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2010/07/26(月)に投稿された記事
萃香をこちょこちょ(3)
おかげで朝起きたらパソコンはメモリ不足、めっちゃ遅いなーって思ってたらテキストエディタが、なんかこう一昔前のウイルス対策ソフトみたいにメモリを食いつぶしてました。
ところで話しは682度変わるんですが、みんなハイボールって飲んでる?
俺は飲んでいる!
いいかみんな、よく聞いてくれ! 俺はハイボールを飲んでいるぞッッ!!!
おいしいよねーハイボール、ウイスキーだから飲み過ぎちゃうと、あっという間に1瓶空いちゃうんだけどさ。
ちなみに、このハイボール、実はチューハイの元祖でもあるんだそーです。いや、俺も今日知ったんだけど。
焼酎ハイボール→チューハイ って感じらしーっすよ、面白いよね。エロ小説です。
ブロッサムさんちの萃香!
天然サディスト霊夢さん出撃せよ!
って言うかマジで、俺秘蔵の竹の翁と森伊蔵と5年前の赤霧島と、萃香のひょうたん交換してくれないかな・・・
あ、それとCCさくらの例のアレと、涼宮ハルヒは頑張っているから、もうちょっと待ってくれ!!
本文章は「上海アリス幻樂団様」により制作されたシューティングゲーム「東方Project」の二次創作物です。
魔理沙ではないが、ふと一見した限りでは、あたかも人形に可愛らしいオシャレをさせたような萃香の姿に、心の奥底から湧き上がってくる、得体の知れない感情を押し殺すので精一杯。
朱色の上にピンク色のパジャマを着込み、一体何がそんなに楽しいのかと言わんばかりの笑顔。
この笑顔が、これから行われる行為に対する期待の表れなのか、あるいは、絶対的な自信によるものなのか、霊夢には分からなかった。
横を見ると、萃香をじーっと見つめたまま、僅かに頬を紅潮させている魔理沙の横顔。
何かに見とれるようにして、ぼーっとしたような表情に霊夢の心音が加速してしまう。
このまま、じっと萃香を見ているわけにもいかない、霊夢はゴクッと口の中に溜まった生唾を音がしないように飲み込むと、少しだけ重たく感じる唇を動かした。
「じゃ、じゃあ、バ、バンザイしなさぃ」
危うく裏返りそうになる声を必死に正しながら言葉を紡ぐと、萃香は「おお! こうかー?」と、何の躊躇いもなく両腕を頭上へと挙げた。
ドクッドクッドクッ
胸の中で心臓が跳ね上がるようにして動いている。
普段から見慣れたはずの萃香、酒を飲みすぎてヘベレケになり、縁側で両腕を放り出して高いびきなど、毎日のこと。
しかし、この不思議な空間で、いつもと異なる萃香の雰囲気に、その時にはまるで感じることがなかった不可解な思いが自分を飲み込んでいることに、霊夢は気づいていた。
「れ、霊夢、いきなりか……?」
ギュッと袖の端を握ってくる魔理沙、霊夢は自分の心臓が口から飛び出したのではないかと思った。
呼吸が荒くなってきている。
おかしい、いつもはこんなことはないはずなのに。
横に視線を送ると、何やら不安げな魔理沙の表情、思わず喉の奥でヒャックリが出た。
一体、魔理沙は何を不安に思っているのだろう、その答えは霊夢にも分かってはいたが、あえて自問する。
剛力の鬼であるはずの萃香、しかし、今の彼女は身に着けているパジャマの魔力によって、あたかも華奢な人形のようだ。
少しでも触れれば、音を立てて崩れてしまうのではないか、その不安。
同時に、萃香がまとっている雰囲気が、彼女たちの幻惑する。
何かいけないことをしているのではないか、背徳の不安。
そして、普段とはまるで異なる萃香が、一体どんな反応を示すのかと言う期待。
