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2008/12/13(土)に投稿された記事
涼宮ハルヒの青空(5)
投稿日時:22:33:30|コメント:2件|》本文を開閉
ディレクトリ:(未完成)涼宮ハルヒ - *涼宮ハルヒの青空
何も考えない時間、暇な時間。
なんかこういう時間過ごしていると不安になって来ます。
そんなワケで、みんな!聞いてくれッッ!
俺様はSPAMをフィルタリングせずに投稿できない方法を考えている!
「あなたは人間ですか?」という質問の方法について悩んでいるのだ!!
とりあえず考えた認証方法は・・・
◆足し算認証
1+1=[ 1 ]送信→OK
◆かけ算認証
1×1=[ 1 ]送信→OK
◆クイズ認証
足が100本、頭が600個、腕が数千本あるものってなーんだ?[ お化け ]送信→まあ、お化けって言っとけば全部正解なんすけどね・・・
◆面白い事言え認証
このドブには実は奇っ怪な生命体が暮らしている[ それはイヤすぎる・・・ ]送信→面白くない。って言うか、それはただの感想です。エロエロ触手生物だったらどうすんのよっ![ それは大変だ!でも、現実にいたとしたら国連軍が派遣されて来るんだと思います ]
◆儚げなポエム認証
あなたを思うの、アイラビューン。だけど私は[ イワシ ]なの。あなたと会えない。オーファッキン。→まあ、そりゃ会えないだろうけどさ・・・
◆全力ツッコミ認証
あっ、パンツ間違って頭に被っちゃった![ ベタすぎッッ!それはベタすぎるッッ!!って言うか、もうちょっと捻った受け側を考えなさい。面白くないから。 ]送信→すみません・・・(諭すなよ・・・)
ぬー、なんか良い方法はないもんかのぅ・・・
ちなみに、ふつーのSPAMさんに対して、かなり効果的な方法は思いつきました。エロ小説です。
涼宮ハルヒ+東方!
俺様内部においてハルヒ先生は「ドSに見せかけているけれど、それは必死にドMを隠すためなのよ。ララバイ、サディスティック」ですから、皆様におかれましては「ふーん、あっそ」とそーゆー感じでお願いしました(現在完了形)。
そう言えばさっき気づいたんですけど、俺って右手がロケットパンチだったみたいです。ウソだけど。意味分からんですね・・・
いや、別にハルヒを待っていたら異次元から謎の生命体が現れたとか、犬のコスプレしてる女の子が歩いてきたと思ったら実は正装だったとか、そういう突拍子もないような出来事に遭遇したわけじゃない。
約束の5時半を過ぎてもやって来ないハルヒを、コーラ片手に待っていた俺の耳に届く聞き慣れた声。
遠くから、周囲の目など気にする様子も全くなく、それはそれは大きな声で、
「キョンー!遅れてごめーん!」
と、スーパー爽やかさんのような全力疾走で走ってきたハルヒを見て、文句の一つでも言ってやろうと思っていた俺の頭脳は停止を余儀なくされた。
思いっきりみんな振り向いてるじゃないか、叫んでる本人は『天下の涼宮ハルヒ様』だから気にもしていない様子だが、ハルヒ、もしここにクラスメイトがいたらどうするつもりなんだ?
