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2013/06/30(日)に投稿された記事
コラボ企画&るみるみルーミアの不思議な「おまじない」
そーいや、俺は現在「ビタミンB3欠乏症」という奇病にかかっているのですが、
みんなも偏った食生活していると、俺みたいな奇病になってしまうから、注意してくれ!
そんなこんなで、実は以前に書いた「もみもみ椛とちっちゃい白狼天狗」なんですが、
梨さんというナイスなボイスのガールに朗読してもらっちゃいました。
いえーい、やったね!
ここで公開していただいているから、聞いてみてくれ!
もみもみ椛とちっちゃい白狼天狗(梨さん朗読ページ
梨さんのkoebuのユーザーページはこちら
http://koebu.com/user/ananast
梨さんありがとー
そんなわけで、久しぶりのエロ小説です。
ブロッサムさんとの会話の中で話題に上がった「褐色少女のくすぐり」を書いて見た!
しかし、俺のようなバカが書く小説じゃ、あんま褐色少女じゃないかも・・・
ちなみにこのエロ小説、こっそり書いてる「東方陰陽鉄」の小説のエロ分岐だったりします。
良かったら呼んでみてね。
Pixivにアップロードしたエロ小説のページはこちらからー
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2514689
夏が訪れたばかりの境内には、まだ虫の音すら聞くことはできず、ホゥホゥとフクロウの声が遠く森の中から響くだけ。
布団の中に潜り込み目をつぶった霊夢だったが、睡魔の足音は遠く、まだまだ眠れそうにない。
薄目を開けると、そこには薄明りの中に浮かぶルーミアの姿。
その顔は、どこか憂いを含んでいるようで寂しげに、しかし、思い出を懐かしんでいるようにも思えた。
寝付けない霊夢に、ルーミアは先ほどまで「陰陽鉄異変」の話を聞かせてくれていた。
一本の剣が生み出した異変、一人のナイトの元に集まった仲間たちが織りなした物語。
霊夢は「異変」というものを知らずに生きてきたせいもあってか、かつての時代を想像することもできない。
しかし、ルーミアの表情を見ていると、その時代に起きた陰陽鉄異変が「少しだけ素敵な出来事」であったことを感じさせた。
魔法に魔術、妖怪に幽霊、「冒険」や「戦い」という言葉。
こうした言葉は耳にすることはあっても、それは身近なものではなくなっていた。
100年と少し前に、この「幻想郷」という場所を舞台にして繰り広げられた物語は、遠い過去の記憶へと移ろい行こうとしている。
冒険の旅とは一体、どういうものだったのだろう。
伝説として語られるブロントさんは一体、どんな人だったのだろう。
異世界の装備を身に着けて戦ったと言う仲間たちは、一体どんな格好をしていたのだろう。
そして、一人のナイトと仲間たちによって生み出された物語は何を紡ぎ、最終的にどんな形で終わりを迎えたのだろうか。
そんなことを考えれば考えるほど、目が冴えてしまって仕方がない。
再び薄目を開けてルーミアを見上げると、彼女は相変わらず目を閉じたまま、そこに佇んでいた。
「……ルーミア」
薄明かりをほどくように小さな言葉を口にすると、ルーミアがゆっくりと目を開く。
その目がひどく潤んでいるような気がして、霊夢は僅かに動揺した。
ルーミアは一体何を思っていたのか、過去の記憶に思いを馳せていたのか、そんな疑問に答えは語られることもなく。
「ねむれないの?」
まるで夜の闇を縫うような、穏やかな言葉。
見た目は霊夢とそれほど歳も離れていない少女の姿ではあるけれど。
しばしば垣間見せる、少女ならざる雰囲気にルーミアが長く生きていることを実感することがある。
霊夢は小さくうなずくと、ルーミアは小さく息を吐いて、静かに苦笑いを混ぜた笑みを浮かべた。
「しょうがないなぁ……」
そんな言葉を口にしながら、ルーミアは思っていた。
この光景を自分は過去に見たことがある。
幻想郷とヴァナ・ディールが一つになる以前、この世界に謙虚なナイトと、「霊夢」がいた頃の思い出。
遥か昔の記憶のはずなのに、色あせることのない二人の顔が脳裏にはっきりと浮かぶ。
ルーミアが博麗神社に居候したばかりの頃は、屋根裏を寝床にしていたけれど。
いつの頃からか博麗の巫女の隣で眠るようになっていた。
