前七夕です
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2009/07/06(月)に投稿された記事
博麗神社は今日も平和です その3
投稿日時:01:59:41|コメント:2件|》本文を開閉
ディレクトリ:(未完成)東方 - *博麗神社は今日も平和です
何を隠そう俺様は純和風なボーイド(過去形)ですから日常生活は浴衣中心です。
浴衣を着込んで縁側に座っての月見酒、愛用のサカヅキを傾ける度に庭から大量に押し寄せて来るヤブ蚊と全力で戦う、そんな毎日です。
このヤブ蚊、一般的な日本の庭に生息している蚊であれば蚊取り線香で十分に全人類を大勝利に導けるのかも知れませんが、我が家の庭に住んでいる蚊はひと味違います。
その全ての蚊がRPG-7で武装し、光学迷彩を施し、羽根にはサイレンサーを標準搭載しています。
しかも吸引力は通常の蚊の500倍、俺ほどの男でないと一瞬でエイリアン・アブダクションでもされたかのように干からびてしまう。
そんなナイスでグレイトな俺様ですが、くすぐり学園のDVDを買ってみてレビューすんの忘れてました。
うむ・・・何やら色々とアレやらコレやら様々な評判を聞くDVDですが、果たしていかがなものなのか、見てみての俺様の感想は・・・
いやー、俺には無理でしたー・・・タハー!
エロ小説です。
・・・そーいや、DVDの話しって前も書いたっけ。まあいいや。
霊夢×天子
こちょぐりにーたは天子ドM説を心の底から応援しています。
今回はかなり実験的でございます・・・
本文章は「上海アリス幻樂団様」により制作されたシューティングゲーム「東方Project」の二次創作物です。
夜空には満月を過ぎたばかりの月の青白い明かりと、無数に輝く星々がはたりはたりと瞬いて。
先ほどまでは微かに明るさを残していた西の空にも漆黒の帳が降ろされて、いよいよもって夜は更け始めていた。
博麗神社は人里からも離れていて、周囲には深々とした森だけが延々と続いている。
そんな境内に響く物音と言えば、ざわざわとした風の音、まだ虫の音までは聞かれない。
天界にも夜はあり、陽も昇れば沈むけれど、誰かの家にこんなに遅い時間までお邪魔しているなんて、私にとっては初めての事。
少しでも遅くなれば衣玖がプンプン怒りながら、私の手を引いて天界へ戻ろうとするけれど、今日はそんな心配はいらない。
いつも勉強勉強と口うるさくて、私に小言を言ってばかりいる彼女に、博麗神社に一晩だけ泊まりたいだなんて言ったら、きっと怒られるに違いない……
それを十分に承知して、それでも私は衣玖にお願いをしてみた。
一晩だけ、博麗神社に泊まりたい。
一晩だけ、霊夢と一緒にいたい。
『博麗神社に泊まりたい』
――きっとそんな事を言えば、衣玖の事だから『危ない』とか『総領娘様に何かあったら』と言ってばかりで決して首肯してくれるはずがない。
でも、それでも、私は博麗神社に泊まりたかった。
だって……霊夢が私を誘ってくれたのだから。
霊夢と出会ってからまだ日の浅い私、毎日のように博麗神社に通うようになって、最初はぎこちなかった霊夢との会話も最近では普通に交わせるようになった。
私の顔を見ると眉をしかめていたスキマ妖怪も、最近では私を見るとニコリと微笑んでくれるようになった。
天界では比那名居一族は不良天人だと言われてばかりで、宴にも誘ってもらえないけれど、この幻想郷は違う。
私のような異変の元凶になったはずの存在も、何もかもを受け入れてくれる幻想郷。
幻想郷に意志があるのかどうかは分からないけれど、確かに霊夢は私を受け入れてくれている。
でも……私がそんな事をいくら言ったところで、衣玖が認めてくれるはずがない。
そう思っていた。
だから、あの衣玖が、私が外泊をする事を認めてくれた時は正直、驚いた。
もしかしたら、私に呆れてため息混じりに頷いてくれただけなのかも知れないけれど……
