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2008/04/27(日)に投稿された記事
桃華とタママないしょの遊び!であります その2
投稿日時:17:24:43|コメント:0件|トラックバック:0件|》本文を開閉
右脇腹へ走り続けるくすぐったい刺激、それが小さなタママの指先によって与えられ続けるのだから堪らない。
人の物とは異なるプニプニとした感触の細く小さな指先が、桃華の敏感な脇腹へグニュグニュと食い込み皮膚をモゾモゾと震わせる。
神経を直接掻きむしられるような激しい感覚、その中に笑いという甘い感覚が混ざり合う。
痛みや苦しみは慣れる事ができるが、強引に精神を覚醒されるくすぐったさには慣れようがない。
「くふふふっ!もうやめぇッ…!はぁぅぅっ!?うははは!!わ、脇腹がぁぁッ…!ダメ!タマちゃ……はひぃッ!?タマちゃんッ!くふふふふふッ!」
脇腹をもみくちゃにされて皮膚と肋骨が擦れ合う度に、この世のものとは思えない強い刺激が、彼女を狂わせようとする。
必死に理性を引き戻して発狂しようとする心を抑え込むと、さらにくすぐったさが覆い被さって来る。
蓄積していく地獄のような苦しみ、さらに笑いによって心がかく乱される。
四肢を拘束されて逃げるに逃げられず、くすぐられている場所を守ろうにも術もない。
ただ甘んじてタママの執拗な悪戯に耐える事以外に、彼女には選択肢は残されていない。
布地の上から脇腹をサワサワと撫で回されたり、モゾモゾと敏感な肌の上を虫が這い回るように刺激されたり。
タママは桃華がやって欲しくないと思う方法で脇腹をくすぐり回していく。
「くふふふっ!もうやめッ……ひゃはっ!?もう……もうやだぁぁッ!!もうやだ…ふぎゃぁぁッ!……もうやだ…くくくくくッ……もう…あははははは!!」
その指先の動きは執拗だった。
くねくねと動き回る彼女の腰、のたうち回る胴体に食いついた5本の指先は桃華の意志に反して、彼女の弱点の1つである脇腹を狙い続ける。
さらにタママの姿が見えない事で、視覚からの情報を封じられてしまっている。
逃げようにも反射的に反応してしまう体、思わずタママの指先が突き立っている方向に腰を動かして、指先を自ら深くまでねじ込ませてしまう結果になってしまう。
その度に全身の筋肉がブルブルと震え、何とか逃れようと体を跳ね上がらせる。
「うーん……ほんとにしぶといですぅ……」
いかにも不満げな口調。
その言葉が終わらない内に脇腹からくすぐったい刺激が突然に消滅した。
くすぐったさに全身をくねらせて根こそぎ体力を奪われた桃華は、妖しげな刺激が消え失せた瞬間にベッドに四肢と胴体を放り出し荒い呼吸を始めた。
「ハァ……ハァ……ハァ……ハ……ッ…ふ、ふぎゃぁぁぁぁぁッ!!?」
一瞬の安楽の時も数秒として続かず、桃華が絶叫にも近い嬌声を吹き上げる。
続けて今までになく頭を左右に振り回し、全身を激しくのたうち回らせ始めた。
「ふっふっふー、モモッチの弱点を攻撃ですぅ♪」
先ほどの不満の声は消え失せて、喜々としたタママの声を耳元に聞きながら桃華は恐れていた事態の到来に必死の抵抗を試みる。
しかし、それがどれほど無意味で、どれほど無駄であるかを彼女が一番良く知っていた。
「…ふぅ…ッ!ふぐぅぅッ……!むひぃ…ッ!!」
数秒の間だけ唇を強く噛みしめ、すでに口の中にまで吹き上がってきている笑いを抑え込もうとする。
しかし、それは無駄な抵抗であると同時に、いつまでも続ける事は不可能だった。
桃華の右の腕の付け根の上をグニグニとタママの指先が這い回る感覚。
今まで脇腹と足の裏をくすぐり回されて敏感になりすぎている体、特に彼女の弱点である腋の下に、タママの柔らかな指先が絡みつくように動き回る。
耐えられない、耐えられるはずがない。
全身を震わせて、何とかしてくすぐったさの中から逃げだそうと試みるが、桃華には選択肢は1つしか残されていない。
「はぁぁ……くはぁぁッ…!くひひひひひッ……!ひぎゃぁぁッ…はひひひひひッ…あはははははっ…ひゃはッ……あはははははッ!」
腋の下に与えられる刺激、脇腹と足の裏に与えられた刺激以上に激しく笑いの衝動が沸き起こる。
その衝動は理性を一気に粉砕し、桃華の口から激しい笑い声が迸り始めた。
「くすぐったいですか?こちょこちょー」
耳元でタママがそんな言葉を囁いてくる。
縛り付けられた四肢と胴体をめちゃくちゃに動かし、全身を転げ回らせて桃華は腋の下へ加えられるくすぐったい攻撃に対抗しようと試みる。
しかし、逃げられずタママの手も振りほどけない以上、ベッドに縛り付けられて大きく露出した腋の下に這い回る指先を受け入れるしかない。