霊夢はいつも、ルーミアが寝付くまで見守ってくれていて、よく異変を解決した時の話を聞かせてくれた。
紅魔館の吸血鬼と戦った時のこと、守矢神社が幻想郷にやって来た時のこと。
そうした話を聞いている内に、ルーミアの目は冴えてきてしまう。
そんな時、よく霊夢は「よく眠れるおまじない」をしてくれた。
夜も更けて静寂だけが支配する博麗神社の一室で、霊夢がルーミアの手を取るのが、その「おまじない」の始まりを告げる合図。
なかなか寝付けない時だけの秘密の魔法。
そして、決して霊夢には言わなかったけれど、密かに楽しみにしている時間。
思い出の中に映りこむ霊夢の顔は、障子を透かした月明かりに淡く染まっていて。
今の自分も、あの時の霊夢のように淡い月明かりに照らされて、月色をまとっていることが、とても不思議で。
幾ばくかの懐かしさを混ぜながら、ルーミアはこの時代の「霊夢」にそっと言葉をかける。
「だったら、よく眠れる『おまじない』してあげる」
自分の手より少しだけ小さな霊夢の右手を取ると、ルーミアは布団を小さくめくり上げる。
夏が近づき、霊夢が身に着けている寝間着の袖は、肘の少し上辺りまで切り上げられていた。
その袖を指先でつまんで、少しずつ隠されている皮膚を露出されて行く。
「何するの?」
霊夢の言葉にルーミアは微笑みを返すだけ。
何の抵抗もなく、ただルーミアにされるがままの霊夢の袖を、肩より少し上までまくり上げると、優しく手を引っ張る。
「霊夢?」
「なに?」
「これから、霊夢は絶対に声を出しちゃダメ。 この『おまじない』の決まりなの」
「分かった」
短いやり取りは、かつてルーミアが「霊夢」と交わした約束と同じもの。
初めて、「おまじない」をされた時は驚かなかったと言えば嘘になる。
「おまじない」と呼ぶには、この行為は少し滑稽で、まるで小さな子供同士の遊びのようだけれど。
思い出の中の霊夢は、満面の笑みでルーミアに「おまじない」を施していた。
今の「霊夢」が、この行為を気に入ってくれるかは分からない。
しかし、ルーミアには言わば確信にも似た思いがあった。
この行為を必ず霊夢は気に入ってくれる。
彼女の母親である舞夢も、幼い頃に施した「おまじない」を気に入ってくれた。
その母親である愛夢も、その前の博麗の巫女も、この「おまじない」を楽しんでくれていた。
だから、きっと大丈夫。
左手で握った霊夢の小さな手を、自分の膝の上へと持ってくると、彼女は腕を大きく開いた格好になる。
褐色の細い腕、その付け根へとルーミアは右手の指先を伸ばしていく。
一体何が始まるのだろうかと、目を大きく見開いている霊夢。
ルーミアの指先が腕の付け根の敏感な皮膚に、そっと触れると、彼女はビクッと体を大きく跳ね上がらせた。
「ひゃあっ!?」
素っ頓狂な声を上げる霊夢、ルーミアは動かし始めようとしていた指の動きを止める。
霊夢は一体どんな顔をしているのだろう、嫌がっているのか、それとも驚いているのか。
そのことばかりが気になり、霊夢の顔を見つめる。
彼女の顔には驚きの表情を浮かべて、先ほどよりも大きく両目を見開いていた。
首をすぼめてはいるが、その表情に嫌悪の色は見て取れない。
「え、え……?」
「これが、おまじない。 こういうの嫌い?」
冷静を装いながらルーミアが問いかけると霊夢は首を横に振る。
けれども、顔には相変わらず驚きの色彩。
一体、自分の身に何が起こったのか十分に理解できていない様子で、その目はひどく泳いでいた。
この「おまじない」は、体の中でも特に敏感な部位である腋の下をくすぐって、疲れて眠るまで、それを続けるというもの。
腋の下というもっともむず痒い刺激に弱い場所を弄り回して、体を動かさせることによって、寝付きを良くする魔法の遊び。
それは、とてもとてもくすぐったいけれど、なぜか癖になってしまう不思議な「遊び」。
「続けるよ、いい?」
ルーミアの言葉に霊夢はコクンとうなずいて見せる。
その頃には、霊夢の顔からは驚きの色合いは薄れて、それに代わって浮かんでいるのは、不安と何かしらの期待を織り交ぜたような表情。
霊夢の首肯を合図としたかのように、ルーミアの人差し指が柔らかな腋の下の上で遊び始めた。
僅かに汗ばんだ皮膚の上を、人差し指の腹でツーッとなぞると、霊夢の顔に明らかな笑いが浮かび上がる。
強くし過ぎないように、ゆっくりと丁寧に、霊夢の警戒心を解きほぐしていくように。
「……ぅひっ! きヒッ……!」
