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2008/08/15(金)に投稿された記事
PACKED どっきりくすぐり大作戦
投稿日時:00:31:26|コメント:1件|トラックバック:0件|》本文を開閉
ディレクトリ:らきすた - どっきりくすぐり大作戦
そーいや、お盆ってどうして「お盆」って呼ばれているのか気になったので調べてみたら、
何でも「盂蘭盆」から来ているんだそうです。
盂蘭盆と言えば、目連尊者が地獄に堕ちた自分の母親の供養をしたという伝説で有名ですが、
元々「盂蘭盆」はサンスクリット語の音写で、「逆さ吊り」なんだそうで。
しかし、このサンスクリッド語の原意は、滅亡宗教であるマニ教の「ウルヴァン」という儀式にあり、
このウルヴァンという儀式の意味として「霊魂を迎える」役割があったらしいです。
この儀式の際、ネズの木を燃やして霊魂を迎え入れたのだとか。
ご先祖様や、この世からご逝去あらせられた方々へ感謝する気持ちは昔から変わらんっつー事ですな。
そんなわけで、本日はPACKEDにPACさせて頂いた小説の紹介だ!
(だから前書きが長いって・・・)
後野祭さんのらき☆すた小説「どっきりくすぐり大作戦」。
白石×あきら様
『アイドルどっきりくすぐり大作戦』という恐るべき計画を持ちかけられた白石くん。
日頃からヒドイ扱われようの彼ですが、あきら様をくすぐるという
彼女の敏感な体に触れてくる恐るべき白石先生の指先。
あきら大先生は果たして、彼のくすぐりの前に屈する事なく耐えきる事ができるのか!?
ちなみに俺は何を隠そう、スィート・ラヴューンな物語が大好きです。
最初はツンツンしているのに、くすぐっていく中で追い詰められていく精神状態。
心の中の秘密の小箱にそっとしまい込んでいた決して口にできない感情が、抑えられなくなっていく・・・
いいね!実にいい。
苦しませるためのくすぐりではなく、優しいくすぐりに解されていくあきら様を見たい人はすぐに「続きを読む」をクリックだ!
author 後野祭さん story.
某芸能プロダクションの一室に可憐な少女の声が響き渡った。
少女の名は小神あきら。現在売り出し中の現役美少女中学生アイドルである。
元々は無名タレントだったあきらだが、ラジオ番組「らっきー☆ちゃんねる」の爆発的ヒットで一躍トップアイドルの仲間入りを果たしたのである。
「そうなのよ~。ついにあきらちゃんもゴールデンタイムに進出する時が来たのよ~」
のほほんとした声で答えるのはあきらのマネージャーを勤める佐倉桜子。
若干24歳という若さながら敏腕マネージャーとして知られる女傑である。
野暮ったい地味なスーツに極端なタレ目、分厚い眼鏡に泣き黒子とちょっと残念ないでたちではあるが。
あきらをスカウトし今日まで支えてくれたのは彼女である。
あきらの才能を適切に分析し、白石稔という要素を付け加えることで「らっきー☆ちゃんねる」というお化け番組を生み出したのは桜子の功績といえよう。
また両親の離婚によって事実上家庭環境が崩壊しているあきらにとって桜子は自分を芸能界に拾ってくれた恩人であるとともに姉のような存在なのだ。
同じく家庭環境に恵まれていなかった桜子もあきらを可愛がっていた。
「それでどんな内容なんですか?」あきらが食いついてきた。
やはりゴールデンタイムは魅力的だったようだ。
「あきらちゃんにはとある実験のゲストとして出演してもらうわ」
「実験?」あきらの顔がちょっと曇った。不安なのだろうか。
「大丈夫よ~。うちのあきらちゃんに危険なことはさせないわ。もちろん安全は確認済み。
なんたって私が実際に試してきたんだから!もう何も心配は要らないわ!」
「ほへー。でどんな実験だったんですか?」
「それは内緒。事前に教えちゃうと実験にならない内容なのよね。ごめんね」
「わかった。桜子さんを信頼してるから任せるよ」
あきらの返事に桜子は天使のような笑みで微笑んだ。心の中に秘密を隠して。
あきらが退室してから数分後
「お話ってなんでしょうか?」先ほどまであきらが座っていたイスに一人の少年が座っている。
