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2008/01/26(土)に投稿された記事
Google先生はおっしゃった!!お姉ちゃん くすぐりっこ
投稿日時:22:24:09|コメント:0件|トラックバック:0件|》本文を開閉
ディレクトリ:らきすた - 天の川だけは知っている
漆黒という言葉は知っていても、市街地に住んでいる私たちは、本当の闇を知らない。
ここに広がっている闇は、私たちが今までに知っている、どの闇よりも暗く、しかし、どの闇よりも穏やかに感じた。
夏の盛り、山間と言っても、日中はさすがに汗がにじむほどに暑い毎日が続いている。
しかし、山間の小さな村に夜が訪れると風は涼しげにながれて、点々と民家から漏れる薄明かりだけが、唯一の闇に浮かぶ灯火(ともしび)となる。
木々がざわめく音、遠くではホゥホゥと、フクロウの鳴き声が響いている。
お母さんのお母さん……私からすれば、おばあちゃんが住む山村の夜は、私たちをいちいち驚かしてくれる。
「……うわぁ」
思わず感嘆の声を上げ、私は天を仰ぐようにして見上げたまま、視線を反らす事ができない。
夜空に浮かぶ星々は、地上の闇とは裏腹に、空を無数の輝きで埋め尽くしている。
満天の星空という言葉があるが、その言葉は、きっと……
いや、間違いなく、この夜空のためにある言葉なのだろう。
様々な色を瞬かせ、様々な大きさで輝く星の輝き。
薄ぼんやりと浮かぶ、藍色の光りが空にたなびくように流れ、それが天の川である事に気づくのに、少しだけ時間がかかった。
「ね!?ね!?すごいでしょ!?」
私の手をギュッと掴んだままのつかさが、興奮冷めやらぬと言った調子で早口に言う。
闇の中で、パープルのノースリーブを身につけた彼女の姿が、ぼんやりと見て取れる。
「わ、私……天の川なんて初めて見たわ……」
街の雑踏に遮られて、私たちが知る空は、幾分か明るすぎるのかもしれない。
そこには、星は見えても、天の川までを見る事はできない。
話しには聞いていたし、テレビでは何度か見た事がある天の川。
しかし、これほどはっきりと、これほど間近に見えるなんて、今の今まで知らなかった。
「すごいよね……」
確かに、天の川は川だった。
空を横切る光りの帯は、それを見ている事自体が夢の中での出来事なのではないかと錯覚させるほど、神秘的で、淡い光りを湛えている。
この光りの帯を見て「天の川」と名付けたと名付けた、昔の人は、どんな想像を思いめぐらせたのだろう。
トサッと足下で音がして、視線を下ろす。
夜の闇に紛れて、僅かにつかさの姿を見る事ができた。
草原に寝転がって、両手を放り出して、呆けたような表情で空を見上げる、つかさ。
深緑の草の間に、ぼーっとした顔で転がっている彼女の瞳は、ただ空を見上げている。
口を半分開いたまま、大きな瞳に淡い星の明かりを映して……
そんな、無防備な彼女の姿を見下ろしていた私の脳裏に、いつぞやの出来事が掠めた。
「おーい、つかさー」
「……んー?」
気のない返事。
私の言葉などまるで聞いていない様子。
私の脳裏を掠めた記憶、それは、先日の出来事だった。
ベッドの上で、つかさの両手と両足をタオルで縛り付け、拘束された彼女の体に、こなたと二人して指先でイタズラをして。
笑い悶え、最後にはお漏らしまでしてしまった彼女。
あの時以来、私はどうしても、つかさの笑い悶える姿を思い出してしまう。
苦しそうに両目を強くつぶって、口を大きく開いて悶え狂う彼女の姿。
こなたの笑い悶える姿、つかさの笑い悶える姿。
私は、その二人の姿に、確かに興奮する自分自身の心を感じている。
…こなたと私の間にあるモノは、もしかしたら、恋愛にも近い感情なのかもしれないが……などと思うと、顔が僅かに熱くなる。
女同士の間に、恋愛感情があるなどと聞けば、周囲の人たちは失笑してしまうかもしれない。
まして、姉妹である、私とつかさの間には恋愛感情のようなモノはありえなかった。
ただ、私の指先で、弱々しい刺激を与えるだけで、つかさを笑い狂わせている。
あるいは、こなたの体に指先を走らせて、たったそれだけで、こなたを狂わせている。
その二人の姿を見ていると、無性に心の中がザワザワとざわめいて、胸の中が満たされていく。
苦しそうに笑い転げて、あられもない姿を晒しても、悶えている本人は、そんな事に気を配る余裕もなく笑い狂うだけ。
懇願の言葉や、いかに自分が苦しいかを伝える言葉を口にしつつ、それとは裏腹に、口からは笑い声が吹き出してしまう。
不思議なギャップと、可愛らしい笑い声に、私は確かに興奮して、さらに指を激しく動かす。
端から見れば変態と言われても仕方がない行為。
でも、私の中では、確かに二人が笑い悶えさせる事に、達成感にも似た気持ちが大きくなって来ている。
子供のじゃれ合いだと思っていた。
子供っぽくて、下らないと思っていた「くすぐり」という行為に、私は魅せられてしまったのかもしれない。
……そして、私が感じている限りでは、つかさも。
ほんの少しだけ上気し始めていた気持ちを抑えて、私もつかさの隣へ腰を下ろす。
草原はふんわりとして心地よく、木々の間を抜けて吹いてくる山からの風が、汗ばむ肌に心地よい。
つかさの姿を横目で見ると、未だにぼーっとして空を見上げている。
放り出された両腕、その無防備に広げられた腕の付け根に、どうしても目が行ってしまう。
……
ほんのちょっとした悪戯心が芽生えて、彼女に気づかれないように、そっと、指先を伸ばす。
私の指が体に近づいても、つかさはそれに気づく様子もなく、空を見上げていた。
私は静かに、慎重に、ゆっくりと彼女の左腋の下へ、右手の指先を当てる。
ピクッ
つかさの体は反応するが、彼女は未だに空を見上げていた。
……?