視界がぼやけるほどの甘い香りが心の奥で渦巻き、二人から正常な思考を奪い去っていく。
前方に視線を正すと、両腕を持ち上げて満面笑顔の萃香の姿。
ツゥッと頬を伝った熱い汗に、自分が激しく動揺していることを改めて知る。
ひどく早い鼓動が耳の奥で響き、頭の中が痺れていくような感覚が広がっていた。
だらりと垂らしていた腕を持ち上げ、指先を萃香に向けると震えているのが分かる。
一体、自分はどうしてしまったのだろう、これほどの動揺を、霊夢はこれまで一度として経験したことがなかった。
口の中が乾いていく、喉の奥がべとつく様な感触に、思わずむせそうになった。
「じゃ、じゃあ、い、いくわよ……」
乾いた声で言うと、萃香は「おうー!」と返事を返す。
それが、たまらなく可愛く感じて、顔が熱くなったのを感じた。
相変わらず袖を掴んだままの魔理沙、耳を澄ますと彼女の口からも「フー フー」と、浅い吐息。
指が萃香の体へ……彼女の腕の付け根へと近づいていく。
指先に感じ始める体温、顔を上げると萃香の物怖じしない表情。
指の先には、大きく開かれた彼女の腋。
どうして、こんなに自分は興奮しているのだろう……そう思ってからハッとした。
動揺する心、震える指先、そして汗すら額に滲ませるほどの、興奮。
霊夢の人差し指が萃香の腋へ到達し、ピトリと触れる。
熱い皮膚と、僅かな汗の感触。
「……!? むひゅ!?」
ビクッと大きく体を跳ね上がらせ、霊夢の指先が伝えた感覚にびっくりしたような声を上げる萃香。
目をまん丸に見開いて、しかし、その口元には笑顔とは異なる『笑い』の痕跡。
腋に触れていた指は、まるで霊夢自身と意思を離れたように、ゆっくりと動き始める。
腕の付け根、二の腕と腋の境界から、なぞるように人差し指を腋の下へ。
指先に吸い付くような、きめの細かな皮膚。
その柔らかな皮膚の感触を、じっくりと楽しみながら窪みへと指を移動させていく。
「ひ……ひゃあ……な、なんだコレ……むぐぅっ」
腋の薄く柔らかな皮膚が、指の形を象っていく。
指が皮膚の上から遠ざかると、一瞬の間だけ淡い桜色に染まり、いつもの肌の色へと戻っていた。
まるで、腋の下に霊夢の指が道を作り上げているような感覚。
それが、たまらなく楽しく感じて、霊夢の指先が少しずつ強く皮膚へと沈み込んでいく。
腋の窪みの周囲で円を描くようにしたり、時折、まるで滑るようにして窪みの中へ指をなぞり入れ、ピクピクと震える皮膚を撫で回す。
「い…いひぃ……あぁぅ…な、なんだこれ…あぁうぅぅ!」
霊夢にとっては楽しい作業であるが、刺激を加えられている萃香にとっては、くすぐったくて堪らない。
悪いことに、萃香は今まで『くすぐられる』という行為をされたことがなく、一体どんな反応を示せば良いのかすら分からず、腋の下から流れ込んでくるむず痒さに、悲鳴のような声を上げることしか出来ずにいた。
妖として生を受け千数百年、鬼神として怖れられ、畏怖の対象であり続けた彼女は、か弱い人間の、たった一本の指によって翻弄されている。
体の中で沸き起こる『笑い』。
それは、高笑いでも、自信から醸し出される勝者の笑いでもなく、腋をなぞられることによって生じる、決して我慢ならない笑い。
耐えようとすると、肩が大きく跳ね上がってしまう、それを押さえ込もうとするとお腹に力が入らず、笑いが吹き上がりそうになる。
「す、すごいぜ……すげぇ可愛い……」
あっ気に取られたような魔理沙の声、霊夢はその声を耳の浅い所で聞きながら、まるで萃香の体を自分が支配しているような錯覚を覚え始めていた。
自分が指を動かせば、その度に萃香が身をよじる。
剛力の腕を支えているとは思えないほどに、か弱い腋は相変わらず大きく開かれたまま。