白石稔。あきらのアシスタント役としてコンビを組み「らっきー☆ちゃんねる」成功の影の功労者とも言われている男である。
「お仕事の話よ。もちろんあきらちゃんも一緒の」微笑みながら説明する。
「アレ?じゃあ何であきら様はいないんですか?遅刻ですか?」
「あきらちゃんにはもう話したわ。貴方とは別の話をね」
そういいながら桜子はテーブルに一冊の台本を置いた。
『アイドルどっきりくすぐり大作戦』表紙にはデカデカとそう書かれていた。
「あー、なるほど」白石が納得したように頷いた。
そして台本を早速チェックし始める。読みすすめるたびに白石の顔がどんどん青ざめていく。
「これ…本当に大丈夫なんですか?」白石が冷や汗をかきながら問う。
「私のプランニングに今まで間違いがあって?」悠然と微笑む桜子。
桜子は優秀だ。無名タレント二人を組ませただけでラジオ番組を大ヒットさせた他にも『背景コンビ』や『胸ぺったんガールズ』をヒットさせた仕掛け人である。
黒あきらの暴走や樹海事件、後藤先輩の乱入すら戦略として取り込み番組を盛り上げた手腕は白石も目の当たりにしている。
そんな彼女が持ってきた仕事なのだきっと大丈夫だろう。白石はそう思った。
「当然あきらちゃんには内緒ね。ドッキリなんだからね」
「はい。わかってます。あきら様の足を引っ張るようなマネはしません!」
(あきら様か…。まあいいわ。それも今のうちだけよ。私には二人の心が手にとるようにわかるんだから。ふふふっ。私っていい人だなー。あきらちゃん、幸せにね♪)
白石が去った後、桜子は腹黒く笑った。そして台本をゴミ箱に放り込んだ。
「あっ白石」廊下で対面した二人。「…あ、あきら様。おはようございます」
「ん?どしたの?なんか様子へんじゃない?」怪訝そうな顔をするあきら。ビクっとする白石。
昨日台本を読んだせいであきらを意識してしまっているのだ。
『アイドルどっきりくすぐり大作戦』その内容が頭から離れない。
あきらを凝視する。ぶっちゃけ超かわいい。(性格は酷いけど)
こんなに可愛いあきら様をくすぐるなんて…。
くすぐるということは当然その柔肌を触るということである。
(仕事とはいえそんな恐れ多いことが…。それにあきら様に恥かしい思いをさせてしまう…。)
すっかり下僕根性が染み付いている白石であった。
「もう!聞いてるの!」あきらの声で現実に戻される。
どうやら上の空で話を聞いていたらしい。あきらがしかめっ面で睨んでいる。
「すいません。考え事してました」素直に謝る。
「ふーん。まあいいけど。私と違ってあんたは今後の身の振り方も考えなくちゃならないだろうしね」
ちょっと意地悪を言ってしまう。
「まああたしのアシスタントでよければ使ってやってもいいけどね…」小ばかにした口調。
「本当ですか!あきら様!」白石があきらの両手を握る。
「えっ!ちょ、ちょっと!…冗談なんだから離せ!」突然の行動にパニックになりかけた。
「…冗談ですか…そうですよね」白石は目に見えて落ち込んだ。
「ふん!じゃああたしは行くから。あんたもがんばんなさいよ!」その場を早足で駆け去る。
「いきなり手握るなんて名に考えてんのよ!あたしにだって心の準備ってもんがあんのよ。
はぁ…。びっくりして冗談だって言っちゃったじゃない!せっかく誘えたのに…。
また一緒にやれると思ったのに…。…全部あの馬鹿が空気読めないから悪いんだ…」
ロビーの長イスでぶつぶつとつぶやくあきら。その顔は赤く染まっていた。
「やっぱり冗談だよなぁ…」白石がつぶやく。
あきらの言葉が単純にうれしかった。あきらに振り回されっぱなしの半年間だった。
つらいことがいっぱいあった。逃げたくなることも何度もあった。
それでもあきらとの時間は楽しかった。
小神あきらは努力家だ。ただそれを人に見せないだけだ。
小神あきらは寂しがり屋だ。ただそれを人に悟らせないだけで。
白石はあきらのいろんな面を見てきた。そして…いつの間にか心を奪われていた。
平凡な人生を歩んでいた自分の人生を変えてくれたのは彼女だ。
だからこそ彼女に尽くした。彼女の役に立てるのならそれでかまわない。
青臭い考えだがそう思っていた。
しかし彼女はいずれ自分の元を去る。『才能』
