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2009/04/13(月)に投稿された記事
きすめ・・・
しかも、つるべ落としなんだそうです。
「しかも」という接続詞を付けた意味は良く分からんけどね・・・
そーいや、井戸っつーと昔は良くスイカを冷やしたもんです。
ガキの頃って身長高くないのに、どうして井戸の中にスイカがあるって分かったんだろ?こっそり不思議だよね。
そんなわけで、今回はキスメが餌食です。
人気投票では61位という事で・・・マイナー系が大好物でEPSON互換機とかM式キーボードとか持ってた俺には垂涎(すいぜん)の物件ですぜ親分・・・
本文章は「上海アリス幻樂団様」により制作されたシューティングゲーム「東方Project」の二次創作物です。
空は青空、澄み渡る……とまでは行かないが、今日は傘の心配はしなくても良いだろう。
そんなぽかぽか陽気に似つかわしくない、不思議な物体が地面にちょこんと鎮座していた。
今にも朽ち果てそうな木桶、その中に白装束を着込んだ小さな体がすっぽりと収まっている。
ひどく細く色白な肌、その手はあたかも幼子のように小さいが、彼女は歴とした『釣瓶落とし』という人妖である。
あまり明るい場所では見かける事はなく、「秋の日の釣瓶落とし」という言葉にもある通り、宵闇に紛れて鬼火を落として人を脅かす妖怪変化。
彼女がどうして、こんな真っ昼間の、それも博麗神社の境内に置かれているのかと言えば、それには深いようで結構浅い理由があった。
ガクガクと肩を震わせているのは寒さのせいではないようだ。
その顔にはひどく怯えた色が浮かび、その視線が見上げる先には、胸元で腕を組んで彼女を見下ろす一人の少女。
彼女の事はキスメは知っていた。
いつだったか、彼女が暮らす地下へ続く洞窟に突然やって来たこの少女。
最初の何十回は何とか撃退したけれど、ある時から弾の動きをしっかりと見るようになり特攻して来る事がなくなって、敗北を期した苦い経験。
確か名前は博麗霊夢、幻想郷で何かが起こればまずは彼女に通しなさいと言う、平たく言えばご意見番なのだと以前に聞いた事がある。
しかし、一体どうしてその彼女に、自分が突然地上へ連れて来られたのか。
その理由は一切告げられないまま、ただ彼女のにやにやとした怪しげな微笑みからは、明らかな負の波動が感じられる。
「とりあえず、どういう理由なのかは分からないけれど、あなたを虐めたくなってしまったの。悪く思わないでちょうだい」
ふふふ……と含みのある笑いをした霊夢は、キスメの主張など一切意に介さない様子で言い放つ。
「……な、ななななんで…!?私…何も悪い事なんて……」
「私を38回撃退してくれたわね……しかもグレイズって最初、直訳まんまな意味だと思ってたから、一体何を放牧するのか素で分かんなかったの。どこの遊牧民だよっとか真面目に思っちゃったわ。何を遊牧すんのよ、モンゴルマンか。全く腹立つわね(自分に)。そういう訳よ」
「わわわわわ分かんない!私のせいじゃないよそれ!?」
一方的な霊夢の主張、キスメには一体彼女が何に対して怒っているのか察する事はできなかった。
慌てて反論しようとするキスメを前に、霊夢は再び含みのある妖しげな微笑みを浮かべると、ゆっくりとしゃがみ込む。
「だから残念だけれど、あなたには特製の井戸に入ってもらわなくてはいけないの。グラディウスの2面をクリアできない悲しみがあなたに分かるかしら?スペースインベーダーに至っては1面をクリアした事すらないのよ?テーブル筐体を何故か持っていたにも関わらず。一体どういう事よ(自分が)」
