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2008/01/13(日)に投稿された記事
さくらのながーい2時間目
投稿日時:20:08:48|コメント:0件|トラックバック:0件|》本文を開閉
ディレクトリ:(未完成)CCさくら - *さくらのながーい2時間目
ワキONLY!I Love armpit!
オー、オーケイオーケイ、英語などワッカリマセーン
さくらさんの部屋の机の上にポッカリと空いている、肌色の穴を見つめながら、私は感嘆の声を上げてしまいました。
さくらさんの部屋の中は、ジンワリと熱気に満たされていて、秋が近づいたとは言え、まだまだ強い日差しが窓から差し込んでいます。
先ほど、我慢ならないと言った表情のパワーが、エアコンのスイッチを入れましたが、冷えてくるには、まだ少し時間がかかりそうです。
季節は9月、そろそろ秋の呼び声も近づいてきた時候です。
窓から見える青空には、そびえ立つ塔のように入道雲が浮かんでいます。
今日も、夕立が来るのかな……
そんな事を思いながら、私は、今回の一件の首謀者であるウッドの顔を見つめました。
「ふふふ……さて、そろそろ始めましょうか……」
いつもは大人しくて、とてもオトナな感じがするウッド。
でも、今日の彼女は、いつもと違って、とても悪戯っぽい笑顔を浮かべています。
その両手はグッと握られていて、鼻息がわずかにですが聞こえてくるほどの意気込み様。
……す、すごいやる気です。
彼女の、細くて真っ白な指先に絡め取られるようにして、おそらく、さくらさんの物なのでしょう。
絵筆や、耳かきが握られています。
「さて、皆さん、本日集まっていただいたのは他でもありません」
ウッドが、何かの集会を取り仕切る、おばさ……会長さんみたいな口調で、辺りに視線を飛ばして言いました。
その目は……ずっと見つめていると、吸い込まれてしまいそうなほど、不思議な色を湛えています。
「最近の主は、元気がありません。皆さんも、そう思いませんか?思いますよね?」
……確かに、最近のさくらさんは、時々ため息をついたりして、どこか寂しそうです。
一体何があったのか、問いかけても、彼女は悲しそうに微笑むばかり。
夕ご飯の時も、お風呂に入っている時も、いつも寂しそう。
でも、さくらさんも乙女、悩み多きお年頃。
時折、その顔に影を落としている事もありますが、私には、いつもの彼女と、あまり変わりがないように思えました。
お、思える……のですが。
私は、そっとウッドの顔を見つめます。
……その顔の奥からは
『あ゛あ゛!?みんな思うだろ?思わないと泣かすぞ!』
という言葉が聞こえてくるみたいで、私は決して、彼女の言葉を否定する気にはありませんでした……
「いつもと変わんない気がするけどな……」
パ、パワー!?
パワーが、そんな事を言いながら、ポリポリと頭を掻きます。
な、なんて命知らず……じゃなくて、こんな真剣なウッドを目の前にして、そんな事を言うなんて……
「あらあら、パワー。いけませんねぇ……」
ウッドの目がクワッと見開きます。
ひ、ひぃぃ!?
「ウ、ウ、ウッドちゃん!?目が怖いよ!?」
ビクビクビクッ!と肩を何度も震わせたパワーが、一歩後ずさります。
ウッドは、その見開かれた目を細い笑みに溶かし込むように収めると、ポツリと。
「パワーには、後でじっくりとお仕置きをするとして、皆さんも、少なからずそう思いますよね?」
……逆らえない。
もうウッドには逆らえない。
私たちは何度も何度もかぶりを振って、ウッドに同意の意志を必死に伝えます。
私たち……と言っても、この部屋には、私を含めて7枚のカードが顔を揃えているばかり。
私ことミラー、ウッド、ウォーティ、パワー。
そして、今、こうして机の上に穴を開けている、ソード、ループ、リターン。
そう言えば、こうして集まった私たちは、一体何をするのでしょう?
