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2008/02/06(水)に投稿された記事
お手軽小説「なぜ?って聞くな!」FF4のリディア
投稿日時:02:21:13|コメント:1件|トラックバック:0件|》本文を開閉
しょくしゅー
わきわき!
足を進める度に、ぐにゅぐにゅした不安定な床に、何度も転びそうになる。
周囲の壁がドクッドクッと脈動するように蠢き、天井からはダラダラと、透明な粘液が流れ落ちている。
臭気はそれほどでもなかったが、異様なほどの蒸し暑さに、全身から汗が滲み出す。
しかし、まだ幼い彼女には、そんな事に構っている余裕などなかった。
「……はぁっ…はぁっ……」
先ほどから歩き続けたせいか、ひどく呼吸が荒い。
ここがどこなのかも分からず、自分が一体どうなってしまったのかすら分からない。
ただ覚えているのは、船が沈没した事。
そして、海中に沈みゆく自分を、巨大な銀色の竜が飲み込もうとしている記憶だけ。
ぐちゅっ……ぐちゃっ……
足下に絡みつく粘液。
ブヨブヨとした足下の床からは、いくつもの触手がウニョウニョと蠢いて、宙をフラフラと彷徨っていた。
それにしても蒸し暑い。
天井から流れ落ちる粘液が、リディアの肩に垂れて、小さな体を汚していく。
四方は赤黒い、形容するとしたら、肉の塊の様な物で占められている。
時折、足を取られて壁に手を付くと、グニュッとした質感と共に、腕が壁の中にめり込みそうになる。
慌てて手を引いて、逃げるように足を進めていく。
「……ふぇぇ……セ、セシル……どこぉ……?」
涙が混じった言葉で問いかけるが、当然のように答えはない。
その代わりに、壁からはドクンッドクンッと、心音のような物が響いてくる。
髪の毛に粘液が垂れ、前髪が額に吸い付く。
それが気持ち悪くて、必死に腕で粘液を払い取ろうとするが、腕にも粘液がタラリと垂れて来る。
「…うぅっ……どこ……助けて……」
彼女が身に纏っている薄い洋服にも粘液が垂れて、体が少しずつ重くなって来ていた。
必死に粘液を払おうと身をよじるが、粘液は容赦なく彼女を濡らしていく。
足を進める度に、通路は狭くなっていく。
そこを通路……と呼ぶには、あまりに生々しいが、ここが竜の体内であるなどリディアに分かるはずもない。
ただ、この異様な空間から一刻も早く逃げ出したい。
早く逃げ出して、セシルと旅を続けたい。
そんな思いだけが、通路を進む彼女の心を支えている。
右肩に粘液が流れ落ち、腕をぐちゃぐちゃに濡らしていく。
それを拭おうとしても、左肩にも粘液が滴り、全身がねっとりとした液体に包まれていく。
髪の毛の先から液体が糸を引いて、下に流れていく。
前髪をたくし上げるように払っても、すっかり濡れてドロドロになった髪の毛は、その重さに再び額に垂れて来てしまう。
「……助けて……ううっ……ふぇぇ……」
ブヨブヨとした地面を蹴るようにして、全身をネチョネチョの粘液に濡らしながら、リディアは必死に足を進めた。
必ず出口はある。
必ず出る事ができる。
そう信じなくては、足を進める事はできなかった……
ビチュッ……グチュグチュッ……
その時、彼女を取り囲んでいた肉壁が動き出す。
突然の事に激しく動揺するリディア。
慌てて足を進めようとして、床に足を取られてしまう。
「ひゃぁっ!」
ベチャッ!という音と共に、彼女が粘液の中に尻もちをついた。
それを待っていたかのように、床から十数本もの触手が姿を現し、彼女の両手首と、両足首にシュルシュルと巻き付く。
同時に、床に両手がズブズブと沈み込み、彼女は後ろ手に腕を突き出し、両足を放り出した格好で拘束されてしまった。
「……ふぇぇ……なにこれ…やだぁぁ……」
壁からも触手が伸び、彼女の周りを取り囲んでいく。
ニュルニュルとして、不気味に光沢を放つ、粘液にまみれた触手の群れ。
それが、幼いリディアの周囲をびっしりと取り囲む光景は、まさに『異常』の一言でしかなかった。
触手達がグチュグチュと音を立てながら、彼女の事をじっと見つめている。
一体何をされるのか、それすらも分からず、ただ怯える事しか出来ないリディア。
その圧倒的な触手の数に、全身が恐怖のためにカタカタと震え始める。
「……や……ううっ……やめて……」
触手達は、予想以上の力で彼女の四肢を拘束している。
これだけの力があれば、小さな自分の体など引き裂くのは簡単だろう。
そう思うと、一気に恐怖が心を埋め尽くしていく。
こんな得体の知れない場所で、たった一人で殺されるなんてイヤだ!