「どうしたの、ぼんやりして」
朱色のサカヅキを傾けながら、霊夢がおかしそうにポツリ。
霊夢が口にしているお酒は、この博麗神社で醸造された自家製酒。
米粒が申し訳程度に残された濁り酒で、トロリとしてさっぱりとした甘い味。
その色は白濁の酒では私も見た事のない浅い桜色。
聞けば、この酒は博麗神社の神事や祭事の時にだけ振る舞われる、幻想郷では『幻の酒』なのだと言う。
私もサカヅキに注がれた桜色の濁り酒に口をつける。
口に含むと、すっと抜けるような米の香り。
舌に本当に僅かにピリッと感じるのは、このお酒が十分に熟成されている証拠。
少しだけの苦みと甘み、そして不思議と残らない強めの香りと相成って、まるで私が大好きな顕界のお菓子のように喉を通ってしまう。
一口含み、コクリと飲み込むとふんわりとした感覚がお腹の中から広がっていく。
いつもはそんなに沢山はお酒を飲まないけれど、このお酒は別。
「このお酒……すごい美味しいなって……」
サカヅキを両手に持って膝の上に置き、右横に座る霊夢の顔を見る。
月白の色に照らされて、ほんのりと赤らんだ頬と、端正な顔立ち。
いつもは朱色の巫女装束を身にまとっている彼女だけれど、白衣(びゃくえ)を着込んだ姿を見るのは初めて。
透き通るような月明かりと、その明かりと同じ色をした白衣、色の薄い肌。
その白衣にも袖がないのは……もしかしたら博麗の巫女に代々伝えられる風習なのだろうか。
「ふふ……ありがと」
にこり、微かに肩をすくめるようにして小さな微笑み。
油皿が灯す褐色の明かりと、月から送られる白い明かりが混ざり合い、境内の植木や景石(けいせき)は鼠色に照らされて。
それを背後にしてサカヅキを傾ける霊夢は、同性の私から見ても、神秘的なほどに美しかった。
「?」
ぼんやりとして見とれてしまった私の顔を覗き込むような仕草で、霊夢が小首を傾げる。
私は慌ててサカヅキに口を付けると、コクリコクリと酒を喉へ送り込んだ。
……頬が紅潮したのをお酒のせいにしてしまいたかったから。
そして、このお酒が本当に美味しいから。
「そう言えばさ」
霊夢が透き通るような瞳で私を見つめながら、小さく言葉を放つ。
「ん?」
なるべく普通に、なるべき平静を装って、受け答える私。
「天子のその……寝間着、可愛いわね」
ドクン!
胸の中で心音が耳を突くほど大きく跳ね上がってしまった。
慌ててサカヅキを傾けて多めに酒を喉へ送り込む。
サカヅキに注がれたお酒をすっかり空にして、心を落ち着かせるように大きく息を吸い込むと、少しだけ冷たい空気に喉に残ったお酒が香った。
「…え、あ、あ…あ、あり、あ、ありがとう」
必要以上にどもってしまいながら、必死になって言葉を吐き出す。
お酒のせいだけではない火照りが体中に広がっているのを感じる。
耳まで真っ赤になっているかも知れない、恥ずかしくて、だけで嬉しくて、だけど、やっぱり恥ずかしい……
情けない悲鳴を心の中で上げながら、顔を上げるに上げられず、空になったサカヅキに視線を落としたまま。
チラリと霊夢の顔を見て、私は再び慌てて視線をサカヅキに戻した。
「ふふ……そんなに照れなくてもいいのに」
その瞳には優しげな光り、薄い唇が緩んで、私の反応がそんなに可笑しかったのか小さな笑いを含めていた。
か、可愛い……
私が、可愛い……
天人として長い間を生きて来た私だけど、一度として『可愛い』だなんて言われた事はなかった。
『お似合いですね』なんて言葉は社交辞令みたいな感じで、よく聞いていたけれど、可愛い……
「そ、そ…そ、そうかなぁ…あ、ありがとう……そ、その……でも…」
恥ずかしい!
だけど、それが堪らなく嬉しくて、頭の中で色んな思いが忙しなくグルグルと駆け回る。
「本当に可愛いわよ?」
ドクン!ドクン!
胸の中で心音が高鳴り、顔が益々赤くなっていくのが分かる。
や、やめて……
「その松葉牡丹の花の柄も素敵だし、藍色の生地も天子にぴったり」
ドクッドクッドクッドクッドクッ!