「ひゃぎぃぃッ……くはああぁぁあははははははははは!!!く、くすぐったいぃぃッ……!くひゃぁああはははははははははは!!はぎゃぁあああ!!」
ベッドがギシギシと軋み、両腕両足に力が入り手首を拘束している腕輪がギュッギュッと音を立てる。
しかし、どんなに力にを入れても、精一杯に全身を動かしてもタママの指先から逃げる事は決してできない。
「ぎゃぁぁああはははははははッッ!!あはははははは!あはははははははは!!はひぃぃッ…ご、ごめんなさぁぁいぃぃッ!!ひゃははははは!!ごめんなさいぃぃッッ!!」
くすぐったさに無意味に謝りの言葉を叫ぶ。
しかし、そんな言葉も懇願も、今のタママに対しては全てが無意味だと言う事は分かっていた。
分かっていても1秒でも早くくすぐったさから逃れたい。
笑いと苦しみの地獄から逃げ出して、早く楽になりたい。
そんな思いだけが彼女に無駄な足掻きを強要する。
「うーん、謝ってもらってもボク困るんですよ……だから、もっとくすぐっちゃいます!」
タママの無慈悲の言葉。
桃華は耳に届く、その残酷な返答に絶望を感じながら腋の下に与えられ続ける5つの刺激に暴れ回る。
「ひゃがぁぁッ…!あははははははははははは!!あはは!!あはははははッ!!あはははははははははははッッ……あーっははははははははははッッ!!」
自分の意志でコントロールできない『笑い』。
腹部の筋肉が引きつり、大きく開かれた口の端が少しだけ痛む。
笑いすぎたからだろうか、目尻には涙が浮かび始めて、舌の裏側には唾液が溜まりそれを飲み込む事もできない。
「あははははははははは!!ひゃひぃぃ…ッ…!くひひひひひひッ!もうダメだってぇぇぇぇぇぇッッ!!腋が…腋ぃぃぃぃ!!もうダメぇぇぇぇぇッ!!」
腋の下から流れ込む激しい刺激に強引に笑いを押しつけられ続ける。
激しくくすぐり回され、執拗に笑わせられ続ける事の苦しみは、下手な痛みや苦しみとは比較にならない。
腋の下の上で、タママの指先が汗に濡れた皮膚を撫でるように刺激すると、タママの指先と汗が絡み合うクチュックチュッという音が僅かに聞こえてくる。
そのまま腋の下の窪みに入り込んだ指先が、皮膚を摘むようにクニクニと刺激し、二の腕へ這い上がっていく。
「ひゃぎぃぁぁぁッッ…!ふぎぃぃぃいひひひひひひひ…ッ!うひゃひゃひゃっ!ごめんなさぁぁいぃぃぃいぃぃ!!」
二の腕をさんざん撫で回した後、再び腋の下へ戻ってくる指先。
柔らかい皮膚をめくり上げるようにしてコチョコチョとかき混ぜた後、指の腹で窪みの中心を撫で遊ぶ。
「はぎゃぁぁぁッッ……!!くはははははははは!!あははははははははッ…あははははははははは!!お願ッ……ケホッケホッ…あぎぃ…ケホッ…」
言葉を発しようとして口の中に堪った唾液が気管に入り込む。
思わず咳き込むが笑いのために気管に入り込んだ唾液を吐き出す事もできない。
「ケホッケホッ……あははははははッ…ゲホッ…!ぎゃひゃぁぁ…!ゲホッゲホッ……あはは…ケホッ…ははははははッケホッ……ゲホッ…く、苦し…あはははは…ゲホッ…」
咳き込み一気に肺の中の空気が奪われる。
笑いによって呼吸のままならない彼女にとって、これは酸素を吸い込む事ができない事を意味している。
「わ…腋ぃぃ…!ゲホゲホッ…あははッ…ぐるじぃ……あははははははッ…ゲホッゲホッゴホッ……ぐるじ…ぎひひひッ…ゲホッゲホッ……」
腋の下には相変わらず執拗なタママの指先が這い回る。
くすぐったさと、激しく体を動かした事で汗でびっしょりに濡れている腋の下の柔らかい皮膚の上をグニュグニュとくすぐり回す。
指先を肌に食い込ませるようにしてグリグリと刺激したり、指先でチョンチョンと突き回す。
1つ1つの動きが桃華に笑いを起こさせ、同時に気管に入り込んだままの唾液による咳を誘発する。
「だ…だすげ……ゲホッゲホッ…くふふふッ…ぐッ…ゴホッゴホッ…ぐるじぃぃ……ぎゃひひひひッ…!!ゲホゲホッ……ぐるじぃぃ……」
吐き出すばかりの呼吸、笑いと咳が強制的に彼女の体内から酸素を奪い去る。
口からは涎と泡が流れ、その瞳は虚ろに宙を見つめながらグルグルと回り始めている。
頭の中が朦朧として、くすぐったさと酸欠で少しずつ意識が遠のき始めた頃、突然に腋の下からくすぐったい刺激が消え失せる。
同時に、
「ゴホッゴホッ……ゲホゲホッ……ゲホッ…ゲホッ…!」
酸素を吸い込もうとしつつ、気管に入り込んだ唾液を強引に吐き出そうとする桃華は激しく咳き込む。
意識を失う寸前という所で解放された彼女は、まだムズムズとする腋の下を気にしつつも、ひたすらに咳と呼吸を繰り返した。