハルヒは監視しないといけないけど多分大丈夫そうだから、長門には洋書ばかりではなく漫画を読ませようとしたり、真剣に嫌がる朝倉には特別優先命令としてどエロ漫画を買いに行かせる始末。
ようやく帰って来たかと思えば、耳まで真っ赤にして「マ○グリ体操第一!」と剛速球ストレートな題名の紙袋に溢れんばかりのエロ本を買い込んで来た朝倉は、ハラリハラリと涙しながら「もうお嫁に行けない……」と玄関にパタリと横たわる始末。
ハルヒの想像する真面目な組織とはかけ離れてはいるが、長門と朝倉は確かに一般人とは違う特別な境遇にある事は間違いない。
間違いではなかったが、彼女たちの生誕の秘密が現状を打開するきっかけとなり得るか、と言われるといささか不安である。
「わ、私だって一応は女子高生って肩書なのよ!長門さんの家で毎日飼われてるみたいなものだけど!」
「問題ない。ここで頑張れば有希ちゃんポイント大量ゲットのチャンス」
「うぐぐ……」
唇を噛みしめる朝倉、有希ちゃんポイントなる聞きなれないポイントシステムにハルヒも興味津々である。
この有希ちゃんポイント、おそらくご存じない皆様には説明しなくてはなるまい。
長門の部屋でのみ取得可能このポイント、「長門の言う事をちゃんと聞けたかどうか」と言う長門の主観と気分と思いつきで加点され、100ポイントが貯まるとちょっと嬉しいご褒美がもらえるのである。
今まで朝倉は毎晩のように行われる妖しい刺激に耐えた事で3回の100ポイントゲットを達成しており、1回は長門と共にプライベートビーチへ、1回はお料理本セットご購入、そして1回は長門と行く湯けむり探訪の旅と、なかなか豪華な品揃え。
朝倉にとって唯一の抵抗でもあり、同時に長門とお友達として旅行をしたり、ちょっと贅沢な買い物が出来るチャンスでもあるのだ。
「また、これには当該生命体に関する学術的調査を含む。この研究には朝倉涼子の協力が不可欠、あなたが必要」
朝倉の目つきが変わった事をハルヒは見逃さなかった。
普段は長門の家で文字通り「飼われている」ような生活、料理に洗濯と家事全般をこなしても長門は「そう」としか言わず必要とされているのか、本当に自分はここにいて良いのかと不安を募らせる事もあった。
その朝倉にあって長門の「必要」と言う言葉は何物にも代えがたい福音であり、同時に長門が自分を認めてくれる数少ない機会でもあった。
「そ、そう?まあ私じゃないとダメって言うなら協力してもいいけど?」
鼻息荒く隠そうとしているが喜びが全身から溢れ出さんばかりの朝倉、長門は相変わらずの無表情だが、その瞳はまるで朝倉にすがるような色彩を帯びている……ようにも見えなくもない。
ハルヒは「うわ、ちょっれえ」と心の中で思いつつ、あの触手の責め苦に苛まれようとしているのに余裕の表情の朝倉を思い、2つの仮説を立てていた。
1つは朝倉が秘密組織の組織員である以上、長門も同じ立場であると考えられる。
長門の家で「飼われている」とは一つの表現で、実は二人はこのような事態に冷静に対処するため日々訓練を積んで来た、と言うものである。
あのくすぐったい拷問のような時間が始まるとなれば、さすがのハルヒも顔をしかめてしまう。
しかし、朝倉は喜々として自ら進んで刺激に身を投じようとしているのが最大の根拠である。
もう1つは、朝倉と長門は実はものすごく仲が良くて、しかし長門は自分の感情を表現する事が不得意、その長門を無意識に支えたいと思う朝倉は自分の身に生じるエッチな事態を顧みず、ただただ「長門を支えたい」一心でくすぐり地獄に身を投じようとしているのではないか、と言うもの。
ただ、この場合も仲が良いのは二人が秘密組織の組織員であるからで、高校生とは仮の姿と言う説に変わりは無い。
「ありがとう。これより、あなたの体と触手を接触させる。挙動及び分泌される液体の構成要素を調査すれば、当該生命体をより知る事が可能」