振り返った俺は思わず顔が熱くなった。
……これじゃ、俺は恋愛したての中学生みたいじゃないか。
全力疾走で、マンガとかだったら背後にズドドドドド……とか音喩(おんゆ)が入るんだろうな。
こんな暑い最中、その熱気すらも振り払わんが如く、まさに風のように近づいてくるハルヒの姿格好を見た俺はまた驚いてしまった。
なんと言うか……俺は今朝から何故かファッションチェックマンさながらに人の服装を評論してばかりいるが、それは長門が着ていた淡い緑色のネグリジェを超える驚きを俺に与えてくれた。
上には白いキャミソール、胸には可愛らしくリボンを摸した飾りなんかが付いている。
俺はここまでであれば笑顔で片手を上げて「オッス」と受け答えていたかも知れない。
しかし、キャミソールの丈が短く、いわゆるヘソだしルックである時点で、俺はハルヒ様の片鱗をヒシヒシと感じ始めていたのだと思う。
まあ、ヘソだしはいいだろう、最近そういうの流行ってるからな。
それにハルヒのようなべっぴんさんに着こなしてもらったとなれば、そのキャミソール一族の末代までの自慢にもなろうというものだ。
しかし、下半身の服装を見た俺は……正直に言おう、俺は説教してやろうかと思った。
彼女の腰に巻き付けられた……と言う表現でも差し支えないだろう。
その異様に短い紺色のスカートは、その上から紫色と白色をあしらった……何だったかな、ヒップスカーフという名前だっただろうか。
ともかく、そのスカーフでかろうじて隠されているものの、俺は唸った。
……俺はいつの間に海水浴に来ていたんだ?
いや、水着と言うには言いすぎかも知れないが、水着だと言われれば万人が『ああ、そういう水着ですか』と、ポンと手を打ち納得してしまうぐらいの説得力を持った衣服を身にまとい、それを相殺せんとばかりに全力で駆け寄ってくる彼女を見ていると『逃げた方がいいのだろうか?』と、真剣に思ってしまう。
そんな俺の苦悩など一切察する様子もなくハルヒは俺に駆け寄ると、はぁはぁと激しく息を切らしながら顔を上げ……
ものすごい笑顔だ。
全人類が『眩しいっ』と声を揃えて手をかざしそうなほどの笑顔でハルヒは言った。
「待った!?ごめん!行くわよ!」
「テンション高っ!?」
俺の口から出た言葉は、遅れてきた事への文句でも服装に関するお説教でもなく、いつものハルヒとは異なるハイテンションさに気後れしている事への正直な感想だけだった。
そうだ、俺はこのテンションのハルヒを知っている。
SOS団という謎の組織を構成する事を思い立った、あの時。
目を輝かせて、授業中であるにも関わらず大声を張り上げていた、あの時だ。
まさかSOS団パート2とかを作るとか言い出すんじゃないだろうな。
「ねえ、夕ご飯どっかで食べて行きましょ!それとも、もう用意してある?キョンの家にお風呂あるわよね?あ、それと一緒の部屋で寝るんだから夜更かしグッズは欠かせないわね!トランプとかはある?ゲーム機は?」
俺たちの周りでは行き交う人々が立ち止まって、何事かをこちらを伺っている。
そりゃそうだろう、あんな大声で叫ばれたら誰だって振り向くさ。
それにな、お風呂とか一緒の部屋に泊まるとか、そういう事を大声で言うもんじゃありません!
周囲の人々の刺さるような視線にビックリドッキリの俺であるが、そんな俺の心境など意にも介さない様子でしゃべり終えたハルヒは、何がそんなに誇らしいのかボストンバッグを掲げて見せる。
……お前はご旅行へと向かうご婦人か。
「ちゃんと着替えだって持って来たし、もう完璧よ!さあ、早く行きましょう!」
何がどう完璧なのかを俺は察する事は出来ないが、とりあえず、俺はため息を1つついて口を開いた。
「……わ、分かった」
俺にそれ以外の何を言えたと思う?
周囲の人々の視線を意図せずクギヅケにして、さらに『泊まる』だの『風呂』だの『着替え』だのと答えが明白な連想ゲームをカミングアウト大放出したハルヒに無理矢理腕を掴まれた俺は歩き始めた。
ハルヒの手から放たれる熱気、はぁはぁと未だに弾む息づかい、そりゃそうだろう、こんな暑い最中を全力疾走して来たんだからな。
やれやれ……
その後、俺とハルヒは移動しながら、とりあえず食事を外食とするか、俺の家で取るかという話しになったが……
ここからが重要なのだが、驚くべき事に、俺ですら一度家に帰った時に初めて知ったのだが、俺の両親は共に何故か、温泉旅行へと出発した後なのだ。
置き手紙を見て知った、というよりも母さん、息子の事を『キョンくん』と手紙にも書くのはそろそろやめてくれませんか。
……と、それはどうでもいい事で、俺が言いたいのは、どうして『突然、温泉に行く事になりました。キョンくんにはご飯を用意したので食べてください。2日ほどで帰ります 母より』という事になっているのか、という事である。
獲物を見つけた山猫の如き勢いでグングンと俺を先導するハルヒの背中を見つめながら、俺は思った。
長門や朝比奈さんや古泉が口を揃えて言う『涼宮ハルヒの特殊な能力』。
幾度となく見せつけられて来た俺ではあるが、今をもっても尚、実は半信半疑であるわけだが、これだけは言わせて頂きたい。
ハルヒ……俺の親を温泉旅行に出発させたのはお前なのか?