霊夢はぶつぶつと独り言のように言葉を放ちながら、ヒョイとキスメが入った木桶を持ち上げる。
一瞬バランスを崩した彼女が、慌てて顔を上げようとした時。
「それじゃあ、まあせいぜい頑張ってね。数時間したら引き上げてあげるから」
その言葉の直後、唐突に訪れた浮遊感。
慌てて両手足をばたつかせようとするが、視界が突然暗転し頬に触れるのは激しく風を切る音。
落下している……その事に気づいたが早いか、バシャンと水がしぶきを上げる音と共に木桶の中へ冷たい水が流れ込んでくる。
キスメは井戸に住む妖怪、慌てる必要はまるでなかったが唐突の出来事に慌てて両腕で木桶の縁をギュッと掴んでしまう。
急速に体を濡らしていく水、薄暗く狭い壁に隔てられた、その場所は彼女にとっては見慣れた光景だった。
深い井戸の底、上空を見上げると、井戸の入り口が随分と高い場所にある事が分かる。
微かな陽の光を受けて、井戸の底を浸している水面がキラキラと輝いていた。
(よ、よかった……ただの井戸の底だ……)
ほっと胸をなで下ろした彼女、だが、彼女は直後にこの井戸が一体如何様にして『特製』であるのかを知る事になる。
「きゃッ!?」
木桶にはすっかり水が入り込み、彼女の体は肩の高さまで水中に没していた。
透き通った水面の中、落ち着きを取り戻しつつあった彼女の足の裏に、何かがチョンと触れる。
「……え、え…な、何…え…きゃっ!?ちょ…ひゃあっ!」
一体何が起こっているのか、状況を把握する間もなく再び足の裏に何かがチョンと触れる。
それに間髪入れず、太ももに何かが触れ、キスメは体をビクッと大きく震わせてしまった。
「な…何かい…いひゃっ!いる…何か……きゃっ!?ちょ…なに…なひぃッ!?」
太ももに再び何かが触れ、今度は背中に何かが触れた。
その微かな刺激にびっくりしたように体を捩り、その正体を見出そうとする彼女。
桶の縁を掴んで、何とかして桶の底に足を付いて立ち上がろうとするが、水中での行為でなかなか足が木桶の底を捉えない。
「ひゃっ!ひゃあ!?いっ…なんかいっひひッ!?いっぱい何かぁッ!?あっ…ちょ…待ってぇッ!?」
背中を、足の裏を、膝を、何かがツンツンと突いてくるような刺激。
体中を突如として襲い始めた怪しげな微かな刺激に、キスメが身もだえる。
「やっ…うひゃっ!ちょっ…とぉッ…!まって…ひぃッ!?」
体中の至る所をついばまれるような感覚、皮膚を指先でツンツンと突かれ回されているようで、その1つ1つの刺激に思わず声を上げてしまう。
水面に視線を落として、じっとその正体を観察しようとする彼女。
暗い井戸の底、澄んだ水の中にキスメは小さな影のような物を見つける。
人の小指ほどの小さな影、それは上空から差し込む陽の光に当たり、その表面を銀色にキラリキラリと光らせている。
「ひゃっ…きゃぁッ!お、おさか…なぁッ!?ひゃっ…!」
良く見ると、水中には無数の黒い影。
その1つ1つが陽の光を浴びると同じようにキラキラと銀色の光りを放っている。
小さな魚だ、この井戸の水中には無数の小さな魚が生息しているのだ。
「や…ちょ…ひゃあッ!?な、なんで…ぇひゃッ!?な、なんで突っついてく……ひゅふっ!?」
その小さな魚はキスメの体を取り囲むようにしてフヨフヨと泳ぎ、彼女の体の至る所をその口先でついばむように突き回している。
白装束の中にも入り込み始めている様子の魚たちは、キスメの小さな体の至る所へ到達すると、その口先で白く薄い肌をパクパクと刺激し始める。
「ひゃっ!ちょ…や、やだ…ちょッ…ひゃぁッ!ふひっ!あ、ま…ままま待っ…えひっ!?ひはっ!」