不思議に思いつつも、しめた物と、私は彼女の腋の下に当てた指先を動かしてみる。
ムニュッ
柔らかな皮膚に指先を潜らせる。
汗ばんで、熱くなった肌の感触が指先から伝わって来た。
ビクッ!
大きく体を震わせるつかさ。
見ると、下唇を噛んではいるものの、その視線は一心に夜空へ向けられている。
私の指先は、さらに、彼女の腋の下を震わせる。
グニグニグニ……
半開きの腋の下に指先が潜り込み、モゾモゾと動き回っている。
皮膚の上を指先で優しくなぞるようにして、柔らかな肌の感触を楽しむ。
「……むふっ…!」
モニョモニョと腋の下を揉まれる刺激に、つかさの口から笑いが漏れ始める。
しかし、それでも彼女は腕を閉じる事はせず、必死に夜空を見上げる「振り」をし続けている。
腋の下の肌を摘むように撫でていた指先の動きを、サワサワと踊らせるような動きに変えてみる。
3本の指先で、腋の下の皮膚をかき混ぜるように。
柔らかな皮膚がフニフニと動き、ビクッ、ビクッとつかさの体が跳ね上がる。
「……ぅッ!……むぷっ!……ぐむ…ッ!」
腋の下から伝わる、くすぐったい刺激に笑いの呼吸が激しさを増している。
必死に笑い声を喉の奥に抑え込み、両手で草を掴んで、つかさは腋の下への攻撃に耐え続けていた。
それを良いことに、私は3本の指先で、腋の下をコチョコチョとくすぐり続ける。
優しく、時には爪を立てるようにして。
指の腹で皮膚の上をチョンッと、つつくように刺激したり、2本の指先で肌を優しくつねるようにねじったり。
「ふぶぅッ…!ぐむぅぅっ!……ふっ…!……くひっ!?」
つかさの口から、明らかに笑い声と分かる息が吹き出す。
顔を真っ赤にして、私の与えるくすぐったさに気づいていない振りを続ける彼女に、私は指先で刺激を与え続ける。
「……ひっ!くひっ……あぅっ!うひひっ!」
ビクッビクッと体を動かして、腋の下への刺激に必死に耐えるつかさ。
腋の下には汗がにじみ、私の指先は、その汗を撫でるように皮膚の上をモニョモニョと刺激する。
「はひゃっ……うひゃッ!…お、お姉ちゃッ……あひひっ!?ちょ、ちょっとッ……あははっ!」
くすぐったさに耐えてきた彼女の我慢も限界だったのだろう。
刺激に気づかない振りをし続ける事もままならず、彼女の口から笑い声が漏れ始めてしまう。
「あひゃひゃっ!お、お姉ちゃん……うはっ!?く、くすぐったいよッ……はひひひっ!?」
それでも、なお草を掴む手を離さず、つかさは腕を閉じようとしない。
腋の下で動く右指先は、汗でぐっしょりに濡れている。
その汗に濡れた肌の上を、ぬるぬると撫で遊び、皮膚をかき混ぜ続ける。
「くくくくっ……うははははは!お、お姉ちゃんッ……く、くすぐったいよッ…!あはははははははっ!」
つかさの口から笑い声がほとばしる。
しかし、私は指先の動きを止めず、腋の下の中で、汗と肉を混ぜ合わせるように、ムニュムニュとくすぐったい刺激を与え続けた。
「あはははははははは!お、お姉ちゃん!ほ、ホントにくすぐったいよぉぉ!?ひひひっ……うひひっ!?あはははははははははっ!」
笑い声を上げ、全身をくねらせる。
顔を真っ赤にして、大きな瞳に涙を浮かべながら、私の顔を見上げるつかさ。
私の心は躍るように興奮し、指先だけの刺激だけでは飽き足らなくなって来る。
「くふふふっ!あーっはははははは!うへへっ!お姉ちゃん!あうぅっ!?くくくっ!?くひひひひッ!」
全身を震わせて、私の腋の下への攻撃を必死に耐えている。
全身に汗が浮かび、腋の下も火傷(やけど)しそうなほど熱くなる。
「……我慢が足りませんねぇ、つかさくん」
ニヤニヤ笑いながら、私はそんな言葉をかける。
「うひひひっ!が、我慢してたよぉぉ!……ひはははっ!が、我慢してたのにぃぃッ…くくくっ!」