そもそもだな、高校生の俺たち……
言うなればお年頃の男女二人が同じ屋根の下どころか、同じ部屋の中で一晩を共にするわけだ……自分で言っておいて何だが生々しい表現だなオイ。
それに今日の本来の目的は、お前が俺の部屋で眠る事なんだぜ?
でもな、こんな状況で長門が言うところの『心穏やかな就寝』なんて出来ると思うか?
はっきり言おう、俺にはそんな自信はないぞ。
結局、外食は取りやめて我が家、それも俺の部屋で食べられるような食料をコンビニで調達する事にした俺たちは、今まさに俺の家の前へと移動して来たわけなのだが。
あれほどテンションの高かったハルヒがコンビニを出た辺りから言葉少なめになっているのはどういうワケだ?
ハルヒさんよ、お前に言うとまたとんでもない事になりそうだから言わないがな、今日の目的は俺とお前が、俺の部屋で眠る、それだけなんだ。
そうだ、ハルヒと一緒に眠るだけ。
長門に、精力減退のツボでも聞いておくべきだったな……
「……は?」
俺のベッドをまるで自分が数十年と愛用していると言わんばかりに占領して、その枕に顔を埋めているハルヒの口から放たれたくぐもった一言。
その言葉に、俺は唖然として、間抜けな声を口にしたまま硬直していた。
待て、今の言葉はどういう意味だ?
そうだ、俺とハルヒは十分ほど前に俺の部屋に入ってきた。
家の鍵を開けた俺に続いて、ハルヒが玄関に入る。
階段を昇り、その後ろをハルヒが歩く。
部屋のドアを開けて入ると、ハルヒがその後ろから入ってくる。
俺という凡庸(ぼんよう)かつ、ごく一般的な男子高校生という日常に続いて、世界を造り出したり宇宙人や未来人、超能力者、そして異世界の鍵を握る非日常の代名詞、我らがSOS団長ハルヒ様がその後に続く様はシュールの他の何者でもなかった。
部屋に入り……コンビニの袋をドサリと床に置いた俺の横をツカツカと進んだ彼女は、おもむろに俺のベッドの前に立つと。
「ねえ、このキョンのベッド?」
と聞いてきた。
「ああ」
誰か知らない人のベッドが部屋にあったりしたら、それこそ怪奇現象だろう。
などという思いはそっと心の中へしまい込み頷くと。
「ふーん」
そう返したハルヒは、おもむろにドサリとベッドに身を放ると、枕へ顔を埋めてしまう。
オイオイ……人の部屋にやって来て真っ先にそれかよ。
その後、ハルヒは枕に顔を埋めたまま。
俺はコンビニの袋から買ってきた弁当やらプリンやら、プリンやら、プリン……
おいハルヒ、お前ってプリンが好物だったのか?