死にたくない、その強烈な意志だけが先行し、その大きな瞳からポロポロと涙が溢れ出してしまう。
「ううぅ……殺さないでぇぇ……っ…やだぁぁ……っ…」
そう言いながら、触手達を見つめる彼女。
しかし、そんな彼女の言葉が通じるはずもない。
1本の触手がニュルニュルと彼女へ近づいてくる。
「…ひっ……やだぁぁっ!やだぁぁぁぁっ!!殺さないで!!お願い……っ…たすけてぇぇッ!」
叫びながら全身をくねらせる。
激しく腰を跳ねさせ、何とか触手による拘束を解こうとするが、幼い彼女の力だけでは、逃げ出す事ができるはずがない。
近づく触手が、彼女の右肩にペトリと触れる。
(…腕を引き裂かれる……!)
そう覚悟した彼女は、強く目をつぶった。
そして、来るべき激しい痛みと苦しみに備え、ぐっと全身に力を入れる。
触手はニュルニュルと肩を伝い、腕の付け根へ入り込んでくる。
彼女が身につけている服は、薄い魔力が込められた布地で紡がれた、袖がない魔導師用のローブだった。
旅の途中、魔導師とは言え、モンスターと戦う場合も想定し動きやすく袖を廃したローブ。
従来のローブと比べると動きやすいと評判が高い服装、しかし、今回はそれが仇になってしまう。
腕の付け根に入り込んだ触手は、剥き出しになった肌の上でペチャペチャと震えるように動き始めたのだ。
「うひぃ!?」
腕を引きちぎられると思っていた彼女は、腋の下に突然に走った刺激に、背中をのけ反らせてしまう。
腕の付け根の中から、ペチペチペチと水っぽい音が響いてきている。
ヌルヌルの粘液に包まれた、小指ほどの太さの触手が、リディアの剥き出しになった腋の下を叩いている。
弱々しい刺激、しかし、敏感な腋の下の皮膚の上をペチペチと刺激されては堪らない。
まして、幼い彼女に、その刺激が耐えられるはずもない。
「くくくくっ…!く、くひひひっ!?な、なんでぇぇ??……あひひひっ!?」
ペチペチペチペチ
腋の下の敏感な皮膚の上で、触手が小刻みに震えている。
両腕を拘束されているため、完全に閉じる事ができない腋の下。
その皮膚と皮膚の間で、ペチペチと往復運動を続ける触手が、容赦なくリディアに刺激を送り込み続ける。
「うくくくっ……!うひゃぁっ!な、な……くふっ!な、なんでぇッ……むひぃっ!?」
右の腋の下へ走り続ける、くすぐったい感覚。
それだけでも、小さな体はビクッビクッと激しく震えて、口からは笑いに歪んだ言葉が漏れ出してしまう。
しかし、容赦のない触手は、左の腋の下へもグニュッと入り込んでくる。
「ふへぇぇッ!?」
再び背中をのけ反らせてしまうが、すぐに腋の下へグニュグニュとした刺激が入り、今度は身をかがめてしまう。
しかし、両腕を縛り付けられているため、身をかがめようにも、体が思うように動かせない。
「うひひひひっ!あへへっ!?な、な……うはっ!なんでぇぇぇっ!?くくくくくっ!」
2本の触手が入り込んだ左の腋の下。
その2本の触手は、柔らかな腋の下の皮膚を挟み込むようにして、ブルブルと震え始める。
敏感で薄い肌をブルブルと刺激され、リディアが真っ赤になった顔を左右にブンブンと振り回し始めた。
「えはははっ!?なんでくすぐるのッ……うははははっ!?」
左右の腋の下へ走る、くすぐったい刺激。
幼い体で、そのくすぐったさを抑え込む事などできるはずもなく、敏感な肌をモゾモゾと悪戯され続ける。
