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2008/10/12(日)に投稿された記事
幽々子×ミスティア ぱくぱく幽々子さま
投稿日時:01:58:21|コメント:5件|》本文を開閉
ディレクトリ:(未完成)東方 - *ぱくぱく幽々子さま
blogの運用方法が何だか上手く決め切れていない!
ついでに言えば、タイトルの意味があまり良く分かりません。
なんですか、ぱくぱく幽々子さまって。
何となく「あー、うん。幽々子さまなんだ。へぇ」ぐらいは分かるけど、それ以上に関しては有力な情報を入手する事ができない、そんな有様です。
そんなチュパカブラとモケーレ・ムベンベを足して3で割ったら、実は割り切れなくて無理数でしたよぐらいのテンションの俺様です。エロ小説です。
幽々子×ミスティア
ちょっと実験小説!
いや、鶏のささみとかセセリとか、確かに美味いんですけどね・・・
ちなみに、俺が一番好きな焼き鳥はボンジリです。ぶっちゃけケツの肉です。うわ、怒られそう・・・
いや、めちゃ美味いからみんなも食べてみてね。
本文章は「上海アリス幻樂団様」により制作されたシューティングゲーム「東方Project」の二次創作物です。
視界の縁に見える地面には黒と白の小石を敷き詰められ、彼女の背中には冷たい荒い木目の感触。
天井には、藍色の桜の絵柄、それを取り囲むようにして朱色の炎の絵が一筆を走らせたように描かれていた。
……その特徴的な絵柄を彼女は知っている。
冥界に広大な敷地を有し、桜の名所としても名高い庭園の一角に構えるのは、それもまた恐ろしいまでの広大な建坪を誇る白玉楼。
普段なら決して立ち入る事のないであろう、現世と来世の境界。
そこに住む主は、命を自在に操る能力を持っている。
何を考えているのか分からない言動、普段は温厚な表情に微笑みを湛えたままに日がな一日をお茶をすすって過ごすと聞く事もあれば、何を思い立ったのか、幻想卿の春を集め出して博麗の巫女に祓われたという話しも聞く。
滅多な事では幻想卿に降りて来る事もない彼女の居に、どうして自分がいるのだろう?
当然の疑問を抱いたまま、ミスティアは体を起こそうと両手を手前へ引き戻そうとする。
しかし。
「……え」
手首を何かに強く掴まれているような感触。
驚いて、動かせない両手首を見上げようと視線を泳がせた彼女は、自分の身の上に起こっている異変にいよいよ気づき始める。
かろうじて顔を上げて精一杯に瞳を落とした先、そこには彼女自身の肌が広がっている。
「…え、わ、私……」
そう言いながら、彼女は両足を手前へ引こうとした。
しかし、両足首に感じるのは、両手首と同じ掴まれるような感触。
「え……なんで……や、やだ……」
彼女の心に不安が広がっていく。
顔を必死に起こして、両手足に何度も力を込める。
しかし、両手足を掴む力は剛力のように強く、彼女の力だけでは払いのける事ができない。
両手足の自由を奪われ、本来であれば彼女が普段から身につけているはずのドレスの布地が見えるはずの胸元には、彼女の裸体ばかりが広がっている。
彼女が、自分が一体どういう体勢で、一体どうしてこんな所に仰向けに寝かせられているのか。
前者は戸惑い焦る気持ちの中で、かろうじて理解する事ができる。
何か板のような物の上に、両手両足を何らかの方法によって拘束されて。
彼女がその全身に感じる感触の限りでは、全裸の姿で寝かせられている。
両手は大きく上に挙げられて、両足は肩幅ほどに広げられて拘束され、裸体を晒す恥ずかしさに顔がじわじわと熱くなっていった。
せめて胸元だけでも隠したい、そう思っても四肢は自由を失い、体をよじって仰向けになる事も許されない。
「……な、なんで……なんで…」
では、一体なぜ彼女がこんな所で仰向けに寝かせられているのか。
裸体に四肢を拘束されるという醜態を晒して、顔はますます熱くなる。
全身には熱くもないのにじんわりと汗が浮かび、何とかして両手だけでも解き解こうと試みるが、両手首に加えられている力は彼女の想像を絶していた。