あきらには才能がある。このまま突き進めば栄光の道が待っていることだろう。
しかし、自分にはそんな未来はない。とっくに気がついていた。つりあわないことに。
だからこそ恋心を封印をした。それでも…
白石は泣いていた。しかしすぐに涙をぬぐう。まだ最後の仕事がある。
泣いていたらあきら様の足を引っ張ってしまう。最後まで貫こう。白石は歩き出した。
「あきらちゃんはね、ホントは寂しい子なんだよ。」桜子が独白する。
深夜の事務所。
「人間はみんな寂しいもんでしょ?」誰かが答えた。
染井由乃、桜子の相棒のデスクである。
「あの子はさ自分の居場所を作ろうと必死なんだよ。だからあんなに頑張ってる」
「貴方が彼女の居場所になってあげればいいんじゃない?慕われてるみたいだし」
「うんにゃ。私じゃ役者不足さ。喪黒福造だってあきらちゃんのココロのスキマを埋められやしないよ」
缶ビールをあおる。勤務時間外なので問題なし。
「だから彼なの?」由乃がデスクの上に放り出された企画書に目をやる。
白石に渡したドッキリ用台本とも違う本当の台本である。
「人を見る目には自信があるんだよね、私」少し陰のある笑みを浮かべる。
「じゃあ何で寂しそうなのさ?」
「娘を嫁にだす親の気分かな?」おどけて答えると空き缶をゴミ箱に放り投げた。
そして収録当日
某テレビ局の収録ルームにあきらは来ていた。
いつものように袖が長すぎて手が見えない制服にミニスカート。
「桜子さん、ほんとにここなの?」あきらは小首をかしげた。
収録室は殺風景だった撮影用のカメラが二台に簡易音響照明器具。
そして部屋の中央に置かれた小型のパイプベッドのようなもの。
ゴールデンタイムの番組の収録にしてはしょぼすぎる。
「いいのよ。本スタの方に予算割いちゃってるからここはこんなもんなのよ」
さらっと嘘をつき。カメラや音響機材をチェックし始める。
「予算の都合でね、私がカメラと音響の操作するから。実験も私が進めるわ」
そう言ってなにやら難しそうなタイトルの書かれた分厚いバインダーを見せ付けた。
「とりあえず裸足になってベッドに仰向けになって」
バインダーをパラパラめくりながら指示する。あきらは言われるがままに従った。
桜子はバインダーを手放すとベッドの脇に移動した。
「両手を万歳して。あと足は軽く開く感じで」てきぱきと指示を出す。
桜子は鎖が長めの手錠のようなものを取り出すと、あきらの手足をベッドの支柱にそれぞれつなぎとめた。
「桜子さん…?」拘束されたあきらの顔が不安に染まる。
「心配しなくていいわ。今日は貴方の大事なパートナーも呼んであるんだから」
その時入り口のドアが開き白石稔が登場した。
「しっ、白石!何であんたがここに!」唐突な展開に動揺を隠せないあきら。
白石はあきらから目をそらすと気まずそうに俯いた。
「ほら白石君、あきらちゃんにちゃんと説明してあげないと」ニコニコしながら催促する。
数秒ためらった後白石は背に隠していた看板をあきらの目の前にかざした。
「アイドルどっきりくすぐり大作戦?」看板の字をあきらが読み上げた。
「なっなにーーーーーーーーーーーー!!」現状をやっと理解したあきらが叫んだ。
「というわけで、ドッキリ企画なのでした♪」悪意無き笑みで桜子が告げる。
「企画の内容はとーっても単純なの。今からあきらちゃんのことをくすぐって
あきらちゃんの恥かしい秘密を次々と暴いていきたいと思いまーす。
ここにタイマーがあります。これがくすぐられる時間です。
秘密をひとつ白状するたびに5分間時間が短縮されーまーす。
ちなみに嘘をついたらペナルティとして時間を10分追加しまーす。
ちなみにタイマーの初期設定時間は内緒でーす」無慈悲にルールが告げられた。
「ちょっとそんなの聞いてない!白石!早くあたしを助けなさい!」
「ちなみにくすぐる役は白石君でーす」あきらの声をさえぎり桜子が宣言する。
唯一の希望をたたれあきらの顔が真っ青になる。
「じゃあスタート♪」タイマーのスイッチを押す。
あきら達からは見えない位置に設置されたタイマーが刻む数字は12時間。
「失礼しますあきら様」オドオドと白石がベッドにあがる。
