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2008/01/06(日)に投稿された記事
つかさをこちょこちょパート2 その2
投稿日時:02:25:19|コメント:0件|トラックバック:0件|》本文を開閉
ディレクトリ:らきすた - つかさをこちょこちょ
こなちゃんの手が、私の肌に触れるか触れないかという、微妙な位置でウロウロしている……
お姉ちゃんは、私の右脇の下のすぐ上で、指をもぞもぞと動かしていた。
二人の指先は触れていないのに、空気の動きだけでも、私の体は反応してしまう。
パジャマの上からでも、はっきりと、その動きが分かる。
「……うううっ……ううっ……」
固く目をつぶり、二人の手の動きを五感のすべてを駆使して、慎重に見守り続ける。
全身の神経をそばだてて、これから襲うであろう刺激に備える。
「…よし、じゃあ行くわよ?」
お姉ちゃんの言葉。
私はもちろん、うなずけるはずもなく、ぐっと目をつぶったまま。
両腕と両足に力を込めて、身を固くする。
「とうっ」
グニッ
突然の脇腹への刺激に、私は大きく体をのけ反らせてしまう。
「ひぃぃッ!」
ぐっと歯を食いしばり、背中にこもった力を抜こうとした次の瞬間。
「うりゃっ!」
こなちゃんの指先が、再び脇腹に突き刺さる。
肋骨の骨と皮膚が擦れ合い、その間に指先の刺激が走る。
「くひぃッ!!」
ギシッギシィッ!
大きくベッドが軋(きし)みを上げ、体が跳ね上がる。
再び背中にこもった力、それを逃がす場所もないまま、ベッドに体が沈み込む。
しかし、一瞬の休みもなく、再び。
「ぐにぐにー」
こなちゃんの声と共に、脇腹に指先が食い込みうごめき始める。
「…ひぃぃっ!…こ、こなちゃッ!!…ひぃっ!こ、こなちゃんっ!」
両腕を下ろそうと必死になって、肩に力を込める。
しかし、しっかりと固定された両手首を下ろすことなどできず、ただ、ベッドがギチギチと軋むばかり。
体を「く」の字に折り曲げることも、脇腹を腕で隠すこともできない。
その状態で、こなちゃんの指が、私の皮膚をグニグニと揉み続けている。
「…ぐひぃっ!?…こ、こなちゃッ…ひぃぃ!!……お願ッ……ひぃぃ!」
私がこなちゃんの意地悪な指先に身もだえている中、お姉ちゃんの指先が、そっと半袖の袖口から入り込んでくるのを感じる。
「お、お姉ちゃんッ!くひィっ!……や、やめてッぇぇっ!…うひゃっ!?」
こなちゃんの脇腹への攻撃の中、私の必死の懇願に、まるで聞く耳を持ってくれないお姉ちゃん。
その指先が、ゆっくりと、本当にゆっくりと、半開きの袖口から、私の脇の下へ近づいていくのが分かった。
……ものすごく、意地悪な顔で、ニヤニヤと笑みを浮かべたお姉ちゃん。
「ほぉら、触っちゃおっかなぁ」
そして、ねっとりとした言葉を口にして、袖の中で指をサワサワと動かし続ける。
「…くはッ!……はひぃぃ!はぅぅっッ!……やめッ…くひッ!…てぇッ!」
脇腹を、こなちゃんの小さな手がグニグニと揉んでいる。
その指先から流し込まれる、ものすごいくすぐったさに、体中がビクッビクッと小刻みに震えてしまう。
たった、これだけの刺激で、こんなにくすぐったいのに……
今朝、私が受けたくすぐり攻撃を思い出し、私は青ざめる思いだった。
あの時は、まだ手足を自由に動かせたけど、今は……
ギシッギシッ……
両腕と両足の自由を奪われ、決して閉じられない脇の下を、コチョコチョされたら、私は多分、おかしくなってしまうかもしれない。
「お姉ちゃん…うひゃっ!こ、こなちゃッ……あはっ!…や、やめてェッ!くぅッ!!」
「つかさ、すっごい敏感だねぇ」
こなちゃんが、そう言いながら指先の動きを、揉むような動きから、ツンツンとつつくような動きに変える。
なんとかお腹へ力を込めて耐えてきた刺激の波。
突然のツンツンとした刺激に、思わずお腹から力が抜けてしまう。
その時、グニュッとこなちゃんの指が、お腹の筋肉と骨の間へ入り込む刺激に、体が大きく跳ね上がった。
「うひぁぁッ!」
体が大きく跳ねたことで、お姉ちゃんの指が、グニッと脇の下の皮膚に潜り込む。
柔らかな肌を捉えた指先は、その感触を楽しむように、グリグリとうごめき、激しい刺激を送り込んでくる。
「はぁぅっっ!?」
脇の下を、お姉ちゃんの指が弾くような指使いで刺激する。
く、くすぐったい!