「はぁ……んぅっ……んんっ!」
手足に渾身の力を込める。
その力は決して強くはないが、「人間」に比べれるべくもなく、大の大人を軽々と片手で持ち上げられるほどの力。
しかし、その渾身の力をもっても両手に自由を取り戻す事はできない。
「はぁ……はぁ……やだ…!なんで……なんで!」
息が荒くなる。
それは自身が裸体を晒しているという羞恥心と同時に、彼女の中でぞっとしない考えが浮かび始めたからに他ならない。
彼女とよく共に行動する森の妖怪たち。
彼女たちと、よく冗談を交ぜて会話していた言葉。
『白玉楼のに幽々子様は食いしん坊だから……』
彼女の中に、その言葉がポツリと浮かび、根拠のない不安が色濃く広がっていく。
まさか、そんなはずがない、と。
あれは、自分たちが交わした冗談ではないか。
『幽々子様に食べられないように気をつけないと』
白玉楼の幽々子、彼女に仕える妖夢の姿を人里で良く見かけるようになったのは、人里でこんな噂話がまことしやかに語られ始めた時期と一致している。
『白玉楼の姫は、妖怪であろうと食すほどの食いしん坊』
「そ、そんな……」
ミスティアの中に生まれた強い不安感、それは恐怖をまとっていよいよ現実味を帯びてきたようにも感じられる。
唇が恐怖にふるふると震え始め、四肢を拘束された状態のまま身動きできない状況が恐怖をさらに大きくしていく。
何とかして震えを抑え込もうとすればするほど奥歯がガチガチと重なり合うようにして震え、その音を耳の奥で聞くだけで恐怖が大きくなっていく。
そんなはずがない。
しかし、そこには肯定する根拠もないければ、否定する根拠もない。
すぅと襖が擦れる音。
ビクッと大きく肩を震わせた彼女は、畳を擦るような何者かの足音に肩をすくめた。
誰かが、ここに入って来た。
誰かが、自分に近づいてきている……
助けを求めようにも口が震えて舌が動かず、ましてどんな言葉を出せば良いものかも分からない。
やがて、その畳を擦る音は、ジャリジャリと小石を踏む音に変わる。
思わずギュッとまぶたを閉じ、両手にグッと力を込める。
突然、自分の体に何か鋭利な物が振り下ろされるのではないか。
あるいは、溶けた鉛でも垂らされるのではないか。
根拠のない不安と妄想は、さらに彼女の心を追い詰めていく。
「はぁ……はぁ……くっ…うぅっ……」
息が荒くなり、深く閉じた瞳にじんわりと涙が浮かび始める。
純粋な恐怖が彼女を覆い尽くし、彼女の胸の中で心音が強く鼓動する。
その音すらも恐ろしくて耳を塞ぎたくても、両手は大きく広げられたまま。
彼女はただ、その恐怖に耐えて、ただ待つ事しかできないのだ。
その足音は、彼女の耳元でそっと静まり……そして。
「ふふ……こんにちは」
優しげな言葉、はっとしたように瞼を上げる。
そこには、何度か会った事のある、優しげな笑顔。
「はぁ……はぁ……」
緊張に口元を微かに唾液が濡らし、瞳からはポロポロと涙がこぼれ落ちる。
白玉楼の亡霊の姫君、西行寺幽々子の顔がそこにあった。
「そんなに怖がらないで?」
そう言いながら、彼女はコトリと小さく音を立ててミスティアの耳元に何かを置いた。
必死に瞳を送って見ると、そこには桜が描かれた小皿が1つ。
そして……その小皿の上には2本の箸が添えられている。
ドクッドクッドクッ……
彼女の鼓膜を破らんばかりに鼓動が激しくなる。
よもや、そんな事はあるはずがない。
恐怖と不安の中、自分の抱いた妄想が自分の勘違いである事を心のどこかで祈っていた彼女にとって、その小皿と箸は大きく絶望をもって彼女の心に深くのし掛かってくる。
「はぁ……はぁ……た、食べない…で……」
ドクッドクッドクッ……
心音が強く早くなる。
自分の口から漏れだした声がひどく乾いていて、まるで自分の声ではないように思われた。
その言葉に幽々子が小さく微笑みを返し、その仕草すらにも恐怖を感じてしまう。
「あら、分かっていたの?」
屈託のない笑みで幽々子が言う。
ドクッドクッドクッ!