ひっと息をのむあきら。体が恐怖で震えている。
「第一問 あきらちゃんはくすぐったがりですか?」桜子の質問が飛ぶ。
その声を合図に白石があきらの両脇腹に指を軽く当てる。
「ひゃん!」それだけで悲鳴を上げてしまう。まだくすぐりは始まってもいない。
それなのにわき腹からむず痒いような刺激が伝わってくる。
「答えてくれないならわき腹くすぐっちゃおうか?」桜子ののんきな声が響く。
「くすぐったがりです!あきらはめちゃくちゃくすぐったがりです!」
わき腹をくすぐられる恐怖から逃れたい一心で叫んだ。
「ふむ、5分マイナスだね。第二問、ブラのカップは何サイズ?」
「えええーーーーーーー!そんなの言えるわけないでしょ!」顔を真っ赤にするあきら。
「白石君 GO」その言葉と同時にわき腹に添えられた指がサワサワと動き出す。
「くふぅ!あっあっあっあっあああ!」あきらが必死に身をよじる。
しかし手足を拘束された状態では逃げられない。
「白石君両脇をリズミカルにつつくようにしてみて」悪魔の助言だ。
言われたとおり責め方をツンツンに切り替える。
「く!あん!やっ!ひゃ!はう!やめ!ダ!ダメ!よわ!弱いの!ああん!」
悩ましい声をあげ懇願を死ながら悶えるあきら。
「AAカップ!AAカップだよ!白状したんだから止めてー!!」
「白石君、ちょっと休憩させるために指先でわき腹をスーッとなでる感じにしてちょうだい」
指先があきらのくびれたウエストを優しく撫で回す。
たった指二本の刺激だがくすぐりに弱いあきらにとっては十分な責め苦である。
休憩とは言われたものの、わき腹のもどかしい刺激のせいでまともに休めない。
指先の動きにあわせてぴくぴく反応するあきら。頬は赤く上気し、小さな胸が上下に動いている。
それは14歳のお子ちゃまとは言えかなり色っぽい姿だった。
「それでは第三問!ファーストキスはいつ?またそのお相手は?」桜子が能天気に進行する。
あきらは無言のまま白石を睨みつける。素直に答える気は無いらしい。
「白石君わき腹揉んであげて、肩揉みするくらいに」
「白石!止めないと後でひどいんだからね!」一瞬黒化するあきら。自分の立場をわかっていないようだ。
(あきら様の…ファーストキスか…)白石は文句を撒き散らしているあきらの唇を凝視した。
綺麗なピンク色のふっくらした唇。柔らかそうである。
(この唇に…キスしたやつがいる…)白石に中で何か黒いものが産まれた。
「ちょっと白石!あたしの話を…うきゃん!」
白石がわき腹をもみ始めたためあきらの文句が途絶えた。
「あっーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!あっ!あーーーーーーーーーーーー!!」
あきらが絶叫する。必死に腰を動かして逃れようとするが白石の両手に押さえ込まれている体勢なので、逃れることはできない。
(あきら様ウェスト細いなー。なのにぷにぷにしてて気持ちいい…)
わき腹の揉み心地が気に入ったのか白石は丹念にわき腹をもみ続ける。
「あうーーーーーーーーー!したことないぃ!キスなんてしたことない!」
揉み攻撃は堪らなかったようですぐに白状する。
あきらの言葉で白石の動きが止まる。(あきら様、キスしたこと無いんだ…)
不思議な安堵感が白石の心に満ち溢れた。
あきらははぁはぁと苦しそうに呼吸をしている。その唇が妙に色っぽかった。ドキドキした。
「じゃあ第四問!今日の下着は何色?上下で答えてね☆」
白石の動揺を意に介さず桜子が進行を進める。
「白石君、今度は足の裏やろうか?指先でこちょこちょする感じで」
あきらの視界から白石の姿が消える。
「ちょっと…ちょっとたんま!」白石の姿を見失い軽く混乱するあきら。
姿が見えないためいつくすぐられるのかわからない。
その不安があきらの心を責め立てる。無意識に足の指がもぞもぞと動いてしまう。
「少し休もうか」桜子が何気なくつぶやいた。一瞬あきらの緊張が緩んだ。
その瞬間「きゃ!くぁ!あははははははははははははははははははは!!」
完全なる不意打ちだった。油断しきってたところをくすぐられたのだからひとたまりも無い。
くすぐったさから逃れたい一心で全力で両足をジタバタさせる。