「…ひぃぃ!!くっ、くすぐっ…!くはぁぁ!……こ、こなちゃんもっ!ひぎぃィッ!?……はひぃッ!」
こなちゃんは相変わらず、脇腹をツンツンとつついて、私に笑いを起こさせようと意地悪い攻撃を続けている。
脇の下を攻撃する、お姉ちゃんの指は、まるで楽器でも奏でるように、脇の下の肉と肉の間で、軽やかに動き続けていた。
「…くひっ!くはぁっ!…あはッ!……ぐひぁっ!…だ、だめぇッ…あひぃっ!だめぇぇ!」
腕を動かせないことが、こんなに辛いことだったなんて。
閉じることが許されない脇の下の中で、コチョコチョと動く細い指先は、敏感な薄い肌を震わせる。
「あぁぁ!!うひゃぁっ!……ううぅぅぅぅぅっ!くはッ!…お願いやめ…ッてッ!」
も、ものすごく、くすぐったい!!
脇の下と脇腹という、私の弱点を同時に責められて、私は全身を震わせて、地獄のような刺激から逃れようとする。
時折、目を開いて見ると、お姉ちゃんは「もぞもぞもぞぉ」と、とっても楽しそうな笑顔で、私に刺激を送り込みつづけている。
こなちゃんは、悪戯っぽい顔をして、脇腹に指先をツンツンと押し当て、その都度震える私の体を、楽しそうに眺めていた。
「あうっ!?…うひゃっ!?…ちょ、ちょ……って、あひぃ!?……おねえちゃィッ!」
「なんだよ、おねえちゃいって」
可笑しそうに笑い、お姉ちゃんが脇の下から手を抜き、私の袖をまくり始める。
二の腕をなぞるような刺激、それだけで、私の体は激しく反応してしまう。
「うひゃぁっ!……そ、袖はッ……くはっ!?…ちょ、こなちゃんっ!」
脇腹をツンツンしていた、こなちゃんの指先。
それが突然、お腹の上をトコトコッと歩くみたいに動き、再び脇腹へ戻ってくる。
そうしている間に、袖をまくり終えていたお姉ちゃんは、私の脇の下へそっと顔を寄せた。
「つかさの脇の下、汗でベトベトね。綺麗にしてあげるわ」
「…お、お姉ちゃん!!」
袖がめくられたため、大きく露出している脇の下へ口を寄せるお姉ちゃん。
髪の毛が私の首筋にかかり、それだけで、くすぐったさが襲ってくる。
それなのに……それなのに……!
ぺろっ
「あひぃぃ!!くはッ!?」
脇の下に、ぬるっとした温かい感触。
柔らかな舌先が、敏感な肌の上を滑る刺激に、ガクガクッと腰が大きく震える。
ぺろっぺろっ
「うひひっ!?お姉ちゃん…!あはははははは!な、舐めないで!うひゃひゃッ!」
想像を超えたくすぐったさ。
それは、私の羞恥心など一瞬で打ち砕いてしまう。
くすぐったい!
くすぐったいよ!!
そんな思いだけが心を埋め尽くしていく。
ぺちゃっぺちゃっぺちゃっ
脇の下から聞こえてくる、お姉ちゃんの舌と肌が触れあう音。
ぬるぬるとした、お姉ちゃんの唾液が脇の下に塗り込まれていく、激しい刺激。
ものすごい恥ずかしさと、ものすごいくすぐったさに、頭がぼんやりとして来てしまう。
「うはははははははッ!あははははははははッ!!あーっはははははははははは!」
どんなにくすぐったくても、どんなに苦しくても、決して腕を閉じることができない。
それを良いことに、お姉ちゃんの舌が脇の下をペロペロし続ける。
「くひひっ!くはははははははっ!あはっ…あはひぃッ!!あはははははははははッ!!」
「す、すごいね……」
こなちゃんは、脇腹をツンツンしながら、私の笑い声にびっくりしているみたい。
でも、そんなことに気を配っている余裕もなく、私は脇の下へ絶え間なく送り込まれる、受け止めがたいほどに大きな笑いの衝動に、大きな笑い声を上げ続ける。
「あはははははははは!…くィィッ!……うははははははははははははッ!!あはははははははははッ!!」
しゃべる事もできない。
しゃべろうにも、笑いが声をかき消してしまう。
お姉ちゃん、本当にやめて!
もう分かったから!