「私は、主の笑った姿が好きです……」
恍惚として、ぽわーっとした表情を浮かべるウッド。
頬を赤らめて……なんだか、ちょっとエッチです。
「だから……最近の主の、暗い顔は見たくないのです……分かりますよね?分かるよな?」
「は、はぃッ!」
4枚のカードが一斉に背筋を正して、大きく返事ほ返します。
ウッド……今日のウッドは本気です。
「……うふふふ…この手で、主を笑い悶えさせてあげたい。うふふふ……」
再び頬を赤らめるウッド。
そして、机の上の肌色の部分に、そっと指を這わせます。
……今、肌色の部分がピクピクと動いたような気がしましたが、それは私の気のせいだったのでしょうか?
「主の、あの可愛らしい顔を、笑いに歪ませてあげたい……うふふ……ふふふふふ……」
目元に妖しげなほほ笑みほ滲ませて、口元を歪ませて。
ウッドは、ニヤニヤと恐ろしいほど妖艶な瞳で、その肌色の部分に指をなぞらせ続けます。
……やっぱり、ウッドの指先が這い回る度に、肌色の部分が動いているみたい。
時々、深いシワのような物を寄せたり、ピクピクッと動いたり。
まるで、その肌色の部分は生きているみたいに動いています。
「ですから、皆さんも主を笑わせてあげてください……こうして、色々な方法で」
ウッドが肌色の部分に絵筆を添えて、すぅっと撫で上げると、肌色の部分がさらに大きく動き始めます。
まるで、流し込まれる刺激に反応しているみたい。
絵筆が円を描くように、ゆっくりと肌色の部分をなぞり続けます。
ぴくっぴくぴくっ
その度に、肌色の部分が大きく跳ねるようにして動き続けるのでした。
「……ウ、ヴッド、その肌色な部分は…何なんだ?」
ウォーティが恐る恐ると言った様子で、ウッドに問いかけました。
ウッドは、筆を離すと、今度は5本の指先でサワサワと、まるでくすぐるみたいな指使いを始めます。
「ふふふ……これは、主のとても敏感な部分。そこを、主が一番苦手な方法で、一番感じやすいように刺激してあげるのよ……」
「あ、主の……敏感な部分って……」
カァーッと、ウォーティの顔が真っ赤に染まっていくるが分かりました。
敏感な部分?どこだろう?
「これは、主の脇の下。主がどんなに脇の下を強く閉じても、決して、ここからの攻撃は防ぐことができないの……ふふふ……とっても楽しそうでしょ?」
脇の下って……
私は唖然としながら、未だに肌色の部分をまさぐり続ける、ウッドの指先を見つめました。
こ、これは、かなりくすぐったいのでは……
…そう言えば、先ほどウォーティがどうして顔を赤くしたのかが気になります。
私がウォーティの顔を見つめると、彼女は益々顔を赤くして、そっぽを向いてしまいました。
……?
