次夏だねー
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2010/07/25(日)に投稿された記事
萃香をこちょこちょ 前置き
そんなワケで俺様はなんだか暑くて暑くて、さっき耐えかねて氷食ったら腹壊しました。
ぬぅぉぉぉ・・・この貧弱な胃袋、何とかならんのか・・・
あ、そーいや、さっき我が家の湯沸かしポットがぶっ壊れたので買い換えてきました。
今は色んな機能が付いておるのじゃのぅ・・・
エコ機能とか色々あって俺には何がなんだか分からんことになっている!小説です、前置きです、ごめんエロくない。
ブロッサムさんちの萃香の書き直しー
平たく言うとパクり・・・もといリスペクトです
だが、これが幻想郷を揺るがす異変の前触れであったとは誰も気づかないのであった・・・あ、いや、なんかこういう風に書くと壮大っぽくていいでしょ?
あと、タイトルはカッチョイイの考えるのやめました。
考えるとひどくなる、こだわり始めると、その内「スーパー大戦艦ウルテク丸発進!」とか、そこに萃香の面影から残さないような感じになりそうです。
ウルテクとかスーパーとか、そういう言葉が大好き。
本文章は「上海アリス幻樂団様」により制作されたシューティングゲーム「東方Project」の二次創作物です。
時代は移り、そうした争いごとが形骸化しても、人は、人であるために、人ならぬ者は、人ならぬ者であるために、争いは続けなくてはならない。
戦うことの意味を求めた人々は、その戦いを日常的な遊びの一つとして取り入れるに至った。
幻想郷には娯楽が少なく、娯楽を求める人々は、様々な遊びに興味を示す。
かつて、妖怪の賢者と博麗の巫女によって制定された「遊び」は、能力に差こそあれ、平等なルールに基づいたスポーツとして、幻想郷全体へと広まっていった。
しかし、決闘というルールの中にあって、その種族が持つ能力の差は、どうしても顕著化してしまう。
スポーツとしての決闘が定着した一方で、それとは異なる娯楽を求める声が上がり始めたのは、当然の成り行きだったのだろう。
決闘のようなルール性を持ちつつ、非力な種族でも楽しむことが出来る。
そして、特別な能力を持たず、妖怪たちのような強靱さのない人間にも簡単に参加が可能な娯楽として、妖怪の賢者は、ある一つの提案を行った。
その提案とは―――
スペルカードルール以外にも、決闘ルールを作ってはどうか。
紫がその話しを持ち込んできたのは数日前のこと。
唐突の来客に慣れていた彼女は、縁側で出涸らしの抹茶と湿気気味の醤油煎餅でもてなした。
紫は小さな苦笑いを混ぜながら、新しい決闘システムの提案を話し始める。
スペルカードルールは、自らが持つ能力を『スペル』として、いわば呪文を唱える感覚で使用する仕組みである。
この呪文には効力期限があり、その期限内に相手に撃破されるか、相手がスペルに耐え切れば、自らの敗北を認めなくてはならない。
仕組み自体は妖怪や妖精から人気があり、特に妖精たちからは「良く分からないが、カッコいい」と好評を博している。
しかし、人里の人間たちや、力の弱い妖精たちにとっては、その決闘システムに勝ち目を見出すことは困難な状態にあった。
確かに、スペルカードルールには、種族間の能力差が出やすい傾向があり、『弾幕』と呼ばれている特別な能力を扱えないと、ただやられる一方であるという問題が含まれている。
人気の高いスペルカードシステム自体は残しつつ、決闘の手段を「戦い」とは異なる方法に変えてしまえば良いのではないか。
なるほど、それならば力の弱い妖精も、大妖怪と同等に戦うことが出来る。
人里の人間たちにも、人ならぬ者と決闘で勝利できる可能性が生まれ、そこには、かつての妖怪と人間の関係が取り戻せるかも知れない。
人と人ならぬ者たちとの親交が深まった現在、退治する側、される側と言う関係は、往々にして禍根を残しやすい。
これらを一挙に解決する良策とも思われた。
そして、仮に戦いを望む者がいれば、力の弱い者たちに手段の決定を委ねれば良い。
相手が苦手とする選択で戦いを挑むのは知的であり、そこには頭脳戦すら展開されるかも知れない。
素晴らしい提案だ素晴らしい、と手放しで賞賛した霊夢。
では、一体戦いの代替となる手段とは一体何なのか、そこに話しが至ると、紫は少し困ったような微笑みを浮かべた。
「とりあえず、藍と橙とも話し合って来たのよ、色々と」
しかし、3人の意見は、文字通り三様であった。
一体どんな意見が出たのかと尋ねた霊夢は、唖然とした。
紫は「一発芸対決」
藍は「油揚げ早食い対決」
橙は「くすぐり対決」
確かにどれも致命的なダメージは受けることは無さそうではあるが、決闘とはほど遠いものばかり。
紫の「一発芸対決」には仕込みの時間が必要で、決闘の度に一発芸大会が開催されそうである。
藍の「油揚げ早食い対決」は、健常なタフガイでも瞬く間に胃もたれを起こしそうである。
橙の「くすぐり対決」は、何とも可愛らしい提案ではあったが、決闘と言うより、これでは子供の戯れにしかならない。
結局、3人の議論は平行線を辿り、最終的な決定はクジ引きで行われることとなった。
公正を期すためクジを引いたのは橙。
選任の理由は、紫はアタリとハズレの境界をいじりそうで信用がならず、藍は油揚げのためなら禁呪すら使いそう、という消去法に基づいている。
その結果、めでたく戦闘の代替に選ばれた方法とは。