「あははははははは!ちょっとぉぉッ……うひひひっ!?く、くすぐったいよぉぉ!?…あはははっ!あはははははは!!」
小さな体が、触手によるくすぐりにブルブルと震えながら、笑い声を上げ始める。
剥き出しの腋の下へ入り込んだ触手が、ウニウニと蠢いている。
粘液でヌルヌルになった肌の上に、耳たぶほどの柔らかさの触手の先端が、クニュクニュと触れて来る。
「ひゃははははっ!はぅぅっ……くはははははは!あへへっ!うひゃひゃひゃひゃッ!あはははははは!」
小さな体に与えられる妖しい刺激。
彼女の弱点である腋の下への、くすぐり攻撃に、笑い声が口からほとばしる。
「あははははっ!くすぐったいってぇぇッ!?うひひっ!くひひっ……うははははははは!あはッ!あははっ!?」
グニュグニュと蠢く3本の触手。
その触手達による刺激だけでも、すでに十分にくすぐったくて堪らないのに、彼女を取り巻いている触手達は、その数にして数十本。
それがジュルジュルと蠢いている様子に、リディアはくすぐったさに揺れ動く視界の中で、強い恐怖を感じていた。
腋の下への刺激、くすぐったい感覚は、彼女に笑いを強制して来る。
堪らないくすぐったさ、しかし、決して激しくない刺激。
「うふふふふっ!ふぅッ!うひひひっ!あはははははははははは!うははっ!あははははははははははははは!」
くすぐったいのに、とても苦しいのに、そこに存在する甘い感覚。
くすぐったいという刺激の中で、彼女の体が感じているのは「苦しみ」と「得体の知れない楽しさ」だった。
快楽とは異なる、また、遊びをしている時の楽しさとも違う。
純粋に、くすぐられる事が楽しくて仕方がない、という感覚。
「あははははははははは!うひゃぅッ!?くくくっ!くははははははははッ!うははははははははははははははッ!?」
しかし、そうした楽しさも、笑いの渦の中に飲み込まれ、苦しみと重なってしまう。
自分でも分からない感情の波が、全身を覆い尽くしていく。
ヌルヌルの腋の下の上を、柔らかな触手が這い回る。
敏感な皮膚の上を、ツンツンと刺激したり、時にはグニグニと強く揉みしだく。
その1つ1つが、くすぐったくて、全身が笑いに震える。
それなのに……それなのに……
当惑する気持ち、困惑する心。
悩ましいくすぐったさに、腋の下の皮膚はピクピクと震えている。
「うひゃひゃっ!あははははははははッ!くひゃぁぁっ!?くはっ!?うひゃぁぁっ!?」
くすぐったい刺激が次々と流れ込んでくる。
笑わずにはいられない、堪らない感覚。
それなのに、体はくすぐったさを楽しんでもいる……
不思議な感覚の波が何度も押し寄せ、リディアの心が混乱の度合いを増していく。
そんな彼女の心中を察しようともしない触手達が、いよいよ動き始める。
数十本もあるだろう触手達は、そのヌラヌラとした身を蠢かし、グチュグチュと生々しい音を立てながら、
リディアの小さな体へ少しずつ近づき始めた。
投稿日:2008/02/06(水) 03:10:28
仕事はやっっっ!
リディアへの嗜虐心がくすぐられますな……
くすぐられ…いや、ええ。
若いもちもちはだをくすぐるのって……そそられます。
はっ、私はまさか、くすぐりS!?
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