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2007/12/16(日)に投稿された記事
こなたをこちょこちょ パート2ラスト
投稿日時:22:18:24|コメント:0件|トラックバック:0件|》本文を開閉
ディレクトリ:らきすた - こなたをこちょこちょ
薄暗いソファの上には、まだ汗の引かないこなたと、それをまたぐような形で、私が膝で立っている。
先ほどまでの緊張は、そこにはない。
雰囲気の他に、先ほどと違うところと言えば、ほんの少しだけ、こなたの目が赤い事だけ。
「こなた……本当に辛くなったら言いなさいよ…?」
「だ、大丈夫……」
こなたが両腕を上げて、肘掛けを再び両手で掴む。
大きく露出する脇の下からは甘い香り。
私は指先を脇の下に置き、ゆっくりと動かし始める。
先ほどよりも、幾分か柔らかく感じる肌を、軽くつまむようにクリクリといじってみる。
「くひっ!」
身をよじり、私の指先から逃れようとするこなた。
それを制するように、私は膝で彼女の腰を、ぐっと挟み込む。
「ちょっ!か、かがみ!くっ……動けない!それじゃ動けないって!」
その言葉に構わず、左手も脇の下に添える。
そして、指先をクネクネと動かし、彼女に新たな刺激を送り込み始めた。
「はぁぅ!ひゃふっ!」
汗でぬるぬると滑る肌の上を、自分がされれば、きっと堪らないだろうと思う方法で刺激し続ける。
人差し指で、肌の上を上から下へ撫で下ろしたかと思うと、親指と残りの4本の指で脇を掴み、ブルブルと震わせてみる。
体の中でも一番くすぐりに敏感だろう、両方の脇の下への攻撃に、こなたの体は正直に反応する。
何度も、こなたはソファの肘掛けから手を離しそうになるが、健気に何とか手を離すまいと、力を込めているのが分かった。
それを良いことに、私は大きく開かれている脇を徹底的にいたぶり続けた。
「ひゃひぃ!!うひゃぁぁ!!くはっ!ひっ!ひぃぃ!!」
頭がもげんばかりに顔を左右に振り回し、髪の毛を振り乱して、こなたは全身でくすぐったさを表現している。
私は、脇への刺激を弱めると、それでも暴れ回り続けている彼女に、1つの提案をしてみた。
「ねえ、こなた。ゲームしない?」
「ひゃあ!!やるやる!くひっ!やるから!やるから、やめてぇぇ!!」
「私が、脇の下に字を書くから、当てるってどう?当たったら1分の休憩」
そう言いながら、脇の下をくすぐっていた指を、脇腹へ移動させていく。
新たな場所に加わった突然の攻撃に、彼女が再び大きく体を震わせる。
「ひぃゃあああ!!分かった!分かったかから脇腹だめ!くはは!!あはははははは!」
右手で脇腹をこねくり回すと、いよいよ耐えられなくなったのか、こなたの口から大きな笑い声がほとばしった。
私はしばらく、脇腹への刺激に笑い転げるこなたの姿を楽しみ、ようやく指を動かすのをやめる。
「はぅっ…はぁっ……ゲホッ…はぁっ……」
何度もむせ返りながら、呼吸を落ち着かせようとするこなた。
目からは涙が流れ、口元から涎が流れ、頬を伝っていた。
髪の毛は乱れに乱れてソファの上で絡まり合い、全身は汗がびっしょりに濡れている。
脇の下と首もとを中心にして、紺色のタンクトップは濡れて黒くなっていた。
彼女の体からは熱気が溢れ、激しい運動の後のような、相当の疲労感を見て取ることができる。
「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
ようやく呼吸も落ち着いてきた頃合いを見計らって、そっとこなたに言う。