いよいよ心音を耳の奥で聞くほどになり、汗が額から滲み出して来る。
恥ずかしい……やめて……
「その袖の所の紅色の刺繍も……とても可愛い」
霊夢の嬉しいやら恥ずかしいやらの言葉に赤を真っ赤に染めながら、私はサカヅキに必死になって視線を降ろし続ける。
二の腕は、その付け根の僅かに手前までしか丈のない袖口。
実はこの寝間着を選んだのには理由がある。
それは、少し前に、私が博麗神社で見た、霊夢と萃香の間で交わされた戯れ。
萃香を膝の上に抱いて、その腕の付け根をこちょこちょする霊夢の表情……
笑い転げる萃香と、その反応の一つ一つを楽しむような笑み。
萃香は良く博麗神社に来ると聞くし、霊夢とは、私よりもずっと長い付き合いをしているのは知っていた。
でも、霊夢がその笑みに含めた感情を、私は少しだけ感じ取っていた。
そして、あの行為を見ていた時、私の中に生まれた不思議な感情。
萃香がコロコロと笑い転げ、その転がるようにして笑う彼女をこちょこちょし続ける霊夢の指先。
最初は恥ずかしそうに萃香を膝の上に抱いていた霊夢。
萃香が笑い声を上げる度に、その顔に浮かぶ笑顔に不思議な色が浮かび始めて……
まるで萃香に笑い声を上げさせる事を楽しんでいるみたいで。
私がもし、あんな風に霊夢に悪戯をされたら、一体どうなってしまうんだろう?
我慢できるのだろうか、そんな不安、それと同時に沸々と沸き上がった不思議な興味。
「本当に可愛い刺繍……肌の色も真っ白。きれい……」
そっと、霊夢の指が私の袖口に触れたのを感じる。
普通に触れただけなら、きっと何も感じなかったはず。
でも、霊夢はまるで私の二の腕の内側にわざと指が当たるみたいにして、二の腕と袖の境界をなぞるように刺激する。
「……っ!」
ピクッと体が勝手に反応してしまう。
細い霊夢の指が、私の二の腕の内側をサワサワと撫でる刺激に、久しく忘れていた感覚を思い出す。
それは、少しだけ甘い感覚。
「この刺繍、袖の裏側ってどうなっているのかしら?」
響くような……まるで妖艶さすら漂わせるかのような霊夢の言葉。
本当に微かに呂律が濁っている言葉尻に、酔いを香らせる。
もぞもぞと二の腕の内側の袖に潜り込んでくる霊夢の指先。
刺激に弱い柔らかな皮膚と、袖の間で霊夢の指先が動き回る……
人差し指と中指が、優しく、丁寧に。
「…あ、あっ……れ、霊夢……」
二の腕から袖に入り込んだ霊夢の指先から送り込まれる、軽いくすぐったさ。
まだ愛撫と呼ぶにも弱々しすぎて、だけど、とても甘い感触が広がっていく。
心地よいけれど、なんだか恥ずかしい感覚。
我慢できるけれど、少しでも気を抜いたら思わず、腕を胴体に押しつけてしまいそうになる。
だけど、私はそれを我慢する。
でも……恥ずかしい。
霊夢が私の二の腕をなぞっている。
袖口から入り込んだ彼女の指先は、きっと私の腕の付け根を目指している。
「あ……れ、霊夢…っ…わ、私のそこ……あ…っ…あ、汗、かいてる……」
恥ずかしくて、くすぐったくて、だけど、それが嫌じゃない。
サカヅキを見つめ続けていた視線を上げて、私の右の袖口を相変わらず弄り続けている霊夢の顔を見る。
月白の明かりは、その色と同じ彼女の白衣を包み込むようにして照らし、そこから伸びる細い腕が、私の袖口と、私の手首を軽く握っている。
その顔は、少しだけ赤みを帯びているけれど、その瞳に宿るのは妖しげな色。
口元には萃香との戯れの時に見た、同じ微笑み。
「大丈夫、肩に力入りすぎだから、力を抜いて」
刺繍の糸目を見るだけではなかったのだろうか……そんな無粋な事を私は決して口にしない。
それが、霊夢の口実でしかない事を知っているから。
私がこの寝間着を着込んでから、霊夢が私の両腕の所ばかりを見つめているのに……気づいていた。
その視線がとても恥ずかしくて、だけど、どうしてか少しだけ嬉しくて、温かくて。
普段着込んでいる寝間着は、少し厚手の夜着。
天界には四季がなく、袖が短い寝間着を着る必要もない。
「れ、霊夢……」
思わず怯えたような視線を送ってしまう。
それは、久しく忘れていた『くすぐったい』という感覚を思い出し始めた不思議な気持ち。