大きな口から笑い声を上げながら、つかさが叫ぶ。
その叫び声も、漆黒の闇の中へ溶け込むように薄らぎ、遠方に広がっているだろう山並みからは、山びこすら戻ってこない。
「しょうがないから、つかさくんの一番キライな、腋の下ペロペロで終わりにしてあげようかねぇ?」
つかさの顔が一瞬、びっくりしたような表情を浮かべる。
しかし、次の瞬間には、私の顔は、彼女の左腋の下に潜り込んで、その皮膚の上に舌を走らせ始めていた。
「ひぎぃぃぃ!?うはははははははは!しょ、しょうがないってッ……うひぇああっ!?何もしょうがなくないってばぁぁッ……ひぎゃひひひっ!?」
確かに、何もしょうがなくなかったが、私の舌先は、汗に濡れた腋の下をペロペロと舐め続ける。
汗の香り、ぬるぬるとした皮膚の上に、私の舌先が走る。
汗の塩味と甘い香り、頭の中がクラクラとするぐらい、私の全身が熱くなる。
「ぎゃひひひッ!?うへぁぁぁはははははははははッ!お姉ひゃっ……くひゃひゃひゃっ!?うへへへっ!や、やめへぇぇぇぇぇぇッッ!!」
ぺちゃっ、ぺちゃっ、ぺちゃっ……
舌先で柔らかな肌を舐め上げつつ、左手を、つかさの右腋の下へ潜り込ませる。
腋の下の中でグニグニと指先を動かすと、つかさが「びぎゃぁぁぁぁッ!?」と叫び声を上げて、右腕をギュッと閉じてきた。
しかし、腋の下の奥にまで入り込んだ指先は、強く閉じられた肉と肉との間で、汗を潤滑油にするように、クニュクニュと動き回る。
「ぎひひひひひひっ!?あへへへっ!?あははははははははははは!!うへぁぁはははっ!?」
腋の下を舐め続けながら、もう片方の腋の下を指先でくすぐられる。
両方の腋の下から流れ込む、くすぐったさが、つかさを苦しませている。
「うへへへへ!?えはははははははッ……むひひひっ!?お、お姉ちゃっ……うははははははははっ!もうやめッッ!?くひィッ!?もうやめへぇぇぇ!?」
舌を動かしながら、私は一心不乱に、つかさを笑い狂わせる事だけを考える。
「ぎひゃへぇあああっ!?ぐひぇぁっひふふふっ!?あはははははははははっ!お、おねぇッ…ぶふぅっ!?くひひひっ!?うははははははははははは!!」
腋の下に流れ出す汗が量を増している。
それを舌で舐め取り、あるいは、それを指先で腋の下に塗り込むように刺激する。
私にのしかかられて、つかさは身動きもままならず、ただ笑い転げる事しかできない。
「ひぎゃぁひふぁぁははははははは!!へひひひひっ!?ぎひひっ!?うははははははははははははは!!あははははははは!!」
つかさの口からは、すでに笑い声しか聞こえてこない。
腋の下を舐めながら、腋の下の中でムニムニと指先を動かしながら、ただ、つかさが笑い苦しんでいる事への、不思議な興奮を感じつつ。
闇は私たちを包み込み、涼しげな風が時折通りすぎるのを感じながら。
私はもうしばらくの間、この行為を続けようと思った。
「あははははははははははは!!ひぎゃぁくひぎぇぁああはははははははは!!お、おねぇひゃんッ……ぐひひひひっ!?もうっ…くひぃ!?も、もうやめぇぇッッ!!」
つかさが望む行為、つかさが望む時間。
私が望む行為、私が望む、つかさの笑い狂う、妖しげな時間。
腋の下に顔を埋めて、舌を動かしながら、私は思う。
つかさが、ひどく興奮して、私の手を引いて来た理由が分かった。
漆黒という言葉は知っていても、市街地に住んでいる私たちは、本当の闇を知らない。
ここに広がっている闇は、私たちの妖しい遊びを隠し、私たちに、遊ぶ場所を与えてくれる。
「ひぎぇあああははははは!!ひぎぃぃひひひひっ!!もうやだァァァッ!ぎぇひぁひぇあはははははは!!もうやだぁぁぁッッ!!」