「書いた文字が違ったら、脇の下をペロペロの刑ね」
びくっと、こなたが顔を上げ、驚いた顔で私の顔を見つめる。
「ちょっ!だ…ダメだよ!汗かいてて汚いって!」
「大丈夫よ、こなた のだしね。それに、間違えなければいいのよ」
そう言いながら、私は彼女の右二の腕を左手で抑え込む。
じっとりと滲む汗の感触。
こなたの顔を見ると、目は疲労のためか とろんとして、不安そうに私の手の動きを見つめている。
そこには、すでにいつもの覇気(はき)はなく、ただ、私に成されるがままの一人のか弱き少女となった、こなたの姿があった。
もし、この姿を、つかさやみゆきが見たら、どれほど驚くだろう。
そして、私にくすぐられ、笑い狂う姿を見たなら、どう思うのだろう。
「さぁ……行くわよ」
人差し指を立てて、ゆっくり脇の下へ近づけていく。
二の腕から、ドクンドクンと、こなたの鼓動。
私の心音も、こなたに伝わっているのだろうかと思うと、少しだけ恥ずかしくなる。
ピトリと指が肌に触れる。
その瞬間、こなたは「くふっ!」と笑いを漏らしそうになるが、ぐっと口をつぐみ持ちこたえた。
そのまま、肌の上にゆっくりと指を走らせる。
わざと、くすぐったいように。
わざと、ゆっくりと、なるべく、こなたが感じやすいように。
「むぅぅぅ!!ううっ!ぐむぅぅぅ!!」
自由な両足と、左腕をバタバタさせながら、こなたがくぐもった笑い声を口の中で押し殺している。
大きくピンと張られた脇の下の皮膚の、細かなシワを撫でるようにして、字を書いていく。
指先に強弱を付け、時には爪を立てて。
時折、ツンと皮膚をつつくようにしたり、わざと、一カ所だけに指を止めて、クニクニと動かしたり。
なぞられた部分の皮膚が仄かに赤くなり、すぐに肌色へと戻っていく。
「ふぅっ……むふぅっ!!くくっ……くふっ!!」
指を走らせながら、私はこなたの特に反応する場所を探り当てていた。
脇の下の窪み、その周辺に指が触れると、こなたの体が大きく跳ね回り、こもった笑いを漏らしている。
ゆっくりと、ゆっくりと、指を這わし終わり、そっと指を離す。
「さて、どういう字でしょうか?」
固く閉じていた口を開き、荒い息を吐きながら、こなたは必死に答えを探っている。
あれだけ暴れ回れば、きっと文字など分からないに違いない。
しかし、それでも必死になって、自分の脇の下に与えられた刺激を思い返している彼女を、心から愛おしく感じた。
「……わ、わかんない」
「残念!答えは、薔薇の「バ」の文字でした」
「ちょ!なにそれ!そ、そんなの分かんないって!」
こなたが非難の言葉を浴びせてくるが、私は、彼女の両腕を掴む。
突然のことに動揺したままの彼女に構うことなく、まだ指先の余韻が残っているだろう、右脇の下へ顔をうずめた。
むんとした汗の香り、そのまま、舌で脇の下を舐め回し始めた。
「ひゃははははは!!きっ、汚いって!!あははははは!」
ぬるぬるとした舌の感触、それが敏感な脇の下を舐め回しているのだから堪らない。
突然の責めの始まりに心の準備などできるはずもなく、ただ、その刺激から繰り出されるくすぐったさに、笑いで答えることしかできない。
「あはははは!かがみ!くすぐったい!それホントにくすぐったいってば!」
クチュクチュと舌が、脇の下の上を撫で回し、彼女の脇の下を唾液で濡らしていく。
若干の塩味と、甘い香りが私の口の中に広がる。
「ちょ…!あははははは!ひゃぎぃぃぃ!!いやぁぁぁはははは!!ペロペロだめ!やだ!くはははははは!!」
身をよじって、私の舌から何とか逃げだそうとするこなた。