腋の窪みの感触を堪能した彼女は、満足したように指を皮膚のシワへとなぞらせる。
周囲の皮膚の色とは異なり、やや白いシワの上に指を当てると、指で小さく円を描きながら、ゆっくりと、ゆっくりと移動させていく。
「はひゃぁ! れ、霊夢ぅっ……はぁっはぁぁっ……そ、それやめろぉっ……くひゅひゅ…」
鼻にかかったような笑い声が、いよいよ萃香の口から漏れ出し始めた。
甘い声にとろけそうになる体を必死に呼び起こし、腋への悪戯を続けていく。
「ほ、ホントにやめろぉっ……ひゃっ! や、やめろぉ…!」
拒絶の言葉を口にしながらも、言葉に笑いが混ざっていては、ただ甘えているようにしか聞こえない。
それは萃香自身も理解していて、何とかして笑いを押さえ込もうと下唇を噛んだり、足をバタバタさせてみたりもしたが、どうしても腋から流し込まれる笑いを我慢することが出来なかった。
足をばたつかせる中、何度か霊夢の太ももも蹴ったが、霊夢は痛そうな顔一つせずケロリとしている。
鬼の力は人間の数百、あるいは数千倍、大岩をも拳で砕くほどである。
一体、霊夢はなぜ痛そうな顔一つしないのかと不思議に思う萃香だったが、それを理解しようとする前に、腋があまりにもむず痒くて、思考が途中で途絶えてしまう。
霊夢に腋の至る所を撫で回されても、萃香は決して腕を下ろさなかった。
鬼は嘘を吐かない、一度耐え切ると約束した以上、どれほど腋に悪戯をされても腕は下ろすわけにはいかなかった。
背筋を伸ばして、両手を必死になって頭上で組み、身悶えながら我慢する。
ピンと張られた腋は、霊夢にとっては格好の遊び場である。
先ほどまで汗ばむ程度だった皮膚は、今では大粒の汗が滲み出し、その汗を塗りこむようにして指が敏感な皮膚をグニュグニュと撫で回し続ける。
たった一本の指が、まるで魔法のように萃香を苦しませている。
最初は冗談のようにしか聞こえなかった『くすぐり』が、萃香を無理矢理笑わせようとしている。
口からは自分でも信じられないほどに、獣じみた息が漏れ出し、頬には幾筋もの汗が流れていた。
体がまるで火でも宿したかのように熱い、あるいは、傍から見ても耳まで真っ赤かも知れない。
しかし、そう思いつつも、霊夢は指先の動きを止めることが出来ずにいる。
「ひゃああ……やめてぉぉ…! むひゅうぅ……!」
霊夢はまるで森の中を彷徨っているようだ、そんな風に感じていた。
その森は深く暗く、そして恐ろしい闇が支配している。
明かりもなく、ただ一人でそこを歩いていた霊夢は、ふと、魔理沙の姿を見て駆け寄った。
魔理沙はひどく神妙な面持ちで、足元をじっと指差している。
見ると、そこには緑色の大きな葉と、白く大きな花が、淡く光を放っていた。
霊夢はこの花を、以前にも見たことがある。
その時、この花はひどい異臭がして、嗅ぐことすら出来なかったのだ。
恐る恐る鼻を近づけ、すっと小さく吸い込んでみる。
「とても……いい香りがする」
魔理沙は当惑を隠せずにいた。
パジャマを着込み、先ほどから霊夢の指示通りに両腕を挙げて、必死になって笑いを噛み殺している萃香の姿には当然のこと。
しかし、それ以上に、萃香の腋に指をなぞらせる霊夢の口から漏れた妖しげな言葉に、彼女は一際驚いていた。
「ねぇ、萃香。 ここを、こうされると、堪らないでしょう?」
ドクッ
彼女の控えめな胸の中で、何かがうずくように脈打つ。
霊夢は萃香に顔を近づけて、その耳元でささやくように言葉をかけ、バンザイの姿勢を崩そうとしない萃香の腋の下に人差し指をなぞらせ続けている。
丁寧な動き、まるで宝物を磨くような動きなのに、その指先の動きは萃香に笑いを引き起こさせるために、様々な動きを見せている。