「ほぉら、こうして、刺激してあげるの……そうすれば、主は笑顔になる。笑顔で笑ってくれるのよ……」
ふふふ、と何かを深くに含めた笑い声を漏らすウッド。
その指先で、じっくりと、ゆっくりと、さくらさんの脇の下をまさぐるようにして。
「……わ、私もやって…みようかな……」
未だに顔の赤いウォーティが、ゆっくりと、その小さな手を、さくらさんの脇の下へ伸ばしていきます。
その顔は赤いけれど、とても真剣。
下唇を噛んで、そっと、静かに肌色の部分に指を触れさせました。
ピクピクッ
肌色の部分が動き、ウォーティの顔にわずかに笑顔が浮かびます。
とても悪戯っぽい……まるで、これから悪さをしてやろう、と思いついたガキ大将みたい。
床を尾びれで、ぴちっぴちっと弾くように叩きながら、ウォーティが右手で、さくらさんの脇の下へ刺激を送り込み続けます。
ウォーティの指先と、ウッドの指先。
二人の指先が、小さなさくらさんの脇の下をくすぐっている。
なんだか、二人の指使いがちょっとエッチです。
「うわぁ…柔らかい……」
ウォーティがびっくりしたような口調で、肌の上の皮膚を引っ掻くように指を這わせています。
少しだけ沈み込む肌、すぐに元に戻る肌は、幾分かの赤みを帯びていますが、それも、あっという間に引いてしまいます。
しかし、こうして、さくらさんの脇の下だけを見ていても、何というか、無機質な感じがして、いけない事をしているという気は、それほど感じないのが不思議です。
今頃、さくらさんは一体、どんな気持ちで、この刺激を受け取っているのでしょうか。
そんな事を思いながら、私はそっとパワーの顔を見つめます。
パワーは私の視線に気づいて、はっとしたように顔を上げました。
その目は、どこか恥ずかしそうに伏せがちで、赤は真っ赤に染まっています。
「ミ、ミラーちゃん……」
あどけなさすら感じる、困惑の表情を向けてくるパワー。
……そ、そんな顔で、私を見られても困ります!
「と、とりあえず……私たちも、やりませんか……?」
「……う、うん」
私たちは、確かめ合うようにうなずき合い、一歩足を進めて、そっと肌色の部分へ指先をあてがいました。
じんわりと濡れて、温かな肌の感触。
ゆっくりと、ゆっくりと指先でなぞるように。
さくらさんの肌を傷つけないように、丁寧に肌を刺激します。
ピクッピクピクッ
肌色の部分が激しく動き、さくらさんの心の動揺が伝わって来るみたい。
じわっと汗の量が増し、その汗の上に指を這わせます。
「ほ、ホントだ……やわらかい……」
パワーが、肌の上な指をなぞらせながら、ポツリとつぶやきました。
彼女の人差し指が、蛇行しながら肌の上をなぞって行きます。
ある部分で、指をプニッと皮膚に食い込ませると、肌色の部分が大きく震えました。
「…ここ、すごい」
プニップニッ
パワーが、その部分を指先でつつく毎に、皮膚が大きく震えています。
その皮膚の上に、なぜか5本ほどの溝が生まれますが、私たちの妨げにはなりません。
「……こ、これ…おもしろい…かも」
ぱああっと、パワーの顔が輝き、今まで刺激し続けていた場所を中心に、人差し指をプニップニッと、皮膚の上に突き立てて行きます。
ビクッビクッ
大きく肌が波打ち、肌色の上に凹凸が生まれますが、私たちはその凹凸の上から、さらに刺激を与え続けます。
汗がにじみ出し、その肌の上は、まるで雨にでも濡れてしまったように、びしょびしょになっていました。
「あら、パワー。あなた良い手つきね」
ふふふ、とウッドが微笑んで、手に持っていた耳かきを、そっと肌の上になぞらせます。
脇の下の一カ所を、コリコリと執拗になぞり続け、脇の下全体が大きくうごめき始めます。
「ふふふ……くすぐったいのね……」
そう言いながら、ウッドは耳かきで脇の下全体をコリコリしながらなぞり始めました。
こ、これは、とてもくすぐったそう……
きっと、私がされたら、0.1秒もしない内に発狂してしまうかもしれません。
……そう思いながら、私の指先も、さくらさんの脇の下をサワサワとくすぐり続けていました。
先ほどよりも熱く感じる肌の上。
びしょびしょに濡れた脇の下を、その汗をすくう様にして撫で回します。
「うりゃうりゃぁ!」
ウォーティは楽しそうに、指先を縦横無尽に走らせて、さくらさんの脇の下をくすぐり続けています。
とても乱雑ですが、ウォーティの柔らかな指先は、あれぐらい乱雑の方が、丁度良い刺激になるのかも。
やられている、さくらさんにとっては、とても堪らない刺激かもしれませんが……
「うふふ……もう、こんなに汗に濡れてしまって……でも、まだ始まったばかりなのよ、主……」