背中を突かれると思わず仰け反り、脇腹をついばまれると思わず体を『くの字』に曲げてしまう。
太ももを突かれると足を何とかしてばたつかせようとするが、狭い木桶の中ではそんな自由が効くはずもない。
足の裏をパクパクされると、キスメの口から思わず笑いが吹き出しそうになる。
「ひゃは!?や、やだっ!?きゃはッ!?く…くひゃ!?きゃあッ!?ちょ…ちょっひょひッ!?」
脇腹から腹部、腹部から胸、様々な所に魚が食いついて小さな口でモグモグとキスメの皮膚を刺激する。
ヘソに入り込んだ魚は、その小さな穴の中に顔を突っ込んで、1枚1枚のヒダの裏や表をパクパクと突き回し、キスメに甘い悲鳴を上げさせた。
「ひゃはっ!お、おへそはぁッ……や、やめっ…ひゃひひっ!おへそダメ!弱い…弱いの私!ホントに弱いの!ひゃひっ!あぁぅッ!やぁぁッ……!」
魚たちはそんなキスメの様子を一向に慮(おもんばか)る様子もなく、次々とツンツン、モグモグとついばみ攻撃を続けて行く。
数匹の魚たちは彼女の胸に食いついて、その先端の浅くピンク色突起をパクパクと刺激し始める。
特に敏感な場所、そんな場所を刺激された事などないキスメにとっては、乳首へと刺激は快感ではなく、むず痒さとしてしか受け止める事しかできない。
「きゃひひっ!?ひゃはっ!だ、ダメ!や…やひゃひゃッ!?や…やめ!くひゅひゅひゅッ……!」
身を仰け反らせて笑い声を上げ、両手で何とかして魚たちを追い払おうとするが、狭い桶の中には手を入れる事などできるはずもない。
バシャバシャと水面を叩いても、魚たちには全く効果はなかった。
それどころか、バシャバシャと叩く腕の動きが水中に対流を作ってしまったのだろうか。
無数の魚たちが水面に巻き上げられて、水面の浅い場所をフヨフヨと泳ぎ始めたのだ。
一体、それが何を意味しているのか、キスメには分かっただろうか。
「……ひゃははひィッ!やひゃひゃひゃひゃッ!ひゃはぁぁッ!?」
一際大きな笑い声、キスメはバシャバシャと激しく水面を叩きながら、今までにない壮絶なむず痒さに苛まれ始めていた。
白装束に入り込んでいた魚たち、それに加えて腕でバシャバシャと水中をかき混ぜた事で、水面のすぐ下へ巻き上げられた魚たちが再びキスメの体をついばみ始める。
肩や二の腕、腕の付け根へ魚たちが食いつき始め、キスメにとって一番責められたくない場所をパクパクし始めたのである。
「きゃああッ!?ひゃいぃッ!ひゃははははははは!!そこだめぇぇぇぇッッ!きゅひひひひひッッ!そこやだよぉぉッ!あっ…あははッ…あひゃひゃひゃッ!」
必死になって腕を振る舞わすも、魚たちは一体どういう原理なのかは分からないが、キスメの腕の皮膚にギュッと張り付いて離さない。
その状態で、パクパクと肩や二の腕、そして腋の下の薄く敏感すぎる皮膚を刺激し続ける。
さらに悪い事に、木桶に体が入っている都合で、腕を胴体に締め付ける動作を行う事ができない。
木桶が邪魔して、どうしても腕の付け根には人の手の平程度のの隙間が出来てしまう。
その隙間に次々と進入した魚たちが、まるで腋の下というオアシスでも発見したかのように、次々と食らいついていく。
「ひゃははははははははははは!!あはははははははッ!あはははははははは……!わ、腋ばっかどうし…しひひひひひひひひひひッ!?」
しかし、上半身を激しく責め始めた魚たちばかりが主役というわけではない。
その活躍に触発されたのだろうか、下半身を刺激していた魚たちにも変化が起き始めていた。
足の裏へ食らいついていた魚たちが、その足の指の間に頭を潜り込ませてパクパクと口を動かし始めたのだ。
