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2019/03/16(土)に投稿された記事
ハルヒをこちょこちょ その2(3)
鼻毛を伸ばす事に全エネルギーが注がれると言う理不尽、放っておくと真剣に息ができなくなる。
鼻毛の脱毛がないものかと相談しても今のところほぼ100%吹かれる現実。
これらを前にして達した結論は「鼻毛カッターの購入」でした。
でも聞いて、3週間前に買った鼻毛カッターは先ほど壊れてしまいました。
壊れたって言うか使ってたら分解してしまいました。
どれほどの負荷がかかったと言うのか、と言うか俺の鼻毛はそんなに高負荷をかけるほどに度し難い存在なのか。
いや、鼻毛って意外とみんな切り忘れるでしょ?
抜いたら抜いたでたまに鼻の中腫れちゃうし、出来れば切りたいじゃん?いや、切らなくていいぐらいの成長速度ならもっといいんだけどさ。
エロ小説です。
ハルヒをこちょこちょ!
ちなみに、書いてる小説のテーマは「いかにハルヒをキュートにできるか」でございます。
タッパーに押し込まれていた触手、先ほどまで手の平ほどのサイズだったそれは、今や朝倉の身長に迫らんとばかりに巨大化していた。
ぐちゅぐちゅと音を立てながら滴る粘液、それはタッパーなど既に破壊して部室の一角にまさしく「巣」と表現するに相応しい有様で肉壁を広げていたのである。
「なお、当該生命体は――」
「『なお』じゃない!!なにこれ!?思いっきり成長して部室内を住処としてるじゃない!」
もはや、形成された肉壁は壁にまで広がり触手がにょろにょろと蠢いていた。
てらてらとネットリとした光沢を放ち、そこからは異臭こそしないものの生臭さが漂い出しており、先ほどの会話していた時間だけでこれほど巨大化するとあっては、さすがの朝倉もお手上げである。
「このタッパーは『培養しちゃうよ有希ちゃん2号』と呼称。意図的に触手を成長させた」
「人知れずおかしなマシーン作らないでよ!どうするのよコレ……」
恐ろしげな音を立てて肉壁が触手が、獲物を待ち構えるように動き波打っている。
ここに今から自分が入るのかと思うと背筋がゾクッと寒くなり、こんな物に取り込まれたら二度と脱出出来ないのではないかと不安がよぎった。
「……戻れるんだよね?私」
「問題ない。当該生命体の性質を一部変更してある。あとは接触するだけ。あなたならイケる」
朝倉は何かを言おうとしたが一瞬考えて、大きくため息をつくと肩を落とした。
何を言っても触手に飛び込む未来は変えようがなく、この何とも形容が出来ない長門の透き通った瞳で見つめられると何も言い返せなくなる。
仕方ないと言った様子でゆっくりと足を進めて行く朝倉、触手に踏み込もうとしたが踏みとどまり、履いていたサンダルをポイッと脱ぎ捨てる。
肉壁にに踏み入れると相変わらずのヌルヌルとした感触と共に、指の足の間に入り込む気持ちが悪い生暖かい感触。
さてもう一歩、と言う所で朝倉の腕に触手が1本絡みついたかと思うと、グイッと引き寄せられる。
「あぅっ!ま、まだ心の準備が……!」
言い終わるよりも早く朝倉は触手を背にする姿勢となり、彼女の汗や粘液で濡れた水着、水着である以上どうやっても隠せない無防備に露出された肩、脇腹、太ももに次々と細い触手が絡みついて行く。
触手は親指ほどの太さの物もあれば小指ほどの物、それよりずっと細い物など多種多様であり、これらが次々と朝倉の体へと巻き付き覆い尽くしていく。
不安げな顔つきのまま、されるがままに触手たちの歓迎を一身に受ける形となっている朝倉、露出の多い水着姿であるが故に触手の感触がダイレクトに伝わって来ると思わず悲鳴を上げそうになるが、ぐっと堪える。
だが、一向に触手は彼女の肌をくすぐろうとはせず、ただただ覆い尽くすように絡みつく行動に徹していた。
「…ま、まだ始まらない……?」
「これが当該生命体に関して判明した事。生命体の上皮受容細胞を操作し探知機能を20センチに狭めた。この受容細胞は体温と同時に捕食対象者の観測による量子作用を利用している可能性がある」
そう言いながら長門はハルヒに手招きする。
何だろうと腰を上げて近寄るハルヒ、すると長門は彼女の耳元で『呪文』を唱えた。
長門の呪文、これは有機知性体コンタクト用インターフェースである長門の必殺技、その呪文は過去には朝倉の情報連結を解除し、物質を変換させ、果ては空間そのものを静止させタイムトラベルまでも可能にするSOS団の最終兵器でもある。
何でも可能な便利な魔法、それをハルヒの耳元で唱えた長門、一体何をされたのか分からずにハルヒはきょとんと不思議そうな顔。
「捕食対象者の観測は思考の強さによって変化する。この中で最も強い思考を持つ者は涼宮ハルヒ」
「つまり、涼宮さんが、その……コチョコチョされたいって思ったから、これがコチョコチョして来るって事?」