加えて、二の腕の敏感な部分を指で撫でられて、それに合わせるように胸の中で鼓動が高鳴っていく不安と、期待。
「天子、こういう事、された事ないの?」
とても優しく、それなのに、とても……とても甘い言葉。
霊夢の問いかけに、私は何だかとても恥ずかしくて仕方なくなって、俯きながらコクンと頷くだけで精一杯。
「ふふ……大丈夫よ」
そう言いながら、霊夢の指がもぞもぞと蠢き、二の腕から私の腕の付け根へと入り込んでくる。
汗で濡れた腋の下の皮膚を指で弄られる感触は、とても不思議で……だけど、とても恥ずかしい。
「ひゃあ!?」
腕の付け根に霊夢の指がニュルンと入り込む。
唐突の刺激に、体がビクンッ!と跳ね上がるようにして反り返りそうになる。
思わず腕を胴体にグッと押し当てようとするが、それは出来なかった。
何故なら、霊夢の左腕が絡みつくように、私の右腕と胴体の間に入り込んでいるから……
僅かに開いた腕の付け根の隙間で、霊夢の指が……私の腋に触れているのを感じる。
でも、その指先は優しくて、時々ほんの少しだけ動く程度。
まるで、柔らかな皮膚の感触を楽しんでいるみたい。
「ふふ……天子、ココ弱いみたいねぇ?」
すごく意地悪っぽい口調。
くすぐったくて、汗で汚れた腋の下に触れられている事が恥ずかしくて、私はギュッと目をつむってしまう。
「大丈夫、初めてなんだし……優しくするから」
ドッドッドッドッドッドッ!
心臓が口から飛び出しそうになるほど激しく鼓動する。
恥ずかしい……だけど、霊夢の優しげな言葉が嬉しくて、でも……
分かんない……分かんないよ!
自分の気持ちが…どうしたらいいのか、どうやって受け答えたらいいのか……
『よろしくお願いします』
『やめて』
『早くやって』
『助けて』
『そんなに優しくしないで』
そのどの言葉も、きっと一つとして正解じゃない。
だけど、きっとどの言葉も、全て正解に近い。
「じゃあ、最初は軽くやるわね?」
霊夢の指が、腋の下の中でクニクニと動き出す。
唐突のくすぐったさ……え、く、くすぐったい!?
「ひ……ひゃあああッ!?」
唐突に腋の下から沸き起こる、笑いたくて仕方のない感覚に全身が踊る。
柔らかな皮膚の間を、その汗で濡れた皮膚を……霊夢の指がまるでかき混ぜるみたいな動きで動き回っている……!
「ひっ…ひぃぃっ!ひゃぁぁぁぁっ!ひっ…くくくくくっ…く、くすぐったいぃッ!」
腋の下がまるで踊るみたいにして震え、全身を笑いが包み込んでいく。
腋の下をたった2本の指で弄られているだけなのに、それがこんなにくすぐったいなんて!
くすぐったい、くすぐったい!くすぐったい!!
「ひいぃぃっ!ひっひぃぃッ!!あっ…やぁぁぁぁぁッ!?くすぐったいぃぃぃッッ!!」
「ふふ、いい反応。そんなに弱いんだ?」
霊夢の言葉が耳元に聞こえて、恥ずかしくて仕方ないのに……
腋の下をくすぐられて、まるでその刺激から逃れようとするように体は動くのに、意外なほどガッチリと右腕にしがみつかれて、霊夢から離れる事もままならない。
それどころか、笑いが次から次へとわき起こり、恥ずかしさを次々と上塗りしてしまう。
「うはははははははははは!ヤダァァァッ!いひひひひひひッ!?ひゃぁぁぁっははははははははははははッッ!!」
腋の下がおかしくなる!
頭の中で、この激しいくすぐったさを何とかして抑え込もうと様々な思考を巡らせるが、一向に良い案に思い当たらない。
くすぐったすぎる!!
「ひゃぎゃぁぁぁァぁぁッ!!あーっははははははははははははッッ!れいむぅぅぅッ!ああぅぅぅッくひひひひひひひひ!!やめ…やははははははははッッ!やめ…やめぇぇぇぇぇぇッッ!?」
足を床の上でばたつかせる。
くすぐったさの中で、必死に夜の闇に包まれた庭に視線を向けると、そこには私の心情とは逆にひたすらの静寂が続いていた。
「あひゃひゃひゃひゃ!?お、お腹がぁぁぁッ!?くくくくくくくくっ!わ、腋やだぁぁッッ!わ、わきぃぃぃぃッ!腋やめてぇぇぇぇッ!!!」
「ふーん、腋の下が弱いのね? 安心して、腋の下ばっかりいじり続けてあげるから」
腋の下以外だったら責められても…もしかしたら我慢できるかも知れない。
だけど、腋の下を指でグニグニされる刺激は、どうしても我慢する事ができない!