足の裏の皮膚、キスメは地面を歩くという行為をした事がないので、足の裏には角質というものがまるでない。
カカトを突き回す魚たちは、アキレス腱の方にまでモグモグ攻撃を仕掛け始め、土踏まず攻撃部隊は頭をグイグイと皮膚へ押し当てて、パックンパックンと小さな魚を開いたり閉じたりを繰り返していく。
「あははははははははははッッ!足の裏もだ…だひゃひゃひゃッ!?足の裏だめ!ダメだよぉぉぉッ!ひゃはははははははははッッ!!」
脇腹から背中、腹部へと取り囲むようにしてキスメの肌をパクパクしていた魚たちは、その数をさらに増し続けていた。
薄い皮膚の下に走る神経を直接ついばむような動きで、時にはツンツンと突っつくような動きで。
白い皮膚がついばまれると一瞬だけ紅色に変わり、魚たちがその口先を遠ざけるとすぐに真っ白な色へ戻る。
乳首をついばんでいた魚たちは、乳首の先端から僅かに膨らんだ乳房へも群がり、さらに腋の下へ通じる胸の脇へも攻撃の範囲を広げていた。
「ひゃははははははははははははははッッ!ひひぃっ…ひひひひひひひひひッ!あはははははははははッッ!ごめんなさぁぁぁいぃいィぃひひひひひひひッッ!」
一体自分が何に謝っているのか、キスメには分からない。
霊夢に対してなのか、あるいは魚たちに対してなのか。
もしくは、意味もなく叫んだ言葉だったのか。
「くひぃひぎひひひひひひひひッ!あーっはははははははははははッッ!ごめんってばぁぁぁッ!ごめんなさっ……あっ…そ、そこダメなのにぃぃッ!!」
体中の至る所を縦横無尽に突き回され、ただひたすらに笑い声だけが吹き上がってしまう。
彼女の小さな顔は真っ赤に染まり、大きな瞳からはボロボロと大粒の涙が溢れ出す。
一体いつまで、こんなくすぐったくて仕方がない時間が続くのか。
キスメは自分がここに放り込まれる前、霊夢が言っていた言葉を思い出していた。
『それじゃあ、まあせいぜい頑張ってね。数時間したら引き上げてあげるから』
「ひゃひゃひゃひゃひゃッ!数時間なんて無理ぃぃぃッ!くはははははははははッ!死んじゃうよぉぉぉッ!変になる!すごい事になるってばぁぁッ…あははははははははははッッ!」
絶叫に近い大きな声で叫び、そんな行為が無駄だと分かっているのに、これで少しでもくすぐったさが弱まればという僅かな期待を胸に抱きつつ。
しかし、そんな期待など、魚たちの無欲で残酷なツンツン攻撃を抑制する微力にもなる訳がない。
「あはははははははははははッッ!苦しいぃぃぃひひひひひひひひひひひッッ!笑い死んじゃうよぉぉぉッ!あひゃひゃッ!ひひひひひひッッ!あーっはははははははは!!」
「ふーん……反省した?」
頭上から突如として霊夢の声。
慌てて顔を上げると、陽の光を背中に受けて霊夢の影が遠く頭上から覗き込んでいる。
「ひゃははははははははッッ!ごめんなさぁぁいぃぃッ!くひひひひひひッ!ぎゃひゃひゃひゃぁッ!ごめんなさぁぁぁぁぁぁぁぃぃィぃふふふふふふふッ!!」
必死に謝った。
とにかく、このくすぐったい空間から逃れられるのなら、何度だって謝ってもいい。
体中がおかしくなり始めている。
笑いたくもないのに笑い声が吹き出して、泣きたくもないのに涙が溢れ出す。
口はだらしなく半開きで、口元からは涎すら流れ出していた。
頭の中がぼんやりとして、それなのに、体中をパクパクされる感覚だけはひどく鮮明で。
「ひゃぎぃいひひひひひひッ!ひひひぃッ!ごめんにゃひゃひゃひゃひゃッ!ごめんなひゃひひひひひひッッ!!」
「……笑いながら謝るなんて、反省なんて全然してないみたいねぇ」
そんな!