心臓が張り裂けんばかりに波打ち、全身に汗が滲み出す。
そんな……
そんな事って……
助けて……
彼女の四肢がガタガタと震え、すでに奥歯が重なり合う事もできないほどにガチガチと音を立てている。
瞳からは益々涙が流れ出し、その薄い唇はパクパクと空気を噛むばかりで言葉らしい言葉を出す事もできない。
「心配しないで?痛くはないと思うから……」
そう言いながら幽々子がそっと箸に手を掛ける。
「はぁっ……!やだぁぁ!!食べないで!…お、お願いですから!…ぅっ……たべないでぇぇ!!」
恐怖が一気に吹き出し、彼女は全身をよじるようにして懇願の言葉を口から吐き出していく。
涙が頬を濡らし、口元を叫び声と共に唾液が濡らしていく。
しかし、人目を気にしている余裕は彼女にはなかった。
食べられてしまう!
殺されてしまう!
「たずげでぇぇぇ!!食べないでぐだざいいぃぃ!!……ひぎぃぃっ!死にたくない!死にたくないよぉぉぉぉ!!」
彼女の脳裏を埋め尽くすのは、ただ生きる事への執着。
死にたくないという一途な思い。
全裸で仰向けに寝かせられている事など忘れてしまったかのように、全身を大きく震わせながら。
ただ、自分を見下ろしている優しげな微笑みを浮かべる女性に、ひたすらに懇願の言葉を吹きかける。
死にたくない。
もっと生きていたい。
「……ふふ。あらあら、往生際が悪いわねぇ」
悪戯っぽい笑顔で幽々子が彼女にゆっくりと箸を近づけて行く。
パチパチと箸の先を開いたり閉じたりを繰り返しながら。
ゆっくりと、ゆっくりと。
彼女がミスティアの耳元に口を近づけ、ポツリと言う。
「安心して、痛くはないから。ふふ……じゃあ、いただきます……」
「……ぎぃッ…!」
激しい痛みを予想した。
そのまま地肌に歯を立てられるのではないか。
あるいは、箸を突き立てられるのではないか。
ぎゅっと再び瞳を閉じたミスティアは、自分の体に訪れるであろう強い衝撃に備え、全身を固くする。
その心中には、恐怖と悲しみ、そして諦めにも似た感情が渦巻いていた。
しかし、次の瞬間に彼女の体に与えられた刺激は、彼女が予想したどの刺激とも異なるものだった。
「……はひゃ!?」
大きく挙げられた両腕、その露出した腕の付け根に走ったむず痒い刺激。
ビクッと背中を跳ね上げるようにしてミスティアは大きく体を震わせる。
思わず素っ頓狂な声を上げて、つぶっていた瞼を開く。
「ひゃは!くっ…ふふふっ!」
痛みや苦しみを予想していた体に突然に加えられた刺激。
それも、全裸で手足を広げた状態で拘束された姿の彼女の、敏感な腋の下を幽々子の細い指先がサワサワと刺激し続けている。
「ふっ…ふひゃ!くく……あひゃひゃ!?」
先ほどまで恐怖に歪んでいた顔に、いびつな笑いが浮かぶ。
恐怖は色濃く残っているのに、腋の下を指先で刺激される事で流し込まれるこそばゆい感覚に、どうしても笑いが起こってしまう。
数十年という人間からすれば長い時間を生きた妖怪とは言え、彼女の体はまだ幼い。
薄い皮膚の下の神経を細い指先でサワサワと刺激され、耐える事のできないくすぐったさが送り込まれる。
そのくすぐったさに、彼女の体が自然と笑いを起こし、口元には歪んだ笑いが声と共に吹き出してしまう。
「ひゃははは!ちょ…ちょ…くふふふふふ!!」
「痛くないでしょ?ほぉら、コチョコチョ~」
笑いの中で見上げると優しげな微笑みのまま、幽々子が自分の両腋の下に指先を下ろしている。
箸はすでに小皿の上に戻されて、その箸によって皮膚を切り裂かれるような事態はかろうじて回避できた様だった。
しかし、四肢を強く縛られたまま、広げられた腋の下に走る激しいくすぐったさは我慢する事ができない。