その言葉を聞いたハルヒはカァッと体が熱くなるのを感じた。
誰にも決して打ち明ける事がなかった自身が持つ趣向、それを曝露された恥ずかしさと同時に、その言葉に自分の体が何やら言い知れない感覚に包まれたような気がして、それが心地よいように思えたのだ。
説明が出来ない感情、平素の彼女であれば必死に反論していたに違いない。
しかし、今の彼女にはそれが出来ず、小柄な少女にそれを言い当てられ、それを朝倉に知られた事で恥ずかしくて仕方のないはずなのに。
心の中で表現出来ない感情が渦巻く、長門の言葉が言葉が心地よくすら思えている自分がいる、すぐにでも反論したいのに出来ない心の矛盾。
「涼宮ハルヒがくすぐられるのが好きであるなら、この説は肯定される」
そう言いながら、長門はそっとハルヒの露出された二の腕に指先をあてがう。
ビクッと体を震わせて身を飛びのかせようとしたハルヒだったが、なぜか出来ない。
それどころか指先一本、足すら動かす事が出来ずハルヒは混乱の眼差しを長門に送る。
「心配ない、肉体の動作を制限しただけ。声だけは出せるはず」
そう言いながら、長門はハルヒの肌理(きめ)の細かな二の腕に指先を這わせるように動かしながら、耳元で、まるで彼女の心の内を知り尽くしているかのように。
既に四肢だけでなく胴体も動かせずに、ただ長門に背後から語り掛けられる事しか出来なくなった哀れな少女と成り下がってしまった自分に、どこか興奮するような気持ちを胸の中で躍らせながら。
長門の問いかけを恐ろしく冴え渡った耳の奥、その鼓膜で一言一言確かめるように聞き取っていた。
「涼宮ハルヒ、あなたはくすぐられるのが好き?」
そう言いながら、長門がハルヒの腕の付け根へと指先を差し入れる。
むず痒い刺激、けれども我慢出来る刺激。
「くふ……そ、そんな事あるはずが……」
「声紋に明らかな動揺が見られる。嘘はダメ、あなたはくすぐられるのが好き?こんな風に」
指先を腕の付け根の中で動かし始める。
真夏の閉め切った部室の中、じっとしていても汗ばむような環境では腋の下は当然ながら汗に濡れている。
その柔らかな皮膚と皮膚の間で、汗を潤滑油とするように長門の指が、ハルヒの敏感な皮膚をつま弾くように刺激する。
「くくくくく……!そ、そんなはずっ…ぷっむぐぅっ!!」
「嘘は良くない、あなたの体は正直にくすぐりに悦んでいる」
長門はさらに指を腋の下の奥深くへと潜り込ませる。
汗でぬるぬるに濡れた皮膚によって秘められているその場所は、ハルヒが最もくすぐりに弱い部分。
その場所へ細い指先がモゾモゾと動きながら皮膚の間を蠢き、まるで彼女の秘密の場所を探求するように。
先ほどのくすぐりによってすっかり敏感になっていたハルヒの体、特に彼女が最も苦手とする腋の下をくすぐられて。
さらに、耳元では長門が相変わらず冷徹な声色で、冷酷な質問を投げかけ続けている。
「もう一度問う。あなたはくすぐられるのが好き?」
その小柄の少女が放つ言葉は鋭い切っ先のようにハルヒの劣情をダイレクトに刺激する。
普段はプライドが高い彼女だが、自分でも自覚している事ではあるが、かなり押しに弱い側面がある。
こんな事をしたら怒られるだろうか、こんな事を言ったら言い返されるだろうか、そのギリギリの瀬戸際のような部分で自分と駆け引きする事も少なくない。
彼女のプライドの高さは必ずしも自己愛では無く、せめぎ合う本心が生み出す欲求と実際の行動との間にあるギャップ、これを正当化しようとする彼女の必死な抵抗、その痕跡とも表現出来るかも知れない。
自分でも気づきかねていた感情、誰にも明かした事がない自分の本当の気持ち。
それを、あたかも知り尽くしているかのように、こんな事を言われたら堪らない事を知っているかのように。
長門は背後から妖しげな声色をハルヒの耳元でささやき、彼女の恥ずかしい秘密を暴露せよと責め立てて来るのである。
「ああぁっ!そ、そんなはず……きひぃっ!そんなのっ…!くうぅぅっ!!」
言えるはずがない、くすぐりと言う行為が好き、そんな事を自分の口から言えるはずがない。
けれども、耐える度に長門の指先は、ハルヒのくすぐられたら我慢ならない秘密の園、腋の内部でもにょもにょと踊り蠢き、くすぐられるのが大好きなのだと言う事実を認めさせようとむず痒い刺激を送り込み続けて来る。
その刺激はハルヒの心をくすぐったさと言う快楽で満たすように、それでいて少し物足りなく、こちょこちょと指先で神経を弾かれる戯れが生み出す感触に耐える事も出来ず。
「あなたの望み、あなたの強い思いを当該生命体は読み取り、あなたのが望む行為を実行している」
そう言いながら長門はハルヒの腕をさらに無造作に持ち上げると、開かれた腕の付け根に顔を近づける。
先ほどまで笑いと快楽に押し潰されんばかりに責め立てられ続けた余韻を残したまま、さらに長門の細く繊細な指先につま弾かれて、皮膚は薄く桜色に染まり。
長門はその隠されたハルヒの弱点に口先を近づけて行く。