開かれた腋の下、そのシワに沿って指を走らせると、霊夢が体を縮こまらせる。
その口からは淡い悲鳴と笑いを混ぜたような声色が漏れ出していた。
ただ、腋の下を指でなぞっただけ。
この弱々しい刺激にも、霊夢は激しい反応を示している。
ルーミアは思っていた、彼女はもしかしたらこの手の刺激に弱いのではないか。
それを確かめたくて、指先に思わず力を入れそうになるのを、ぐっと堪える。
「……ンンッ! くぅっ! くくくっ!」
何度も何度も、繰り返し腋の下へ指先をなぞらせる。
時には皮膚に指先をひっかけてみたり、わざと同じ場所をカリカリと爪先で軽く引っ掻いたり。
霊夢の体が、腋の下から送り込まれる刺激に縮こまる度に、腋の下に窪みが生まれる。
その窪みの中へ指を滑り込ましたり。
「うぐぅっ! むぅぅ! うぅぅぅッ!」
ルーミアとの約束通り、くぐもった笑い声以外の言葉を、口から漏らさない霊夢。
必死に我慢しているのが見て取れて、笑いを押し殺す表情が、ひどく可愛らしく思えた。
ここで、もし、腋の下に激しい刺激を送り込んだら、どんな反応を見せてくれるのだろう。
悪戯心、興味関心、それに混ぜて興奮がルーミアの心の中に沸々と湧き上がってくる。
ルーミアの顔に平素の笑顔とは異なった、妖しげなの微笑みが浮かび始めていた。
「少し強くするけど、笑ったらダメだよ?」
ルーミアは言うと、霊夢の首肯を待たずに指先に少しだけ力を加える。
同時に、人差し指に加えて中指と薬指を腋の下へと突き立て、クニクニと揉みほぐすように動かし始めた。
腋の真ん中辺りを刺激していたかと思うと、3本の指を広げて、それぞれ異なる場所に指先を突き立てる。
途端に霊夢の体が今までになく大きく跳ね上がり「はあぅっ!?」と、比較的大きな声が口から吐き出される。
今までとは比較にならない強烈な刺激に、霊夢は慌てて左手で自分の口を覆うと、体を小刻みに震わせ始めた。
(笑ってる……)
笑い声を手で覆い隠しながら、何とかそれを口の中だけに留めようとする霊夢。
しかし、一気に激しさを増した指先の遊びによって、霊夢に本格的な笑いが起こり始めているのが見て取れた。
「ううぅっうっ! ぐうぅっむうぅぅ!?」
目をギュッと閉じて、眉を「ヘ」の字に歪ませて。
それでいて、決して大きく開かれた右腕の付け根は隠そうとしていない。
指先を遊ばせ続けている腋の下が、少しずつ熱くなり、汗で湿り気を帯び始めている。
彼女の眉間や額にも汗が滲みはじめ、それが首筋へと流れ落ちる。
「くすぐったい?」
その言葉に霊夢は首を何度も何度も縦に振り続けた。
目尻には涙すら浮かべて、その顔には笑いの表情が強く浮き出している。
その笑顔をもっと見たい衝動に駆られて、指先の動きをますます強くしてしまう。
「ふぅぅぐうぅっ!! むぐぅぅ゛ふっふっふっ!!」
これ以上強くくすぐれば、きっと霊夢は耐えることができなくなる。
そうすれば、激しい笑い声を上げてしまうに違いなかった。
時は夜も更けて、そんな笑い声が放たれれば舞夢に気付かれて、怒られたり、注意をされるかも知れない。
そうなれば、この「おまじない」の時間は終わりを告げてしまう。
しかし、それとは裏腹に、ルーミアの脳裏には相対する欲望がせり上がってきていた。
霊夢の笑い声をもっと聞きたい。
霊夢をもっと、もっと大笑いさせてしまいたい。
しかし、大笑いをさせれば、この「おまじない」の魔法は解けてしまう。
「ぐむぅぅぅっうっ!? ふぅぅっふぅっううう゛う゛ぅ゛ッ!?」
3本の指が霊夢の腋の下、その皮膚の上をサワサワと刺激している。
それぞれの指が、薄い皮膚をまるで混ぜこねるように蠢き、刺激された褐色の皮膚が一瞬にして紅潮していく。
決して耐え切れない刺激ではないが、決して我慢することはできない。
口を何とか手で塞いで笑い声を押しとどめているが、それにも限界が近づいていることは容易に見て取れた。
一体、どうすれば霊夢をもっとくすぐり続けることができるのだろう。
霊夢に笑い声を出させずに、大笑いさせるには、一体どうしたらいいのだろう。
「ふぅぅふっふっふっ!! ぐぅぅぅっうっうっうっ!!」
口を塞いでいる手の指の間から、笑いの吐息が漏れ続けている。
指の動きを弱めれば、きっと笑い声を上げさせることなく、ずっとくすぐり続けることができる。
しかし、ルーミアの指の遊びは、ますます激しくなるばかり。