何とかして笑いを押さえ込み、一体幽々子が自分に何をしたいのかを尋ねようとするものの、その指先の動きを抑え込む手立てもなく。
耐えようにも、彼女の体は腋の下をくすぐられる事で予想以上に反応して笑いが吹き出してしまい、言葉を紡ぐ事もままならない。
「くひひひひ!ふ…ふひゅぅっ!あ…あひゃ!な、なん…ぐふふふッ!なんでぇぇぇ!?な、なんでひゃひゃひゃ!?」
問いかけの言葉を紡ごうにも、頭の中は腋の下から送り込まれるくすぐったさにかき混ぜられるように混乱していく。
敏感な皮膚に走るこそばゆい感覚、その激しい刺激の中で冷静になって言葉を整理する事などできるはずもない。
笑いが溢れ出す口から、かろうじて出せる言葉と言えば「なんで?」「どうして?」という問いかけばかり。
その言葉すら、くすぐりによる笑いによって乱されて、しっかりと幽々子に伝えられているのかすら怪しかった。
激しい笑いが吹き出して、その笑いのために肺からは空気が一気に失われる。
その空気を補おうと大きく息を吸い込み、それだけで精一杯。
笑いとくすぐったさから逃れようとして全身を激しく動き回らせて、ミスティアの全身に汗が滲み出していく。
「古い文献でね、若い子の体液が珍味だって見たのよ。本当は妖夢にすれば良かったんだけど、あの子、最近は桜の冬支度で忙しくて……」
そう言いながら、寂しそうな顔を浮かべる幽々子。
その指先は悲しげな表情と裏腹に、ミスティアの腋の下にグニッと沈み込み、その薄い皮膚の下の筋肉を震わせる。
強まったくすぐったさに、ミスティアが体を大きく跳ね上げて激しく笑い声を吹き上げる。
「ひゃひゃ!な、なんで…くふふふふふふふふ!!あっ…や、やめっ…あははははははははは!!」
なんで自分なのか。
どうして、妖夢でなければ、自分でなくてはならないのか。
もっと他に妖怪はいたはずなのに。
そんな思いが次々と浮かび、それを言葉にしようにも笑い声がそれを遮ってしまう。
強まったくすぐったさを受け止めるには、彼女の体はあまりにも小さく、あまりにも敏感すぎる。
「でね、古い文献によれば、体液と言っても悲しみの涙は悲しみの味、苦しみの脂汗は苦しみの味しかしないらしいの。だったら、笑ってもらったらどうかなぁって」
幽々子は遠い目をする。
その瞳の果てに何が見えているのかをミスティアは知る由もないが、それによって腋の下をくすぐる指先の動きが弱まるわけでもない。
サワサワと皮膚を撫でるような指使いから、親指を腋の下の窪みに押し当ててグニグニと揉むような動きになり、ミスティアはガクガクッと体を震わせてしまう。
「ぎゃははははははは!!く、くしゅぐっひゃははははは!!ぐひひひひ!も、もみゃなひぃぎひゃひゃひゃ!!」
腋の下をグニグニと揉み回されて激しい笑い声が吹き出していく。
くすぐったくて頭の中がぼんやりとして来るように痺れていく。
それなのに、幽々子の指先はミスティアの腋の下をくすぐる事を決してやめようとしない。
「ひゃぎゃぁぁっ!わ、わきやだぁぁ!わきダメ…ひゃひゃひゃ!わきだめだって!ぐひひひひひひ!!あはははははははッッ!!」
腋の下を激しくかき混ぜられるような感触、くすぐったくて言葉を紡ぐ事すら難しくなって来ている。
瞳からは恐怖の涙が転じて、くすぐったさによる涙が溢れ出している。
一方、口元からは笑いすぎて涎が口元から流れ出し頬を伝っていた。
顔は真っ赤に染まり、額には汗がじっとりと浮かんでいる。
地肌を幽々子の長く細い指先に刺激される。
それが、こんなにもくすぐったく、こんなにも耐え難いものだとは思いもしなかった。
「ひひひひひひひッ!あっ…あははははははは!!し、死んじゃうよぉぉおふふふふふ!!」
バタン!バタン!
