インラインRSSがどうも動作しなくなったみたいなので、RSSへのリンク追加しました
このサイトに掲載されている作品を、無断で掲載・転載する事を禁止します。
Copyright 2007- C Powered By FC2 BLOG
生きてるけど、今は家族のことを最優先中!
「くすぐりの塔」はキャンサーさんから作品が届き次第、ちゃんと更新していきます!
(今は公開させていただいた作品が手元に届いているすべてです)
ご連絡:キャンサーさん、何度かメール送っているから、ご返信くださ~い
2007/12/16(日)に投稿された記事
こなたをこちょこちょ!パート2-2
投稿日時:20:03:59|コメント:0件|トラックバック:0件|》本文を開閉
ディレクトリ:らきすた - こなたをこちょこちょ
かがみに、ちょっと鬼畜入りマース。
エアコンのおかげで暑さは感じないが、私の手には微かに汗がにじんでいた。
こなたの家、そのリビング。
何度も訪れ、すっかり通い慣れたはずの場所であるはずなのに、今日の私はひどく緊張している。
頭の芯から沸き上がって来る、痺れるような不思議な感覚。
その、例えようがない熱い気持ちが、体中の指先まで駆けめぐり、全身が少しずつ熱くなっていくのを確かに感じていた。
ソファの上には、こなたが長い髪を広げて横になり、じっと私の顔を見つめている。
その瞳には、明らかに日頃と異なった光が宿っていた。
やや色黒の肌が、仄かに汗ばんで見える。
緊張のためか、小さな口から漏れる息は熱く荒くなっているようだった。
ソファに横になった彼女を見ていると、その体の小ささが良く分かる。
私たちと同い年とは思えないほど、細く華奢(きゃしゃ)な体は、まるで、その1つ1つの部品を職人が丹誠込めて作り上げ、組み立てたのではないかとすら思えてくる。
私の脳裏には、『こんな事をしていいのか』と思う気持ちの反面、それとは正反対の気持ちがせめぎ合っている。
『早く、こなたの体に触れたい』
『こなたを、私の手で狂わせてしまいたい』
ひどくサディスティックな思いに、自分の残酷な部分を見たような気がして、少しだけ驚いた。
「か、かがみ……私、ど、どうしたら…いい……?」
おどおどとして、申し訳なさそうに尋ねてくるこなた。
その語尾には、力強さなど微塵にも含まれていない。
これから始まる事への不安が、彼女の心を翻弄しているのだろう。
ただ、彼女の脳裏を支配しているのは、決して不安だけではないはずだ。
紅潮した頬、熱い息が、不安の中に潜む期待を含み、私にそれを強く物語っているように感じた。
カーテンの向こう側からは、こもった風の音と、遠くから届く街の雑踏が聞こえている。
日差しはまだ強く、床に落ちる斑の木の葉の陰が緩やかに揺れていた。
ふと、時計を見る。
午後5時少し前。
「……じゃ、じゃあ、手を上げて…」
時計の秒針が12時を指したのを合図にするように、私が言う。
「…はい……」
一瞬、大きく目を見開き、素直な返事を返すこなた。
まるで、支配する側と、支配される側のような、奇妙な関係が生まれているような錯覚に陥りそうになる。
こなたは、腕をゆっくりと持ち上げる。
細く繊細な指先が微かに震えているのが分かる。
ゆっくりと、恥じらうようにしてソファの肘掛けを両手でぎゅっと掴む。
「……っ……か…かがみ……っ…」
頬だけでなく、耳まで真っ赤になった彼女が、羞恥心を必死に抑え込むように、つたない言葉で私の名を呼ぶ。
私は、ただ、そのあどけなさすら感じさせる、彼女の顔を見つめる事しかできない。
どこに視線を定めれば良いのか分からない様子で、しきりに目を泳がせる彼女の姿を見つめながら、次第に胸の中の鼓動が大きくなっていく。
こういう時、普通ならどういう言葉で、それを始めれば良いのだろう?