腋の下のシワに指をなぞらせる時は、触れれば傷ついてしまいそうな柔らかな皮膚をコロコロと転がすように刺激し、萃香はその度に体を左右に振り回す。
二の腕まで達すると指は皮膚に食い込み、皮膚の下に流れる神経をクニクニと優しく愛撫する。
腋の窪みに入り込んだ時には、大きく円を描くようにゆっくりと腋をなぞり回し、その時に萃香は特に大きく反応していた。
「うわぁはぁっ……やめろぉぉっ…むひひっ…れ、霊夢やめろぉっ!」
可愛らしく体を跳ねさせながら、まるで魚がビチビチと暴れまわるような動きをする萃香。
その顔には明らかな笑いと、それに必死に押さえ込もうとする努力が色濃く浮き出していた。
「ふふ……だめ。 やめてあげない」
ドクッ
胸の中で再び心音がうずく。
萃香の耳元でささやく霊夢、その瞳には異様と言っても差し支えないほどの、妖艶な光が灯されていた。
その唇が、優しげなのに妖しく言葉を放つ度に、魔理沙は心の中に異質な感覚を覚え、身震いした。
「ああぁ! やめ……くひゅひゅひゅっ! も、もう我慢できな……くっくっくっ!」
萃香の口から溢れ出す吐息には、笑いの予兆が刻み込まれている。
「我慢しなくていいよ、萃香。 ほら、こちょこちょこちょ」
まるで、こちらまでむず痒くなるような口調。
人差し指の悪戯は、萃香の腋の下を撫で回し、それには突っつき、爪先で引っ掻いてもいた。
「にひひひひ……あほー! 引っ掻くなっ……くぅっ…くっくっくっ!」
萃香は腋をコリコリと引っ掻かれるのが苦手なようで、ガクガクと肩を震わせながらの必死の抵抗を見せる。
「あら、腋の下をコリコリされるのがニガテなのね」
ハッとした萃香、含み笑いを浮かべた霊夢は人差し指に加えて中指を腋の下へ立てる。
クニッと皮膚に食い込む2本の指、萃香は「ふひゃっ!?」と、素っ頓狂な声を上げ、ギュッと目をつぶった。
全身に力が入っているのが分かる、腋の下を2本の指で引っ掻かれる刺激に備えているのだろう。
その姿を見つめながら、霊夢はニヤニヤとしたいやらしい笑顔、いかにも楽しそうである。
ギュッと体を縮こまらせ、霊夢の指が動き出すのを待っている萃香。
しかし、いつまで経っても、霊夢は指を動かそうとはしない。
十秒、二十秒……
萃香は時折瞳を薄く開いたり、頭上に掲げた両手を組み直したりしながら、霊夢の指が動き出すのを待っている様だが、霊夢は妖しげな微笑みを浮かべたまま、じっとしている。
三十秒、四十秒……
萃香はチラリチラリと瞳を開いては霊夢の動きを観察しているが、霊夢は萃香の腋に指を食い込ませたまま、じっとして動かない。
五十秒、そして一分……
「れ、霊むぅぅひゃぁ!? うひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
耐え切れずに顔を上げた萃香、彼女が言葉を放ったと同時に、霊夢の指がコリコリと腋の下を引っ掻き始めた。
思わぬ不意打ちに、萃香の口から本格的な笑い声が吹き上がり、それでも両腕は決して下ろそうとしない。
「ひひゃぃっ……むぐぅっ…くひゅひゅひゅひゅ! ず、ずっこいぞ霊むっぶふっ! ひゃひゃひゃ!」
2本の指が萃香の腋の窪みの中を、まるでダンスするように動き回っている。
細い指が柔らかな腋の皮膚を、まるでめくり上げるように引っ掻き、突っつく。
「うひゃひゃひゃひゃ! や、やめろアホー! 笑いがぁひひひひひ! 笑いが勝手にぃいひゃひゃひゃ!」
体をくねらせ、腋の下への刺激から逃れようとするように動き回りながら、それでも腕は決して下ろさない。
鬼としての誇り、それだけが彼女を支えていた。
自分の意思とは関係なく湧き上がる笑いの猛威に、全身がビリビリと痺れたような感覚で包まれていく。
笑いに歪んだ顔を前に向け、無意識に閉じてしまう瞳を開くと、そこには霊夢の妖艶な微笑み。