両腕を激しく動かし、両足をばたつかせようにも、くすぐったさを受け流す場所はない。
背中をバシッバシッと打ち付けても、くすぐったさから逃れる事はできない。
一瞬でもいい、腋の下をくすぐっている幽々子の指先から逃れたい。
数秒でよかった、ほんの一瞬でもいい。
まるで手加減のない幽々子のくすぐりから逃げ出したい。
「それでね、思ったの。あなたは鳥の妖怪でしょ?」
幽々子はミスティアの懇願になど、まるで耳を貸す様子もなく続けた。
「鳥って出汁がおいしいでしょ?だったら、あなたが一番おいしいのかなって」
そう言いながら、腋の下に突き立てていた親指を引き上げると、今度は人差し指と中指で腋の下の窪みをポリポリと掻くような動作を始める。
爪を立てず、指の腹で敏感な腋の下の窪みを目にも止まらぬ速さで動く指先が襲い、ミスティアにさらに激しい笑い声を絞り出させようとする。
「ひゃぎぁぁぁあはははははははは!!あーっはははははは!!あーっはっはっはっはっはっ!!」
汗ばんだ柔らかな腋の下の皮膚に指の腹が刺激を送り込み続ける。
そこが汗に濡れた皮膚でなければ指の腹は皮膚を撫でるだけで、今よりも幾分かはくすぐったさも薄かったかも知れない。
しかし、ミスティアの汗に濡れた腋の下の皮膚は、幽々子の指の腹に何度もひっかかり、その度にフルフルと敏感で薄い皮膚に刺激が流し込まれる。
さらに、それが絶え間なく続く事によって腋の下はまるで踊るようにプルプルと震え、波打つように動き回っていた。
その1つ1つの刺激すらミスティアの幼い体は十分に受け止める事ができない。
敏感すぎる腋の下を激しくかき混ぜられて、そこから生み出されるくすぐったさは彼女の忍耐など遙かに超えていた。
「あーっはっはっはっ!あーっははははははははは!!」
もう笑い声しか口に出す事ができない。
くすぐったくて仕方がなかった。
笑いを止めたくても止める事ができなかった。
(助けて……死んじゃうよぉ……)
「あひゃぃッ…うははははははは!!ひゃはははははははは!!」
全身にはじっとりとくすぐりによる汗が浮かび、彼女の顔を涙と唾液が溢れんばかりに濡らしていた。
すでに両手足はばたつかせる事もできず、腋の下をめくるようにして刺激する幽々子の指先を甘んじて受け入れる事しかできない。
しかし、そんな様子のミスティアに構う様子もなく、幽々子は腋の下に指の腹を擦り付け続ける。
まるで笑い苦しむ彼女の姿を愉しむように。
彼女が笑い狂い、もがいている姿を見るのが楽しくて仕方がないように……
「……こんなものかしら?」
いよいよ我慢ならず、意識の縁に暗がりが生じ始めたミスティアの限界を知ってか知らずか、幽々子が腋の下で動かし続けていた指先をそっと引き上げる。
途端、腋の下から激しいくすぐったさが消え、激しい呼吸がミスティアの口に戻ってきた。
「はぁっ……はぁっ……んっ…ケホッ!ケホッ!」
ぬるい空気を吸い込んで、笑いに乾いた喉に絡まり咳き込んでしまう。
それでも息を吸い込む事を止める事ができず、何度も何度も深く呼吸を繰り返す。
腋の下をくすぐられていない事が、こんなに幸せな事だったなんて……!
普段からすれば当たり前の事ではあるが、時間にして5分にも満たない時間にミスティアの体に擦り込まれたくすぐったさは、そんな真剣な喜びを痛感させる。
全身が気だるい、疲れ切った体からは今も汗が滲み出してきている。
相変わらず四肢は動かせず、彼女の敏感な腋の下は幽々子の眼前に晒されたまま。
再び、いつ腋の下へ刺激が加えられるのか、ビクビクしながら必死に肺へ空気を吸い込み続けた。
「うん、いい感じに汗かいてくれたわね。ふふ……」
そう言いながら、幽々子が立ち上がり、ゆっくりとミスティアの足下へ移動していく。
一体、今度はどこをくすぐられるのだろう……
まるで冗談のようにしか聞こえない恐怖が、今のミスティアの最大の懸案事項として心を支配している。
「はぁ……はぁ……も、もうくひゅ…んっ…くしゅぐらないでぇ……」
口の中にねっとりとした唾液が絡みつき、力を失った口からは呂律の回らない言葉が吐き出された。
その、まるで虫の囁き程度の小さな言葉が幽々子に届いたのかは分からない。
彼女はミスティアの足元にしゃがみ込むと、微笑みを浮かべたままで。
「じゃあ、もうちょっと我慢してね?」
そう言いながら、その指先を彼女の肩幅ほどに広げられた両足の付け根へと伸ばして行った。
続け・・・た方がいい?
投稿日:2008/10/12(日) 03:00:31
(*´д`)はぁはぁ
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