笑いが起こり続け、さらに今吹き上がっている笑いの次には、さらなる笑いが待ち受けている。
その笑いは、私の口から吹き出したくて堪らないかのように、腋の下の中で暴れ回り、のたうち回り続けている!!
おかしくなる!おかしくなる!!
「ひゃはははははははははははは!!ひゃっ…ひぎぃぃいひひひひひひひひひひひひひッッ!!く…苦しいぃぃぃぃぁぁあはははははははははははははははははッッ!!」
笑いすぎて息が……息ができないッ!
体中がくすぐったさに翻弄されて、勝手に動き回ってしまう!
それなのに、それなのに霊夢の指は私の、本当にくすぐったくて死んでしまいそうな腋の下を、じっくりと、激しく責め立て続けていた。
「ぎゃひゃひゃひゃひゃぁぁッ!!あはぁぁッ!!あはははははははははははははは!!ぁ…や、やめ!やめ…やひひひひひひひひッッ!ひぎぃぃぃぃぃぃッッ!!」
くすぐったい!
助けて!
腋の下がぁぁぁッ!!
くすぐったさを久しぶりに感じた私は、腋の下から送り込まれる私を無理矢理に笑わせようとする刺激の正体を懸命に探ろうとしていた。
くすぐったい……その感覚が一体どこから…ああっ…何考えてるんだ私!?
「ふふ、こんなに汗かいちゃって。顔も真っ赤っかね。ねぇ、楽しい?」
楽しい!?
そんなハズがない、くすぐったくて、笑いたくもないのに笑わされて楽しいはずがないじゃない!
そんな事より腋の下をいじるのをやめて!!
くすぐったすぎておかしくなる!!
助けて……もうくすぐらないでぇぇッ!!
「くひいぃぃぃぃぃッッ!!!あぎゃぁぁぁあァぁ!くすぐったぃぃィぃッッ!?腋がぁぁぁッッ!ああっ…わきはぁぁぁぁッッ!!」
お願いもうくすぐらないで!
助けて……腋の下から指を抜いて!
私の腕に抱きつかないで…くすぐったいのから逃げさせて!!
「腋の下の中もびっちょびちょね。ふふ、本当に弱いんだ?」
霊夢が耳にふぅっと息を……ッ!
ああっ…耳はぁぁぁぁッッ!!
「いひひひひひひひひひひひひッッ!か…勘弁してぇぇぇぇぇッ!あぁぁぅぅっっ…あぁははははははははははははははははははははははははははは!!」
息が…息がぁぁぁッッ!!
くすぐったいよぉぉぉぉッッ!
頭がおかしくなる!気が…気が狂うッ!!
助けて……もうくすぐらないでぇぇぇッッ!
腋の下が変になるよぉぉッ…く、苦しいっ…!くすぐったい!!!
「ぎゃぁァぁあァははははははははひぃははははははははははははッッ!!!あーっはははははははははははははははッッ!!」
霊夢が再び耳に息を……あっ…くっ…首筋に…あぁっ…!
首筋に霊夢の舌がそっと触れて来る!
「んー……あへへひっひょひへぇ」
ああっ…あああああッ!何言ってるのか分かんないよ霊夢!!
少し分かるけど…だけど良く分かんないよぉぉぉッッ!!
生暖かい霊夢の舌が首筋の敏感な場所をペロペロしてくる刺激が、腋の下から送り込まれる刺激と相成って、強烈なむず痒さとなって全身を貫く。
うなじから首筋、鎖骨の辺りまで舌を這わせ、再び首筋をヌルヌルとした舌先が……あああッ!
助けて…くすぐったい…!くすぐったいよぉぉぉッッ!!
「うははははははははははははははッッ!あははははははははははっ…あ…あはひぃぃィぃぃ…ぎひゃぁァぁあアァぁぁぁッッ!!!あひゃぎゃぁぁァぁあァぁぁぁッッ!!!」
足が床を蹴り、全身がガクガクと震えて止まらない!
腋の下が…首筋が…そして時折耳に吹きかけられる息が…全部がくすぐったい!!