顔を真っ赤にして汗を流しながら、霊夢が布団の上で全身を跳ねさせて。
ルーミアの指にも腋の下に滲み出した汗が絡みつき、その汗でヌルヌルになった皮膚の上に、さらに指先が襲い掛かる。
指先が皮膚をめくり上げるように刺激すると、そこから「笑いの塊」が流し込まれる。
続いて一瞬の間もなく、異なる指が刺激されたばかりの皮膚を、再びめくり上げる。
弄り回され続けた腋の下は、地肌の色である褐色に加えて桃色に染まり、その赤みが引く前に異なる指が新たな「笑いの塊」を送り込む。
頭を左右にブンブンと振り回し、汗が敷布団に飛び散る。
ルーミアの手を握った右手に力が入るが、二人は共に互いの手を決して離そうとしない。
ルーミアは感づき始めていた。
霊夢は、この刺激を求めている。
こんなにくすぐり回されて、嫌と言うほどに笑いを送り込まれても、決して腋を閉じたり、逃げ出そうとしていない。
それどころか、彼女は自分の意志でルーミアの手を握り、必死になって腋の下を開こうと努力している。
「こういうの、好き?」
ガクガクと体を震わせ、肩を小刻みに上下させている霊夢に、ルーミアはそっと尋ねる。
目尻に大粒の涙を浮かべ、褐色の肌は目に見えて紅潮しているのが分かる。
くすぐったさから逃れようとする体の動きと、笑い押し殺すことで体力を消耗し、全身に汗が浮かび始めていた。
体は確かにルーミアが加える「くすぐり」を拒絶している。
にも関わらず、霊夢は首を縦に振り、つないでいる右手にグッと力を込めてきた。
霊夢は明らかに「くすぐり」を所望している。
しかも、これだけ右腋の下を弄り回されていると言うのに、さらに激しい刺激を求めている。
「そう、分かった」
ルーミアは自分の顔に、邪な笑みが浮かんだことを自覚していた。
霊夢を今以上くすぐり続ければ、一体どうなってしまうのだろうか、それに対する好奇心。
霊夢は、この刺激に一体いつまで耐えられるのだろうか、という悪戯心。
そして、くすぐったさに身悶えながら、汗にまみれていく少女の姿へと興奮。
そうした思いが入り混じり、彼女の中にグルグルと黒みがかった感情が渦巻いていく。
霊夢を今よりもずっと、くすぐったくする方法。
舞夢にバレることなく、霊夢をずっとくすぐり続ける方法……
思慮を重ねていくルーミアは、ある考えに至る。
「それじゃあ、霊夢がもっとくすぐったくなっちゃう、特別な『おまじない』してあげるね」
そう言ったルーミアは「ふぅっ」と口から息を吐き出す。
それは妖力を持った吐息、すべてを包み隠す「闇」の力。
口から吐き出された漆黒の闇は、3つの塊に分かれて、一番大きな物は霊夢の顔に、2つの小さな物は霊夢の両手にフワリと覆いかぶさる。
それまで聞こえていた霊夢の押し殺した笑い声は消え、ルーミアは霊夢の右手をゆっくりと離した。
腋の下から右手を遠ざけ、その手を月明かりに掲げて見ると、指先にはてらてらと汗がまとまり付き、淡い光沢を放っていた。
「ふふ……」と浅く笑った立ち上がったルーミアは、霊夢の半身を覆っている掛布団をめくり上げる。
霊夢の顔と両手を覆い尽くしている「闇」は、普通の闇ではない。
ルーミアが持つ能力は、光の届かない闇も操作するが、それ以外にもう一つの特徴があった。
それは「すべてを包み隠す力」、闇が持つ本質的な能力である。
笑い声を放つ頭部と、両手を「包み隠された」ことによって、霊夢は2つの自由を奪い去れたことになる。
一つは「声」。
どんなに大声で叫んでも、あるいは仮に激しい笑い声を上げたとしても、この闇の外に声が漏れ出すことは決してない。
そして、もう一つは「両手の位置」。
闇は「何がどこにあるのか」という概念的な事象も隠してしまう。
それは結果として、霊夢の「手の位置」を曖昧にする。
曖昧になった手の位置は自分では動かすことができず、闇の外から見れば、手の位置は容易に動かすこともできる。
「霊夢、我慢できるかなぁ?」
ルーミアはニヤリと顔を歪めて、荒い呼吸を繰り返しているのだろうか、肩をゆっくりと上下させている霊夢の腰の辺りをまたぐ。
そして、そっと両手首をつかむと、腕を彼女の肩より少しだけ低い位置まで移動させた。
腕の付け根を半開きの姿勢、両手首からルーミアが手を放しても、霊夢は自身の手の位置を変えることはできない。
「それじゃあ、『おまじない』始めるよ?」
言うが早いか、彼女は霊夢の半開きの両腋、その隙間に指先を差し入れた。