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生きてるけど、今は家族のことを最優先中!
「くすぐりの塔」はキャンサーさんから作品が届き次第、ちゃんと更新していきます!
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2019/01/21(月)に投稿された記事
ハルヒをこちょこちょ(8)
昔みたいに「よし、1升からが俺たちの戦いの始まりだ」みたいな事はできマッセーン。
ビール1杯、芋焼酎2杯でもうたらふく。
肉よりも魚、ラーメンより蕎麦、ご飯より野菜スープ。
40になるとはこういう事を言うのでしょう。
みんなも若いうちに色んな物を食べた方がいいぞ!
エロ小説です。
ハルヒをこちょこちょ!の続きー
耳元で少年が彼女の醜態を赤裸々に説明し、その言葉を聞きながらも彼女の敏感な体に送り込まれるむず痒い刺激は、自身の行動を抑える事を拒ませる。
両手足の自由は無く、逃げ出す事も敏感な腋を始めとして脇腹や膝、膝の裏や足の裏すら防御する手段を剥ぎ取られて。
少年の指先はきめ細かな桜色を染まった少女の腋の皮膚を弾き波立たせ、ひどく紅潮し、その整った顔立ちなど見る影もなく体液で汚れた顔は笑いが染み付いていた。
これほどまでにくすぐりとは極まるものなのだろうか、幼い故に敏感過ぎる体の許容量を超えたくすぐりに、彼女は既に抵抗する事すら出来なくなっていた。
ただ、ただ、刺激によって笑い声にならない笑いを口から吐き出す。
その笑いは傍から見れば、ただの吐息にしか見えないだろう。
汗でぬるぬるになった体中の肌の上で、少年の指先がダンスして、強く指を押し当てて刺激され、その度に彼女の体に残された僅かな体力がむしり取られる。
このままでは本当に狂ってしまう、と言う思考すら彼女からは奪い取られていた。
「はぁぁっ……はひひぃっ……あ゛あ゛ぅ゛っ……くぅぅっ……」
腋の下を乱暴に弄られる度にグチュグチュグチュと汗と皮膚がかき混ぜられる音が響く。
脇腹をグリグリさせる度に脳天を突き抜けるようなくすぐったさが彼女を苦しめる。
少年は足の裏はそれほど好まないのだろうか、既に残酷なまでに研ぎ澄まされた腋と脇腹ばかりを攻撃し続けるようになっていた。
荒い呼吸の中、笑いにならない笑いの中で、これほど乱れるものかと目を疑うほどハルヒは笑いに毒されている。
だが、どれほどくすぐりに嫌気がさしても、くすぐりが恐ろしく感じても、心のどこかで自分が悦んでいる自覚があった。
(くすぐったい!くすぐったい!くすぐったいぃぃ!!!)
彼女の頭の中では、もうそれしか考える事が許されていない。
時間の経過など意識させてもらえず、水っぽい音を立てる自分の体中の皮膚がひどく猥褻なものに思え、それを上回るくすぐったさが頭の中で焦げ付いて行く。
だが、そのくすぐりから逃れる事は出来ず、混乱と狂乱、言いようが無い背徳感、苦しみと絶望、そして悦びが混ざり合いハルヒから正常な判断を奪ってしまう。
この地獄の時間はいつまで続くのか、いつまで、この快楽にも似た行為が続いていくのか。
もはや、それすらも考えられなくなり、ハルヒはついに。
(くすぐったい くすぐったい くすぐったい くすぐったい くすぐったい くすぐったい)
全身から力が抜け、ガクガクと体を震わせて、何もかも全ての思考がそれだけになった。
気絶するようでいて人並み以上の体力を持っている彼女が故、そう簡単には気絶する事も出来ない。
永遠とも思える絶望的なむず痒さ、暴力的とも言える終わらないくすぐりに、ハルヒの頭の中に不可解な感情が芽生え始める。
(……気持ちいい)
責め苦に苛まれているにも関わらず、全身を体液で濡らして可憐さなど見る影も無く乱れさせられているにも関わらず、少女の幼い心の中でそうした苦しみを自分の快楽として認め始めた思考が生まれて行く。
ここまでくすぐられた体験は彼女には無く、これほどの苦しみを体験した事も無い、けれども、これほどまでに自分の望みが叶えられた事もまた初めてだった。
あの機械のような物でくすぐられた時ですら、ここまで暴力的、いや殺人的と言っても差し支えないほどにくすぐられた事はなく。
袖が無い服を身に付けているがため必然的にクラスメイト達からくすぐりの対象にされ易い彼女にして、ここまで狂わされた事は今までになく。
壊れて行くのが分かる、自分の感情をせき止めているものが破壊され、苦痛と快楽を隔てている壁が取り除かれて。
ハルヒの体がそれに反応して最後の力を振り絞り、自由になる胴体をのたうち回らせた。
一際大きく抵抗を示し、ガクガクガクと体が痙攣し、目の前が真っ白になる。
それと同時に指先の刺激が遠のくのを感じて、命の危険と紙一重だったくすぐったい時間は終わりを告げた。
「はぁっはぁっはぁっ…んぅっ…はぁっはぁっ」
荒い息を吸ったり吐いたりしながら全身を脱力させると汗が一気に流れ出して彼女をさらに濡らして行く。
振り乱された髪の毛は額に何本もくっつき、口からはだらしなく涎が流れ出し、大きな瞳を薄く開いて止めどもない涙を隠す事もなく。
「つらかった?」と言う少年の問いに「……すごかった」と掠れた声で答えるハルヒ。
「またしてもいい?」と言う問い、一瞬の戸惑い、こんなにも強烈なくすぐりをされたなら、自分はどうなってしまうのか、と言う恐怖と不安。
それと同時に、不安や恐怖を感じるほどの絶望的なくすぐりが再び体験出来る事への期待と嬉しさ。
けれども、次にやられたら絶命してしまう可能性を真剣に危惧して、ハルヒは。
ハルヒは泣き笑いの表情に若干のはにかみを混ぜて「もうちょっと緩くして」と正直な感想を述べた。