腋の下だけでもせめてやめて!!
「ぎゃぁぁァぁあァッッ!!わひゅぎぃぃッ!?わひゅゃめでぇぇぇええはははははははははははははははッッ!!!」
言葉にならない言葉ばかりが口に出る…!
こんなにくすぐったいのに、こんなに腋の下が変になりそうなのに、『腋の下をやめて』と言えないッッ!!
助けて…もう腋は!!腋ばかりやめてぇぇぇッッ!!
「はひひっへんはは、ひゃはふはひはへ」
ペチャペチャ……
耳元に聞こえる霊夢の舌が私の皮膚を舐める音……
唇が…舌が、私の首筋をペロペロして止めてくれない……
チュッ…ッ…ヌチュッ……
この音は腋の下を刺激する霊夢の指が、汗に濡れた皮膚をくすぐる音……
ああっ…助けて…助けて!助けて…おかしくなる……おかしくなっちゃうよ!!
「ひゅぎぅぁぅぅぅぅぃぃっッ…!いぎぃぃぃっ…!ぎひひぃぃィィぃぃッッ!!むひゅひひひひひひひひひひひひひひひひッ!ぎひひひひひひひひひひひひひひひッッ!!」
「んぅ…ぷはぁっ! うーん、すごいわね……萃香より敏感かも」
何かが糸を引くみたいな水っぽい音と共に、霊夢の言葉が耳元に届く。
必死に霊夢の顔を見上げたいけれど、もう私はそれどころじゃない……くすぐったくて本当に死んでしまう!!
お願い…霊夢お願い…霊夢…霊夢…願い
願い…くすぐらないで…腋の下だけはやめて…たすけて…腋の下をたすけて……
助けて…霊夢…くすぐったい…助けて…たすけて…たすけて……
「はぎゃぁァぁはははははははははははははははははッッ!!!いひーぃぃィイィひひひひひひヒヒひひひひひひひぃぃッ!ひゃぁぁははははははははははははははははははは!!!」
たすけて…れいむ…たすけて……
たすけて…くすぐったい…腋の下が……
腋の下がくすぐった……たすけて……
たのしい…たすけ……くすぐったい……
もっとやって…助けて……くすぐったい……
「むひゅぁァァアぁぁッッ!!!ぎゃぁぁははははははははははははははははははははは!!うははははははははははは!!むガぁァぁああぁッッ!?」
くるしいよ…
もっとやって…
たすけて…
やめないで……
くすぐったい…
たのしい……
たすけて……
腋の下やめて……
腋の下をおかしくして……
「ふふ……すごい顔。涎でびちょびちょ。ふふ……かわいい」
霊夢の…唇が…私の口を――ふさぐ
笑いが――逃げ出さなくなった――はは…
あははは……笑いが…出せないよ――
「むひゅぅぅゥぅぅッッ!むっくくくクくくクゥくくくくッッ!!ぶむぅぅぅゥぅぅうゥ……!!」
ははは……くすぐったい――
腋の下――いじられ て ……
おかし く なる…の――
舌が ね――入る の……
でも……ね…腋は ずっと――くすぐっ たい
はは……すごい 腋が――たのしい……
「むぶぅゥぅぅゥうゥッッ!むぎぅぅゥぅぅぅッッ!!」
ペチャッ…ちゅ……くちゅ……
水っぽ い
音――
する…… の
舌 入って
口の 中
息
でき ない
少し だけ
しか――でも
たのしい……
れいむぅ、楽しいよ
腋の下がね、とても楽しいの
れいむ、すごく面白いの
おかしくね、なっちゃうの
くすぐったいよ
れいむ、ずっとくすぐってね
腋の下がおかしくなっちゃってもいいから
いっぱい、わたしを
くすぐって
楽しくして
「むぅぅぅぅぅぅゥ……ッッ!ふぎュゥぅぅッ……ふっ…ふぎゅ――」
「……?っ…ぷはっ…!ちょ…天子!?天子!ちょ……」
あれ……腋の下が…くすぐったくなくなっちゃったよ?
霊夢……
どうして続けてくれないの?
霊夢
たすけて…
くすぐったい……
たのしい…
すごく眠い――
疲れたよ
霊夢
「ちょっと天子!天子!……え、気絶したの!?ちょ…そんな弱いって……天子!」
投稿日:2009/07/06(月) 02:06:13
わ~い、たのしみにしてたてんしのくすぐりだ~つづきをたのしみにまっています~
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