しかしあきらの足の拘束具はそれを許さない。
「あははははははははははははははははははは!!あははははははははははははははははははは!!」
先ほどまでの衣服の上からのくすぐりと違い今度は素肌へのくすぐりである。
超くすぐったがりを自覚する(公式プロフィールの弱点の項目にくすぐりと記されている)あきらにとってこれは地獄の苦しみだろう。
足をばたつかせたせいでスカートがめくれかけパンツがチラチラと見え隠れする。
白石の中でよこしま考えが産まれる。もっとくすぐったい刺激を与えたら
あきらはもっと激しく暴れて、スカートが完全にまくれるんじゃないか?と。
白石はあきらの足の指の間に自分の指を通した。足の指の間や付け根はかなり敏感なポイントなのだ。
そのまま指の間をコリコリと刺激する。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!ギブアップ!!ギブアップ!!パステルピンクだよ!上下おそろいの!」
その頃にはあきらのミニスカートはまくれ上がり自白どおりのピンクのパンツが丸見えになっていた。
(うっかわいいなぁ…)白石は思わず見ほれてしまった。
あきらはミニスカートでも活発に動くからたまにパンチラを見ることはあった。
だがこんなに完全な形で見たことは無かった。白石はごくりと生唾を飲む。
猛烈なくすぐったさから開放されたあきらは自分の状態に気づいた。
「白石ーーーー!!何見とんじゃボケ!」自分のパンツを凝視する白石に黒化して怒鳴る。
「ひっ!すみませんあきら様」白石はすぐさまあきらのスカートをなおした。
どうやら条件反射で従ってしまう癖は治っていないようである。
あきらは顔を真っ赤にしたままふんと顔をそむけた。顔が赤いのは呼吸困難以外にも理由があるのは明白だった。
「忘れなさい…」ドスの利いた声であきらがつぶやいた。
「はいぃ!」しかしながらあきらの可愛らしいパンツは記憶に焼きついていてとても忘れられそうも無かった。
(やっぱりあきら様も女の子なんだよな…)白石は思った。普段バカなやり取りばかりしていたせいか
たまに忘れそうになるが、あきらもれっきとした女の子なのだ。
普段は決して見せない“女の子”なあきらの姿に白石の封印したはずの恋心がうずいた。
そんな白石の心もまったく気にせずに桜子が進行を続ける。
「第五問 あきらちゃんのオナニーのおかずはなんですか?」
まるで世間話をするような声で桜子が言った。場が凍りついた。
「そんなん言えるかボケーーーー!!」あきらが吼えた。
白石も軽く混乱している。しかし桜子は平然としている。
「白石君、膝小僧をサワサワする感じでGOだよ」
一瞬戸惑うが桜子の眼力に押し切られる白石であった。
白石があきらの膝小僧に指先を伸ばす。まだ触れてもいないのにあきらの体がピクンと痙攣する。
「しーらーいーしー!あんたアシスタントの分際でこんなことしていいと思ってんの!」
あきらが暴言を吐いて白石を睨む。自棄になったのかそれとも恐怖から逃れるための虚勢だろうか。
「白石君、樹海事件のこと忘れちゃったのー」桜子がのほほんとした口調で言う。
白石の体が震えた。「樹海事件」。あの時の悪夢が蘇って来た。
あきらの体を見据える。四肢の自由を奪われた彼女に抵抗するすべは無い。
せいぜい悪態をつくことくらいしかできない。「無力」だ。
白石の心に悪戯心が芽生える。今までいろいろされてきたんだ、ちょっとくらい仕返ししてもいいよね?白石はそう考えた。
「もう、バカ!白石なんか嫌いだ!」涙目で睨むあきら。
その姿が白石の情欲に火をつけた。両膝小僧をコチョコチョとくすぐり始めた。
「あん!ひゃうーーーーーーーーーーー!あはは!あん!や!ひゃめ…て…」
強烈なくすぐったさとは趣が異なるむず痒くて堪らない感覚。
笑い声というよりは艶っぽいあえぎ声をあげていた。
(あきら様色っぽいな…)今までお子さまとして見て来たあきらの中に女性を感じた。
好意はあったが今まであきらに性欲を抱いたことは無かった。
「そこ苦手なの!止めてったら止めてよー!止めろバカ!」