しかし、先ほどまでのくすぐりで体力を奪われている彼女の力は、さして強くはない。
バンザイの姿のまま、逃げることも、避けることもできない状態の彼女の脇の下を、遠慮なく舐め続ける。
「はぁぁぁぁ!!あははははは!!あははははははは!!ちょ……ちょっ!ひゃはははは!げほっ…あははは!」
閉じることが許されない脇の下への、ぬるぬるとした柔らかな舌による刺激。
いつ終わるとも知れない刺激の連続に、こなたは、なりふりなど構う余裕もないまま、ただ笑い続ける。
「ひゃははははは!!もう……もうやめ……あはっ!あははははは!」
一旦、右脇から顔を上げた私は、間髪入れずに左の脇の下へ顔を埋める。
一瞬だけ、攻撃が終わったのかと息をつこうとした彼女にとっては、おそらくフェイントになったに違いない。
「ひぃぎゃああ!!あははははははは!!かがみぃぃぃぃ!!あはははははははははは!!」
叫び声にも近い笑い声を上げ、こなたが再び大きく体をばたつかせる。
その動きを制するように、私は右手で彼女の両手を抑えると、左手で彼女の脇腹を揉むようにくすぐり始めた。
「ぎゃはははははは!くすぐったいてぇぇぇぇぇ!!くくくくく!はははははは!あっはっはっはっ!!」
脇の下への舌による責めと、右脇腹への揉むような責め。
両方を同時に受け止めるような余裕は、こなたには残されていないだろう。
私の指がタンクトップの上から、その薄い皮膚をグニグニと揉み上げる度に、けたたましい笑いが吹き出していく。
脇の下には、再び汗が滲むが、それを丹念に舐め取るようにして舌を這わせる。
唇で吸うようにしたり、キスをして肌を愛でるだけでも、こなたは大きな笑い声を上げてくれる。
脇腹へのくすぐりに飽きた私は、手探りで左手をタンクトップの裾から潜らせる。
そして、直に肌に触れ、脇腹から脇の下をグニグニと刺激する。
滑らかな感触と、汗で濡れた感触が溶け合うのが心地よく、必死になって指先を動かしてしまう。
「ひゃぁぁぁ!?あは…あははははは……あははははっ!」
どれぐらいの時間が経ったのだろう。
こなたをくすぐることだけに集中していた私には、すでに、どれだけの時間が経ったのか知る術はない。
ただ、こなたの笑い声が弱々しくなってきている事だけが、相当の時間の経過を意味していた。
そろそろ休憩をしようかと思っていると、こなたの口から、不思議な声が漏れだしているのに気づいた。
「あぁ……あはははは…あぁっ…ひゃははははっ……」
最初、それは笑い声だと思っていた。
試しに脇腹への刺激を強めると、笑い声に混じり小さな、例えるならあえぎ声と言うのだろうか?
甘く深い声が漏れだしている。
「あはははははは……あはっ……あぁっ……あっ……かがみぃ…くふっ…あぅ……かがみぃぃ……」
朦朧とした様子で、こなたが私の名を呼んでいる。
脇の下への攻撃を止め、顔を上げる。
くすぐりによる笑いと、形容しがたい表情を浮かべたこなたは、脇腹への刺激に反応して、びくっびくっと体を波打たせていた。
そっと、二の腕に手を触れると、笑い声が益々大きくなる。
すでに、彼女は体のどこを触れられても、くすぐったさしか感じられない状態にある様子だった。
脇腹から脇の下までを撫で回していた手を、タンクトップの下から抜き取る。
ようやく、くすぐりから解放された彼女は、ソファに体を横たえ、ただただ深く強い息だけを繰り返していた。
「はぁぁ……はぁぁ……かがみぃ……」
胸を上下させ、目を閉じたままのこなた。
私はそっと、彼女の上から床に足を下ろし、時計に目を向けた。
時計は、午後6時27分を指そうとしている。