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2010/05/09(日)に投稿された記事
「くすぐり」を真剣に考える
どのようなシチュエーションで、どのような道具を用いて、誰を責めるのか。
よりよいエロ、フェチフェチ大魔王たる名誉(不名誉?)ある称号を獲得するためには、くすぐりフェティシズムを有する自分の心理を良く知ることも大切であると言えるでしょう(ほんとかよ)。
自分の足下にこそ、事実が隠されていることは往々にしてあるものです。
そこで、今回は「くすぐり」について真剣に考えてみました。
ごめんねアホで。
「くすぐり」を行われることで「笑い」が生じる原理は、自律神経と関係があります。
自律神経とは植物性機能を担い、体性神経が持つ動物性機能と共に末梢神経系を構成しています。
自律神経は交感神経と副交感神経からなっていて、
交感神経は「緊張」を、
副交感神経は「弛緩」を司ります。
腋の下や脇腹など、身体にとって重要な箇所(危険部位)には、自律神経が皮膚のすぐ下に集中しているため、この部位に外部刺激を加えられることで、体性:内臓反射が生じます。
体性:内臓反射によって、交感神経が優位状態になり、それを鎮めようと副交感神経が優位状態となるのですが、「くすぐり」は侵害性刺激(痛覚)ではありません。
結果として、自律神経を司る大脳は、「ヤバイ!」(交感神経優位)と「ヤバくない・・・」(副交感神経優位)が頻繁に入れ替わる状態を作り出してしまうのです。
この交感神経と副交感神経の頻繁な入れ替わりは「笑い」でも同じ作用をもたらすことが知られており、これによって生物は「くすぐり」による混乱により「笑う」のです。
■精神医学に見る
「くすぐり」と呼ばれる性癖、精神医学ではどのように扱われるのでしょうか?
「くすぐりフェティシズム」と呼ばれるものは、パラフィリア(性的倒錯)の内、性目標倒錯として分類される心理です。
性目標倒錯とは、「性交」を最終目標とせず、性行代替行為によって性的満足を得ることが出来ることを言います。 私のことか。
これらは、SMとしてカテゴライズされる場合が多いのですが、サディズムとマゾヒズムを明確に区別しない場合、正確にはSMとは分類できません。
くすぐりフェティシズムを始めとして、SMやフェティシズムとして分類される多くの性的嗜好は「性行」と同等の役割を持っているのです。
ちなみに、このパラフィリアという言葉、適用範囲は極めて広範囲です。
呼吸、発汗、飲食、発語、衣服、すべてにおいてパラフィリアとして定義が出来てしまうのです。
これらを総じて病理と定義した場合、健常な生物は地球上から誰一人としていなくなってしまうでしょう。
■「くすぐり」には慣れられない?
この議論は、くすぐりフェティシズムを有する我々にとって極めて重要と言えます。
一般的に「痛覚」は訓練によって慣れることが出来るものの、「くすぐり」には慣れられないと言います。
「痛覚」も自律神経と関連があるはずですが、くすぐりと何が違うのでしょうか。
「痛覚」として伝達される命令は、一般的にC線維と呼ばれる末梢神経を経由します。
C線維は「痛みや熱さ」の他に「交感神経」を伝達する役割を持つため、痛みが自律神経とも関係して来るのです。
一方、自律神経はB線維を経由するため、「痛覚」とは異なります。
また、「痛みに慣れる」とは、脳内麻薬様物質オピオイドによる作用が大きいと言えます。
オピオイドは、交感神経優位状態が反復的に継続し(強いストレス)、それを回避できない状態に陥った生命に対して、最期の救いとして脳内で分泌され、精神活動の停止と、感情鈍化をもたらします。
一方で「くすぐり」は痛覚とは異なるため、脳内麻薬様物質オピオイドが分泌されることはありません。
しかし、皮膚の一部に継続的な刺激を加えられた場合、人体は受容細胞によって刺激(体性感覚)に順応しようとします。
これらの受容細胞は、「刺激の変化」を知らせる役割を持ち、特定部位への継続的な刺激は、この細胞によって鈍化されるのです。
『痛感』は「脳内麻薬様物質によって精神活動が麻痺する」ことによって、
『くすぐったさ』は「受容細胞の働きによって感覚が鈍化する」ことによって、
「慣れた」ような振る舞いをしていると言えるのです。
そして、受容細胞の働きは、極めて興味深い結果をもたらします。
受容細胞は刺激によって興奮状態となり、その情報を伝達する役割を持っているわけですから、その興奮が冷めれば、鈍化していた感覚は正常化されることを意味しています。
結論としては『長時間くすぐりを継続すれば感覚は鈍化するが、休憩を挟むことによって、再び感覚を取り戻させることが可能である』と言えるでしょう。 ひっひっ。
■「くすぐり続けると死んでしまう」って本当?
一般論として、くすぐりを極めて長時間継続した場合、死ぬと言われています。
これは、前述の自律神経反射と受容細胞の働きから推測が可能です。
「くすぐり」を長時間継続した場合、自律神経は交感神経と副交感神経が頻繁に入れ替わり、結果として心拍・血圧が不安定となります
これによって、持病を有する場合や、突発的な疾患の発症によって、死に至る可能性は否定できません。
自律神経は精神活動にも悪影響を及ぼす可能性があります。
自律神経はストレスと関係があるため、多様な精神疾患発症の可能性が考えられます。
しかし、これらは一般的な性行でも可能性があるため、くすぐり特有の現象とは言えません。
「笑い」特有の現象として考えられるものに低酸素症が考えられます。
極めて長時間笑わされた場合、酸素の供給が滞る可能性があります。
結果、低酸素症を発症することによる呼吸困難に陥り、死に至る可能性が起こりえます。
すなわち、何事も、やり過ぎは良くないということです。
■まとめ
・「くすぐり」による笑いは、自律神経の混乱によって起こる
・「生命活動」のすべてが、性的満足につながる可能性がある
・「くすぐり」は、少しの休憩をはさめば、慣れることが出来ない
・「くすぐり」を続けた場合、条件が揃えば死に至る危険性がある
・「くすぐり」や「性行」をはじめとし、すべてにおいて、やり過ぎは禁物
きれいにまとまったな、うん。
投稿日:2010/05/11(火) 01:46:28
アナタスバラシイヨ!
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