この状況に、どうやって「普通」という言葉を当てはめれば良いのか分からないが、何もかも初めての事を、私は手探りで必死に模索していた。
「じゃ、じゃあ……行くわよ…」
ありきたりな言葉で、私が「はじまり」を告げる。
コクリとかぶりを振るこなた。
横になった彼女の腰をまたぐようにして膝を付く。
そして、おもむろに大きく腕を上げ、露出した脇の下へ、右手の指先をあてがった。
ビクッと、こなたの全身が大きく脈打ち、彼女の口からは「うぅっ!」と、うめき声のようなくぐもった声が上がる。
室内は涼しいのに、指先から感じる彼女の体温は、あっという間に熱くなっていく。
柔らかい脇の下の皮膚は、わずかに汗ばんで、いつ訪れるとも知れない刺激に怯えているようにすら感じられた。
ゆっくりと、人差し指を動かし、指先の腹でなぞるように刺激を与えると、こなたの体が再び大きく跳ねる。
「……くぅっ!」
まるで、生まれたばかりのような滑らかな感触。
その感触を楽しむように、愛撫でもするように、ゆっくりと、人差し指を這わせていく。
「……くっ…!かっ……かがみぃ!」
必死に腕を下ろすまいと、肘掛けを掴む指先に力を込めながら、こなたが懇願するような視線を私に向けている。
私はそれに気づかない振りをして、脇の下への刺激を続けていく。
こなたの体に帯びていた熱が、私にも移ってしまったように、全身が熱くなっている。
額に汗がじんわりと滲み、私を自制している遠慮の気持ちが、少しずつ薄らいでいく。
それに従って、私の中では今までにない感情が、沸々とわき起こって来るのを確かに感じた。
(こなたを乱れさせたい……乱れたこなたを見てみたい……)
指に少しだけ力を込めて、皮膚の上でグリグリと動かしてみる。
ガクガクッと、こなたの体が跳ねるが、それに構うことなく、指を動かし続ける。
「くひっ!かがみぃひぃぃ!」
目を大きく見開き、首を左右に大きく振るこなた。
先ほどよりも汗が多くなった肌の上を、中指を加えて、より激しい動きで責め立てていく。
爪を立てて、コリコリと優しく掻くように撫で回したかと思うと、指先を押しつけてグリグリと無秩序に揉みしだく。
「くくっ……かぁっ…!かがみぃぃ!!」
少しずつ強まっていく妖しい刺激に、いよいよ、こなたも耐えられなくなって来たのだろう。
髪の毛を振り乱して、懸命に自分の気持ちを私に伝えようとしている様子だったが、私はそれに構わず、5本の指を動かし始めた。
「ひゃぇ!!やめて!ほんとダメぇぇ!!」
脇の下の上で、5本の指がダンスを踊る。
縦横無尽に皮膚の上を踊りながら、私の指先は確かな意志を持って、こなたに、ある行為を強制しようとする。
「くひゃっ!!ふぅぅぅ!!ひゃはッ!」
敏感な肌の上で、5本の遠慮がない指が踊っているのだから、どれだけくすぐったいのだろう。
私には、それを計り知ることはできないが、こなたの姿を見ている限り、私が想像するよりもずっと激しく、強烈な刺激が、こなたの身の上に降りかかっていることだけは確かだった。
脇の下の薄い皮膚から送り込まれる、くすぐったさの波。
それが、こなたの口から今にも笑いを吹きだたせようと、必死に追い込みをかけている。
「はひぃ!!ヤダァァ!くひゃっ!もうダメだって!ほんと!ほっ…くふっ!ほんとだってばぁぁぁ!!」
私は唐突に指先を脇の下から離す。
跳ね回っていた彼女の体がソファの上に沈むように落ち込み、後には荒い息づかいだけが聞こえてくる。
「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
うな垂れて、必死に息を吸い込んでいるこなたの姿を見下ろしながら、私は静かに、彼女の耳元に顔を寄せる。
そして、ふーっと、小さな耳に息を吹きかける。
「ひゃあっ!?」
びっくりして顔を上げる彼女に、私はそっと語りかけた。
「こなた……もう、おしまいにする?」