「正直に話せばやめてあげるよ。ほら早く話て楽になっちゃいなよ」桜子が助言する。
あきらは無言のまま、身をよじって必死にやせ我慢する。
「白石君、内太ももを爪先で痛くない程度にカリカリしてあげて」無慈悲な指令が飛ぶ。
白石の指があきらの太ももに移動する。その瞬間あきらの体が大きく跳ねた。
再びスカートがまくれてパステルピンクのパンツが白石の眼前に晒される。
「ははははは!はん!むふふふふ!きゃきゃきゃきゃきゃきゃ!」
なんだかよくわからない声を上げてもじもじするあきら。
「あっ!ダメ!出ちゃう!ちょっとタンマ!非常事態なんだから!」
切羽詰ったような顔であきらが叫んだ。
「白石君、止めなくていいから」桜子が冷たく告げる。
「そんな!桜子さんお願い!漏れそうなの!」恥も外聞も非常事態には必要なかった。
「そうだよねー。あきらちゃんは太ももくすぐられるとおしっこ漏れそうになっちゃうんだよねー」
桜子は淡々としている。「限界!ダメ!お願い止めて!」本気の懇願だった。
「あきらちゃんは解放される方法知ってるはずだよ?」桜子はにっこりと微笑んでいた。
「しゃべるから!しゃべるから止めて!」その言葉を受けて白石がくすぐりを中断する。
尿意とくすぐったさから解放されたあきらは大きくため息をついた。
「さあ話してねー。早くしないとまたくすぐっちゃうよー」桜子の明るい声が響く。
「…好きな人」蚊の鳴くような声であきらは答えた。その顔はトマトのように赤い。
白石はその一言で衝撃を受けた。(あきら様がオナニーしている…しかも好きな相手を思って…)
あきらだって年頃の女の子だ、オナニーくらいしてても不自然ではない。
かくいう白石だった最初にオナニーを覚えたのは小六の時だった。
高嶺の花だと思っていたあきらが急に近くなった気がした。
だが同時にモヤモヤした物が白石の心を刺激する。
(あきら様に好きな人がいる…)その事実が容赦なく白石の心を抉る。
そんなことは露知らずあきらはパニくっていた。
(言っちゃった。よりによってこいつの前で…白状しちゃった…)
頬は真っ赤に上気し今にも湯気が出そうである。もう恥かしくて死にそう、あきらはそう思った。
そんな二人の様子を楽しそうに眺めた後、桜子は微塵の容赦もなく言葉をつむぐ。
「第六問 あきらちゃんの好きな人って誰ですか?」部屋の空気が歪んだ気がした。
「白石君、あきらちゃんの服の中に手入れて腋の下を集中攻撃だよ」のんきな指令が飛ぶ。
(あきら様の好きな人…知りたいような知りたくないような)
それでも白石は指令どおりあきらの服の中に手を入れ腋の下に指先をあてがった。
「あう!」あきらの体がピクンと反応する。体が緊張で硬直しているのがよくわかる。
両目をぎゅっとつぶり、口をへの字にしている。
「腋の下はあきらちゃんの最大の弱点だからたっぷり楽しんでねー」魔女の囁きだ。
意を決して白石は腋の下のくぼみをこちょこちょとくすぐり始めた。
「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!」あきらのやせ我慢は一秒と持たなかった。
狂ったように大笑いし、手足をめちゃくちゃに振り回す。真っ赤に染まった顔をぶんぶんと振り乱す。
手足を拘束している拘束具がギシギシと音を立てベッドが軋む。
その幼く小さな体にどこにそんな力があったのだろうか?と思うほどの狂乱ぶりだ。
潤んだ瞳からは涙がぽろぽろとこぼれ、大きく開いた口からは涎がたれている。
もはやアイドルとしての面影などは無い。そこにいるのはただの超くすぐったがりな14歳の少女である。
「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!苦しい!死んじゃう…あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!ゆ、許して」朦朧とした意識で慈悲を求める。
「白状して楽になりなさい」天使のような声で桜子が語りかける。
その一言で終わった。あきらの心が完全に折れた。そもそも14歳の小娘に耐えられる責めではない。
「白石!あたしが好きなのは白石稔なの!好きなの大好きなの!」