萃香は、どうしようもなく耐え難い感覚を腋の下から流し込まれながら、昔のことを思い出していた。
森の奥底の、さらに奥、人が立ち入ることなど決してない山の中、鬼たちの集落があった。
近くの集落で、大岩運びの勝負に負けた村から供物として捧げられたのは、一人のうら若き少女。
ボロボロのすす汚れた服とは呼べない布を身にまとい、手に出来た無数のマメやタコなどから、彼女が村の中でひどい扱いを受けていたことを物語っていた。
鬼は人を攫うが、決して取って食うわけではない。
確かに中には、そのような愚行に走った鬼もいるが、それはほんの一部の話し。
大抵が人里への嫁探し、その時も、そのつもりであった。
しかし、その少女は鬼たちに攫われていく中、どこかホッとしたような顔をしている。
いささか疑問に感じた萃香は、鉄の籠に入れられて担がれた彼女に問いかけてみた。
『鬼に食われた方が、ずっとマシです。 私は生きていながらにして死んだ女なのですから』
そう言ってうな垂れた彼女の肩に、バッテンの焼き印を見た萃香はすべてを察した。
鬼の里に着いてもうな垂れたまま、鬼が気遣ってご馳走を振る舞っても落ち込んでいた彼女を見て、鬼たちは何とかして彼女を笑わせてやろうと考えた。
芸を披露したり、妖術で面白おかしい能を踊ったり。
しかし、彼女は笑わず、そこに鬼の長老が助言をする。
『そこな人の子、もぞかしたもうて笑かせばよし 笑う門に鬼来たるなもし』
ニュアンスは伝わったのだろう、それまでうな垂れていた少女はビクッと体を起こすが、剛力の鬼たちに掴まえられてしまう。
そのまま両手両足に妖術をかけて自由を奪われ、大の字に寝かせられた彼女に、鬼たちの様々な妖術が襲い掛かった。
ある者は妖術で自身の指を羽根にして少女の体を撫で回し、ある者はヌルヌルとした粘液にまみれた触手を少女の体へ這わした。
ある者は飼っていた狼に全身を舐め回させ、時には池に少女を首まで沈めて小さな怪魚に全身をついばませる者もあった。
その中にあって萃香の責めは、自分の分身を少女の体中の至る所に潜り込ませて、小さな手でくすぐり回すというもので、少女を特に狂わせた。
汗が全身を包み込むと、萃香の分身たちは少女の体中に舌を這わせて、汗を舐め取る。
汗をかきやすい場所を舌がペロペロとなぞると、少女は羞恥心などかなぐり捨てたかのように、全身を身悶えさせ笑い狂った。
最初の内は懇願の言葉を口にしていた少女も、数時間の後には笑い声しか放たなくなり、鬼たちは少女がついに笑ってくれたと満足し、さらにくすぐり続ける。
その責めは何日も、何日も続いた。
萃香は初めて少女に申し訳なく思っていた。
霊夢に腋をくすぐり引っ掻き回されて、初めてくすぐりという行為が際限なく続くと苦しみとなることを知ったのである。
「ふぎゃああぁぁ!! アホー! うっひゃっひゃっひゃっ!」
閉じられたまぶたの奥からは涙が溢れ出し、必死に頭上で組んだ両手も限界に達し始めている。
笑いは萃香の体力を奪い去り、体中に滲み出した汗が明るい灯火を受けて、ぬらぬらと光沢を放っていた。
「ふふ……萃香、これが、『くすぐったい』って感覚よ。 我慢できないでしょ?」
悪戯っぽい口調の霊夢、彼女は相変わらず萃香の腋に指をコリコリとなぞりながら、そっと彼女の首筋に口元を近づけ、そして言った。
「グレイズはこのぐらいにして、そろそろスペルカードの出番みたいね……」
投稿日:2010/07/27(火) 04:16:02
わ~い、いよいよほんばんだ~、つづきがたのしみです~
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