キスメが真剣に焦った。
全身を小さな魚たちにツンツン、パクパクと刺激されまくっている状態で笑わない事は無理だった。
自然と笑い声が吹き上がってしまうのに、自分の意志ではないのに。
一刻も早く引き上げて欲しかった、引き上げてもらったら、神社の境内を全て掃除して、食事も用意したって構わない。
「くひひひひひひひひひッ…!む…むぎぃぃッ!!ご…ごめ…ごめ…ぷふぅぅッ!ひゃははははははは!!ごめんなさぁぁぁぁぁいいいィィ!!ごめんなさぁぁはぁはひゃぁッ!ひゃはははははははは!!」
何とかして笑いをかみ殺そうとするが、それは無駄な努力でしかない。
すぐに腋の下を、足の裏を、太ももを、脇腹を、ヘソや乳首をパクパクする魚たちによって笑いが止めどもなく沸き上がってきてしまうのだ。
「まだまだダメみたいね。えーい、追加しちゃえっ」
何かが頭上からボトボトと落ちてくる。
今までの魚とは違う、しかし、魚の形をした何かが大量に。
「うひゃひゃひゃひゃ!!な、ななななな何これぇぇぇェええははははははははッッ!あーっはははははははははははッッ!!」
「それ?小さな魚がいっぱいいるでしょ?それの、ちょっと成長したヤツ。……それ、すごいのよ?あの萃香が2分耐えられなかったんだから。じゃあ、体中グレイズされてなさい。バイビー」
軽やかな口調でそう告げた霊夢は、そう言い放って顔を引っ込める。
「ぎゃひゃひゃひゃひゃッッ!そ、そんなぁぁぁぁあははははははははははッッ!もうやだよぉぉぉぉぉぉッッ!くすぐったいのヤダァァァッッ!ひゃははははははははははは!!」
水中では、彼女を突き回している魚の二回りも大きな魚たちが無数にフヨフヨと泳ぎ回っている。
その魚たちがキスメの存在に気づき、その皮膚に口先を押し当てる時……
萃香、その名前を彼女は知っている、地中に住まう鬼の四天王の一人の名だ。
鬼と言えば、妖怪よりもずっと忍耐強く、この程度の刺激になど屈する事のない強者であるはずなのに。
そんな萃香が2分しか耐えられなかった刺激を、一体どのようにして耐え抜けば良いと言うのか。
「…ひゃはははははははッ…ひッ…ひひひひひッ!ちょ…こ、これ…あっ…や、やひゃひゃひゃひゃ!!あーっはははははははははは!!あーっはっはっはっはっはっ!すごいぃひひひひひひひひッッ!!!」
一際大きな笑い声が響き、キスメの肌に先ほど投下された大きな魚がツンツン攻撃を始めた事が伺える。
地獄の様な責め苦、博麗神社の境内に設けられた井戸の中からは、激しく甲高い笑い声が延々とこだましていた。
「さて、一体いつごろになったら、あの子もコチョコチョの魅力に囚われちゃうのかしら?」
縁側でお茶をすすりながら、せんべいに手を伸ばした霊夢。
その横では、優しく……それでいて怪しげに微笑んだ紫が、先ほど人里で買って来たこしあんのまんじゅうを頬張っている。
「夕暮れ時には引き上げてあげなさい。壊れちゃったら可愛そうでしょ」
「夕暮れ時か……あと、5時間。耐えられるかしら、あの子」
まだ太陽の位置は高く、新緑がザワザワと風に心地よさそうになびいている。
風の音に乗って聞こえて来るキスメの激しい笑い声と懇願の言葉は、まるで遠くから聞こえる祭り囃子のように。
随分と長い時間、彼女はくすぐったい時間を耐え抜かなくてはならない様だった。
投稿日:2009/04/13(月) 05:28:36
キスメに30回以上撃退される霊夢ってのもある意味新鮮だ…。
うん、キスメは可愛いですね、ハード以上なら絵も見れますし。
とりあえず…キスメに幸あれw
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