本当に分かったから、もうやめてぇぇ!!
「あははははははははははは!おねぇゲホッゲホッ!ゲホッゲホッ!!」
声を出そうとすれば、空気の塊が喉につかえて咳き込むだけ。
咳のために一気に肺の中の空気を吐き出しながら、笑い声を上げてしまう。
「ゲホッあはははっげほっ…あははははっゲホッゲホッ!うひはははははははははっゲホッゲホッ!!」
乾いた喉に絡みつく笑い、息を整えようにも、笑いの衝動はそれを許してくれない。
脇腹へのこなちゃんが送り込む刺激と、脇の下を這い回るおねえちゃんの舌が、私を苦しめる。
息ができず、ひどくお腹が引きつる。
「あははははははははは!げほっ…くひひひひッ!あははっ…ごほっごほっ…あはははははははッ!!」
くすぐったいよぉ……
苦しい…
息ができない……
くすぐったいって言ってるのに……
脇の下舐めないでッ……
脇腹つつかないでぇぇ!
「あはははははははははははッ!!ごほっ…あははっ!げほっ…くひゃひひっ!うひひっ!うはははは!くへへへッ!げほっ」
ぐちゅっ、ぺちゃっ、ぺちゃっ……
脇の下から相変わらず、お姉ちゃんの舌が脇の下を舐める音が聞こえている。
「くひひひひ……げほっ…あははははははっ…!げほっげほっ…!」
脇の下がぐちょぐちょに濡れている。
その皮膚の上を、執拗に、執拗にお姉ちゃんの舌が這い回る。
くすぐったい……
死んじゃうよ……
息ができないよ……
「あはははははっ…げほっげほっ…くふふふふッ…あひゃひっ!ぎゃひぃぃ!!ぐひひっ…!」
な、なんで止めてくれないのっ!?
なんで……
脇の下舐められたらくすぐったいって分かってるのに……
なんでぇ!?
なんでぇぇ!!
息をすべて吐き出し、肺の奥がジンジンと痛み出しているみたい。
頭の中はぼんやりとして、ただ、脇の下と脇腹から送り込まれる刺激に、全身を悶えさせる。
苦しい……
苦しいよぉ……
苦しいのに……
苦しいのに、楽しい……
「あはははははははははははははッ…げほっ…あひぃぃぃぃ!!あうぅぅ!あはははははっ!あひぐぁぁぃぃぃぃぁぁぁぁ!!!」
切ない…
切ないよ……
脇の下がくすぐったい……
脇腹が……
たすけて……
たすけてぇ……!
「ぎゃひぇひひひひくぁぁぁ!?…くあひぃくはははははははっ……あはははっ!あはははははははは!……ぎぼじいぃぃぃィィィ!!!」
口から涎が流れ出す。
鼻からは鼻水とも、口から回った唾液とも知れない液体が流れ、目からは涙があふれ出す。
でも、そんなことは、もうどうでもいい。
気持ちいい……
気持ちいい……
気持ちいい……!
脇の下へ送り込まれる強烈な、私を笑わせようとする刺激。
脇腹から流れ込んでくる、私を笑わせようとする刺激。
両方とも大好き……
苦しい……
苦しい!!
「あぎヒヒヒヒ……っ!ぎゃはははははははッ!ぎぼずぃぃぃ!!ぎひひひひひひ!!ぐひぃぃ…っ!ぐふふっ!ぐひゃひゃっ!!」
壊れていく…
壊れていく……
壊れる……
気持ちいい……
くすぐったい……
くすぐったい!!
「ぎゃふぃぃぃ……!!あひひっ!ぎゃあうぅぅうあああぅあぁぁ!うああああぁぁぁぁあああぁ!!あぁぁぁあアぁあァぁぁあァ!!!」
目の前が暗くなり、頭の中が真っ白になる。
私の足の付け根で、何かが爆発したように熱くなる。
「ちょ…!!か、かがみ!つ、つかさ、おしっこしちゃったよ!?」
……あああ…あああああああ……あああ……
もういいや……
もういいよ……
もう、大丈夫ー……
脇の下から去ったくすぐったさ。
頭の中で鳴り響く、ゴーゴーという音。
激しい呼吸の中で、喉に乾いた息が何度も貼り付く。
気持ちいい…
気持ちいい……
……もっとやって……
もっとやって……
そう言葉を出そうにも、全身の力が抜け、頭は益々真っ白になって行く。
…あああ……
すごくいい……
すごくいいよ……
ありがとう、こなちゃん……大好き…
お姉ちゃん…ありがとう……
もうこれだけでいいよ……
これだけでいいよ……
深い闇が、すっと、私を覆い尽くしていく……