ともかく、それらをテーブルの上に並べながら窓の外へと目を送った。
時計を見ると午後6時半、未だに空は明るいが太陽は西の空へと沈みはじめてオレンジ色の光りを放っている。
それにしても日が長くなったもんだ、ちょっと前まではこの時間になれば真っ暗……は言い過ぎかも知れないが、もうちょっと暗くなっていたような気がしたが。
「疲れた……」
俺が夕焼け色の空をぼんやりと見つめていると、ぽつりと彼女が言う。
まあ、そりゃそうだろうな、初夏とは言え、この暑い最中をあのテンションで全力疾走したら陸上選手だって全身筋肉痛だろう。
それじゃあ風呂でも沸かして来るか?などと思っていると、ハルヒは俺に言ったのだ。
「キョン、マッサージして」
「……俺は按摩さんじゃないぞ?」
そう、俺はその時はまだ知らなかったんだよな。
今だって気づかない振りをしているが……俺はその後、彼女から奇妙な言葉を聞かされる事になる。
「キョン、わ……腋ツボマッサージって知ってる?」
ワキツボ?
俺はその生まれてこの方聞いた事がない、新たなる単語の出現に動揺しながら、その実際を脳裏で何度も巡らせてみた。
ワキツボ……タコツボなら聞いた事がある。
だが、違うんだろうな、マッサージとタコツボの2つのキーワードの符号が意味する所を説明できる人がいたら、ぜひ聞かせて頂きたい。
ツボ……耳ツボとか足ツボなら知っているが、ワキツボという言葉は初耳だ。
「いや、知らないな」
まさかタコツボの話題を持ち出すわけにも行かず、俺はかぶりを振った。
するとハルヒは枕から微かに顔を上げると、俺の方は見ずに、
「……わ、腋の下を、くすぐって……マッサージするのよ」
と、小さな消え入りそうな声でつぶやく。
「……は?」
待ってくれ、それはどういう意味だ?
ハルヒの口から放たれた言葉を耳にした俺は、驚いたような声を上げてしまった。
くすぐる?どういう事だ?
こうして俺は呆けたように口を開けて横たわったままのハルヒを凝視する状況となったわけだが、俺は正直混乱していた。
いきなり人の部屋のベッドに横になり、疲れたからマッサージして、と言われた。
ここまでは1000歩譲って良しとしよう。
SOS団設立当初、朝比奈さんを『胸・可愛い・ロリっぽい』という理由なだけで拉致し、無口な文芸部員であった長門を『部室の付属品』であるかのように取り扱い、『謎の転校生』という理由なだけで古泉も連れて来て、謎の組織に強制的に参加させてしまうハルヒ様だぞ。
マッサージの1つや2つを命じられても驚くような事ではなかったし、俺だってため息混じりにでも同意していたかも知れない。
だけどな、くすぐるってのは何だ?
腋ツボってのは何なんだ?
「待てハルヒ、俺にはさっぱり分からない」
俺がその腋ツボマッサージなるものの感想を述べると、ハルヒはゆっくりと顔を上げてこちらを見やった。
仄かに頬の辺りが赤くなっているような気がしたのは……夕焼けの色だったのだろうか?
「く、くすぐりには……血行を良くする作用があんのよ。自律神経を刺激して疲れが取れるの。そんな事も知らないの?」
「知らん。大体、くすぐりってお前、子供じゃないんだからなぁ……」
俺が言いかけると、それを上塗りするように。
「つべこべ言わずに、さっさとこっち来る!」
キッといつものハルヒの視線が俺に飛んできた。
まったく、お前というヤツは相も変わらず、俺の心境なんてものはどうでもいいんだな、まったく。
しかし、くすぐりと言えば何とも懐かしい響きではあると思う。
俺も子供の頃は学校とかでクラスメイトたちとの戯れとして、くすぐり合ったりした記憶に残ってはいるが、まさかこの歳になってそんな言葉を聞く事になるとは夢にも思っていなかった。
それも、ハルヒの口から、驚天動地とはこの事だろう。
そうだな、俺はこの時は『くすぐられフェチ』なんて言葉があるなんて知らなかったんだ。
誰にも人に言えない性癖ってものがあるだろう?
だがな、ハルヒはそれを自分の心の小箱へそっとしまっておく事なんてせず、むしろ逆に前面に押し出して来て、それを俺になんかに強要したわけだ。
「……はぁ」
今日、何度目のため息だろう?
投稿日:2008/12/13(土) 23:22:02
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