あきらは思いのすべてをぶちまけた。素直になれず、怯えてひた隠しにしていた本音をぶちまけた。
こうなったらもう止まらない。
「どうして気づかないのよ!どうして他の女の子と仲良くするの!どうして…あたしの前からいなくなろうとするの!ヤダよ!あんたがいなきゃヤダよ!行かないでよ!あたしをおいていかないで!」
「らっきー☆ちゃんねる」終了からずっと一人で抱え込んできた不安、恐怖、悲しみ、それをすべてぶちまけた。
沈黙が場を支配する。桜子は終わりを理解した。すべてが自分の描いたとおりになったことを。
「なんとか…いいなさいよ」あきらはボロボロと泣いていた、それでも必死に白石を見ていた。
わずかに冷静さをとり戻した今、強烈な不安が襲ってくる。もう後戻りはできない。
初めて舞台に上がったときよりもはるかに緊張していた。
「しゃべれっての!」不安から思わず黒化して怒鳴ってしまう。
その瞬間、白石はあきらを抱きしめた。
「好きです、あきら様」
「う、うわあ~ん」あきらが声を上げて泣いた。泣くのは久しぶりだった。
なぜなら誰もアイドル小神あきらに泣き顔など求めていなかったから。
でも、泣いた。感情が抑えきれなかった。
ずっと一人だった。家族なんていなかった。桜子に拾われてひと時の安らぎを得た。
でもそれが偽りの関係なのに気づいている。たとえ偽りでもそれにすがった。
心を許せる友達なんてできなかった。アイドルの仮面は心に壁を作った。
業界でも孤独だった“小神あきら”を求める者は多かった。
でも誰も偶像の正体までは踏み込まなかった。人はみな孤独だと悟った。
でも、出会った。白石稔に。
最初は使えないアシスタントだなとイラついていた。
でもすぐにわかった。この人はまじめなんだなと。
そして事件は起きた白石に怒られた、本気の感情をぶつけられた。
小神あきらではないあきら自身に。彼はあきらをアイドルというバイアス無しで見ていた。
だからいつも等身大でぶつかってきた。あきらのすべてを受け入れた。
あきらはこのとき初めて人と触れ合った気がした。
気が付けば恋に落ちていた。でも実らないと思っていた。
そうあきらめていた。長年の孤独がそう思わせた。
その孤独も今、終わった。白石はあきらを受け入れたのだ。
だから泣く。産声のように泣き続ける。初めて人間になれた気がしたから。
数分後
あきらはやっと落ち着きを取り戻した。
「二人ともお疲れさまー」けだるげな声をかけながら桜子が寄ってくる。
その手にはプラカードが握られていた。
『二重ドッキリあきらちゃんと白石君ラブラブ大作戦!』と書かれていた。
「ぜーんぶ嘘。あんたらくっつけるためのお芝居でしたとさ」
プラカードを放り投げると桜子はさらりと真実を告げた。
「あきらちゃん。一人より二人の方が強くなれるよ。君の才能はもっと伸びる。私が保証する。
白石君、君はいい子だね。その子をちゃんと支えてやってくれよ。世界中で君にしかできない仕事だ。そのことを誇れ」
背を向けて去っていく桜子。ドアの前で振り返ると
「ああそうそう、この部屋今日一日押さえてあるから。それに完全防音だ。せっかくだしオタノシミの続きでもしたらどうかな?」桜子はにやりと笑った。
「桜子さん!それってどういう「白石君、あきらちゃんにうらみあるよね?仕返ししたいよね?でも痛くしちゃうのはダメだよね?さっきのあきらちゃんの悶え方、すんごく可愛かったよね?」
あきらの言葉を途中でさえぎり桜子がまくし立てる。
「チャオ♪」そういい残すと彼女は退室した。
「し、白石?」あきらが不安そうに声をかける。
「あきら様、好きですよ。…あきら様の笑顔が」あきらの目の前で両手の指をワキワキさせていた。
「やっ、やめ…」
数時間後、収録室からは不機嫌そうな顔のあきらとボコボコにされた白石が出てきた。
二人は手をつなぐとその場を後にした。
完
投稿日:2008/08/17(日) 01:29:58
白石さんとあきらですね~~おもしろい
ああ、実は、かかみを懐かしみます~~
ははは、Cさまを支持!頑張ってください
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